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「これが言葉のプロとされるテレビの大人たちのありのままだという。若者の“ヘンテコ”用語を“シノゴノ”言えなくなってくる。」

上の例(“ ”内)に示したように漢字・ひらがなを故意にカタカナ表記するのはどのような効果をねらってのことなのでしょうか?また何か効果があるとするならば何故そのような効果が生じるのでしょうか?

A 回答 (7件)

個人的な推察ですが、



・カタカナは外来語に使われることが多い
・意味を持った文字ではなく、音だけの文字である

 などにより、言葉の指す内容が異物化されているように思います。

 その言葉の意味を分かっているのに、敢えて外来語のようにカタカナを使い、「聞き慣れない言葉」であるかのようにして使われることで、効果が生まれてくるのだと思います。 

 言葉を使っている人は、自分がその言葉を知らない体で話します
 それによって聞き手は、自分でその意味を考える必要があります。

 実際、話し手は言葉の意味を知っているし、聞き手もそれを分かっている。つまり「ここが重要です」という話し手から聞き手へのメッセージが暗黙の了解として伝わって、それが強調になるのではないでしょうか。

 またそのようにカマトトぶった白々しい芝居を打つことで、当てこすりや皮肉の効果が生まれます。

 勿論そこまで意識して使われることはないでしょうが、
 感覚としてはそんな感じではないでしょうか。

この回答への補足

わたしが質問の中で引用したのは、椎名誠氏の「嫌いな言葉」と言うエッセイの中の一部分ですので、当てこすりや皮肉の効果は十分考えてのことだと思います。

漢字ひらがな交じりの文章の中に突然カタカナが出てくると、それが本来漢字・ひらがなで書かれるべきものであれば尚更に読者の文章を読むリズムを断ち切ってしまって「このカタカナ語は一体何を意味しているのか?」と考えさせる効果はありそうですね。

補足日時:2010/03/06 12:55
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この回答へのお礼

ご回答ありがとうございました。

お礼日時:2010/03/08 22:34

標準和名はなぜ片仮名なのか、ちゃんと理由はあると思いますが。

この回答への補足

http://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%92%8C%E5%90%8D

漢字ひらがな交じり文のなかで視覚的に目立つようにした、と言う点ではいっしょみたいですね。

補足日時:2010/03/08 10:39
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片仮名はサウンドを表わすための字です。

辞書で音読みは片仮名、訓読みは平仮名という使い分けがされている物が多いのは偶然ではないわけです。
だから書き手は字の意味から離れるために使います。
出されている例では「ヘンテコ用語」は「ヘンテコ用語」という独特の様式を暗示しますが、「シノゴノ」は単に無意味な悪文だと思います。文字数の節約が目的なのでしょうか?いわゆる紋切型です。
「四の五の」と書いて違和感を感じ、「しのごの」にしてみても読みにくい、そこで片仮名にしてしまったのだと思います。
会話の中であれば「しのごの」はそれほど違和感は無いのだと思いますが。
会話体を意識したのでしょうが、この文章は書き言葉からあまり離れてはいないと思います。そもそも「しのごの」が古過ぎで会話の中でもあまり使われていない。そういう違和感が片仮名の使用につながったのかも。
それを言っちゃえば「へんてこ」も充分古くさいですが。

変態に対してヘンタイはある種の類型を示していると思います。
そういうことから言えば例文は「ヘンテコ用語をシノゴノ」言う、俗物的な「テレビの大人たち」の類型的な様子の揶揄が入って入るのかもしれませんね。

実例ではないということでしたらなんとも答えられません。

髪切虫をカミキリムシと書けば髪を切るかどうか知らんけどある生物学上の特定の種類のそう呼ばれている虫を差す語になりますが、これは髪を切るという意味から離れる必要があるから当然のように受け入れられるのだと思います。
蜂とか蟻の場合、字義にそういう要素が感じられないから漢字のままでもそこまでの差が無いのでは。

この回答への補足

質問文中に引用したのは椎名誠氏の「嫌いな言葉」(初出は岩波書店、「図書」)と言うエッセイの中の一部です。かつて「昭和軽薄体」なる文章である意味一世を風靡した方ですが、平成の現在でもその残渣を文章にくっ付けたままのようです。それとカミキリムシ等の所謂分類学上の「標準和名」はカタカナで表記すると言うルールがありますので、わたしの質問とは関係ないと思います。

