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 ジーニアス英和辞典で,happen の意味を「起る」としてあるのに,前々から違和感を覚えていたのですが,何気なく広辞苑で調べると,「起る」となっていました。いろいろな辞書で調べると,「起こる」のものもあれば,「起(こ)る」となっているものもありました。
 結局,どちらでもいいのでしょうか。昔は主に「起こる」だったと思うのですが,最近変わってきたのでしょうか。たしか,「短い」は昔は「短かい」と表記していたのだったと思います。「おこなう」は「行う」が正しく,「行った」だと,「いった」「おこなった」のどちらにもなるのですよね。どうして「行なう」でないのでしょうか。

A 回答 (4件)

『送り仮名の付け方』(昭和48年内閣告示第二号)



1 活用のある語
通則2

 本則 活用語尾以外の部分に他の語を含む語は、含まれている語の送り仮名の付け方によって送る。(含まれている語を〔 〕の中に示す。)
〔例〕
 (1)動詞の活用形又はそれらに順ずるものを含むもの。
  起こる〔起きる〕 (その他の例は略)
   ̄ ̄
 許容 読み違えるおそれのない場合は、活用語尾以外の部分について、次の( )の中に示すように、送り仮名を省くことができる。
〔例〕
  起こる(起る)
    ̄
(旧版;昭和34年内閣告示第一号は未確認です)

ということで、
本則・許容のどちらを使ってもかまいませんが(判断しかねる場合は本則)。

ただし、文部省の公用文送り仮名用例集では本則の「起きる・起こす・起こり・起こる」を上げています。学校教科書も同様でしょう。
なお、新聞社・通信社・放送局の用字用語集でも、本則を採用しています。
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この回答へのお礼

 ご回答ありがとうございます。
 #2の方のお礼のところにも書きましたが,「読み間違えるおそれのない場合」の意味するところが納得しにくいです。
 やはり本則の「起こる」「終わる」がなじみやすいですね。まわりの人を見ると,「起こる」がほとんどですが,「終わる」は「終る」とする人がけっこういます。

お礼日時:2006/01/21 10:37

送り仮名の表記は国で決めているものがあり、学校教育はそれに従って行なわれています。

文化庁の国語施策情報システムが詳しいです。参考URLの通則1と通則2を見てください。

でもこれはあくまで指針であって、「起こる」が正しくて「起る」が間違っているというわけではありません。個人レベルではどちらを使おうが、全く自由です。小説家なんかもみんな自分が好きな送り仮名を使っています。

それに、国で決める送り仮名も時々変更されていますしね。

参考URL:http://www.bunka.go.jp/kokugo/frame.asp?tm=20060 …
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この回答へのお礼

 ご回答ありがとうございます。
 通則2によると,「起る」も許容されるということですね。
 広辞苑はなぜ「起る」の方なのでしょう。試しに調べると,「おわる」も「終る」となっています。

お礼日時:2006/01/21 10:31

常用漢字などの取り決めとともに確か送り仮名に関しての表記原則みたいなものがあったと思います(たぶん文部科学省のサイトなどからわかると思います)が、とりあえず私見としては以下のように考えます。


送り仮名の振り方は「動詞語幹+活用部分」という考えでいけば、「起る」では「起らない」「起ります」と「おこ」までが固定で、以降が活用で変化するのでこの部分が送り仮名になるということです(個人的には「起こる」の方がいいと思っていますけど)。
「短い」も、「短く」「短ければ」と活用すると、「みじか」までが語幹で固定、それ以降が送り仮名となり、これでいうと他の例も大体説明できると思います(「行う」も「おこな」までが固定の語幹)。
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この回答へのお礼

 ご回答ありがとうございます。
 #3, 4の方のところにある内閣告示によると,
「動詞語幹」で固定が原則→「起きる」という語があるので,「お・こる」とする→ただし,「おこ・る」も許容される
 ということなのだと思うのですが,「読み間違えるおそれのない場合」というのはどういう意味なのでしょう。「落す」はいいとしても,「起る」は読み間違えると思うのですが。
 「おきる」の場合は,「起きる」と決め,「おこる」は「起こる」「起る」いずれも許容されると考えれば納得できます。
 広辞苑はなぜ「起る」なのでしょう。昔からなのでしょうか。

お礼日時:2006/01/21 10:26

私も結構疑問に思っていて、質問内容については一緒に質問したい立場なのですが、


ちょっとだけ参考にでもなればと思います。
あぶない→「危ない」「危い」を昔どっちか迷ったときに調べて知ったのですが、
「危」は「あぶな」までこの一字で読むので本当は「危い」が正しいのですが、
それだと「あやうい」とも「あぶない」取れるので、区別するために「危ない」とかく場合もある。
と出ていました。
パソコンの変換ではもう「危ない」しかでませんが、漢字もそうやって分かりやすく変わっていくのかなぁと思います。
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この回答へのお礼

 ご回答ありがとうございます。
 では,「いった」と「おこなった」を区別するためには,「行なった」としてもいいということでしょうか。
 と思ったら,#4の方の紹介されている内閣告示の通則1の方の,許容の例として,行うを行なうとしてもよい,とありますね。

お礼日時:2006/01/21 09:57

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