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 上一段動詞の「起きる」を活用させると「き・き・きる・きる・きれ・きろ(きよ)」となるじゃないですか。この場合「起きる」の「おき」は変化がないから語幹に相当するような気がするのですが、実際には語幹は「お」だけ、というのが正解ですよね。すなわち「おき」を語幹にしてしまうと語尾の活用は「○・○・る・る・れ・ろ」となってどんな上一段動詞でも同じになってしまう、これでは行の判別ができないので行が判別できる「き」を活用語尾に含める、という考え方は正しいのでしょうか。もし正しいとしたら、「き」は本来語幹であるはずだが、都合により活用語尾に含まれていると受け止めてよいのでしょうか。

A 回答 (3件)

大学で言語学をやったもので、専門家というほどのものではありませんが、言語学では、こういう場合、ひらがなで考えるのではなく、音素で切り取ります。



この場合、O,K,I,R,U、になり、語幹は厳密には"OK-"になるのではないかと思います。
Kの場合は問題がないですが、「帯びる」の"B'"など、一部の子音はイ段になると軟化することにも注意しなければなりません。

現代語で"OK-"を語幹にすると、語尾の活用は、"-I,-I,-IRU,-IRU,-IRE,-IRO"となります。
これが上一段動詞の活用語尾ですね。

それが何行なのかというのは、語幹の最後の子音によって判別することになるはずです。つまり、行の判別は語尾で決めるものとは限らないのではないかと思います。

外国語においても「語幹」の定義は、ある語が活用する時にそのまま残る部分、ということだったと思います。「起きる」の活用では"OKI-"までが一緒ではないかと思われるかもしれませんが、この「活用」という場合は広く捉え、「起こす」なども考慮するはずです。

散らかった説明ですみません。
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No1回答で書かれているとおり,


現在の国文法は,古文(文語文)の文法を引きずっているので,現代文だけで考えるとおかしなことがでてきます。
その例が,この質問であると思います。
起きる(上一段動詞),建てる(下一段動詞)など,全部おなじ関係です。

参考ですが,外国人向けに日本語を教えるときに使われている「日本語文法」では,起きる・建てるなどの上下一段動詞は「2グループ動詞」として,
「起き」や「建て」は「マスの(付く)形 」と教えられます。
(つまり,ここでは「起き」までを語幹扱いしているとも考えられます。ただし語幹・語尾とは特に教えないかも…)
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う~ん、どうなんでしょう。


自分は文法の専門家ではないので確かなことはいえませんが、私としては、「き」を活用語尾に含めるのは古代語との一貫性をとるためというのが一番の理由だと思っています。

現代語では「起きる」は上一段活用ですが、古くは「起く」という上二段活用の動詞でした。
「起き・起き・起く・起くる・起くれ・起きよ」
と活用したわけです。
で、この上二段活用では、明らかに「起」が語幹で「く」が活用語尾です。
「起く」という動詞が時代の流れとともに段々と「起きる」に変化していったというわけですが、変化の過程では上一段と上二段が混合して使われていた時期などもあるので、上一段と上二段の間に明確な線引きがあるというわけでもないのです。
従って、上一段と上二段とで単語の語幹の部分は統一しておいたほうが文法を研究する上で都合がよいのではないかというのが私の考えです。
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