補足日時:2010/03/06 12:14
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この回答へのお礼

ご回答ありがとうございました。

お礼日時:2010/03/08 22:36

「普通じゃない」ということはおそらく感じられるでしょう。

万人に共通と言えるのはここまでで、真意は書き手にしか分かりません。しかしこの例で言えば「変てこ」より「もっと変てこ」な感じはします。本来日本語であるものを片仮名にするとわけの分からない外来語とか擬音語のような、変てこがポンコツに近くなったような印象を私は受けます。「シノゴノ」も同じで、普通に「四の五の」いうより言っている内容がわけ分からんとか支離滅裂、壊れているように見えます。

何かのタイトルを片仮名だけで書いているものもよくありますが、これも程度の差こそあれ、日本語としてまともでない印象があります。たとえば、上手く表現できない気持ちとか機械が話しているとか、ひらがなだけだとそれに加えて幼いとか未発達な感じとか。
結局のところは書き手にしか分からないし(単に見た目重視ということもあるかもしれない)、読み手の感じ方もさまざま。それが書き手の意図に近いかもしれないし大きく外れているかもしれない。
こういうところが日本語の特色でもあり難しいところでもあります。

余談ですが、よく分からないのが「カタチ」。CMに特に多く見られるので何かおしゃれな感じを狙っているようには思えますが、「形」なんておしゃれさを込めるようなものでしょうか。
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この回答へのお礼

ご回答ありがとうございました。

お礼日時:2010/03/08 22:33

 こんにちは。


 <何故カタカナを使うとシャレやテレを表現できることになるのかが分かりません。>についてです。
 若者言葉として「~だよ」を「~だヨ」などとすることがあるらしいです。後者の方が彼ら彼女らにとっては「くだけた」表現なのでしょう。所謂「俗語」、「スラング」の一種かと思います。
 また、「へんてこ」や「しのごの」という平仮名表記では格好悪い。さりとて「変てこ」や「四の五の」では親しみが感じられない。それでしょうがなく片仮名表記をしていると私は解釈しました。つまり、苦肉の策ということです。
 参考にして下さい。

この回答への補足

何故カタカナ表記を使いたがる人がいるのかは分かってきましたが、カタカナ表記がそれを読む人にどうしてそのような印象を与えるのかが未だに分かりません。

例えば、カタカナ表記とローマ字表記は少し似ているところがありますよね。漢字だと直接的に意味が伝わりますが、カタカナだと一度頭の中で漢字に変換する作業を伴うので、その時に再度文章を読み直さないといけない。そんな理由である種の刺激を読む人に与えるのでしょうか?またカタカナ文字の形状は単純で直線的ですが、そのような形状が漢字かな交じり文の中で一際視覚的な刺激を与えるためでしょうか?

補足日時:2010/03/04 17:31
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この回答へのお礼

ご回答ありがとうございました。

お礼日時:2010/03/08 22:32

1)外国語の音を表している場合


2)ひらがなと漢字の背景の中に埋もれないように目立たせたい場合
3)シャレやテレや心理的なものを表したい場合
などなど。

この回答への補足

>1)外国語の音を表している場合
これは「漢字・ひらがなを故意にカタカナに」と言うのではありませんね?
2)については何となく分かります。3)については何故カタカナを使うとシャレやテレを表現できることになるのかが分かりません。

補足日時:2010/03/04 16:08
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この回答へのお礼

ご回答ありがとうございました。

お礼日時:2010/03/08 22:31

それは、書き手がそこを強調してますよ、と伝えたいためにそうしているのです。

hitomi1980さんが疑問に感じられたように、そうしたからといって読み手に伝わらない場合もある (というかその方が多い) ので、読みやすい文章とは言えないですね。

この回答への補足

なぜカタカナにすると強調したように感じられるのでしょうか?

補足日時:2010/03/04 15:51
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この回答へのお礼

ご回答ありがとうございました。

お礼日時:2010/03/08 22:31

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