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何故徳間書店はジブリの作品を大映配給としなかったのでしょうか
そうすれば角川書店に売却する必要も無かったと思いますし
松竹東宝の共同公開で東映に対抗出来たと思うのですが
今ジブリの徳間本体との合併が再燃しており制作に影響しないか心配です

A 回答 (1件)

「ナウシカ」「ラピュタ」は東映で、「トトロ」から東宝になりますが、宮崎駿監督が東映動画出身なのが大きいんじゃないでしょうか?


ナウシカ製作時は大映は徳間傘下でしたが、過去に大映が配給を手がけた作品にアニメ作品が無いことも(ゼロではないと思いますが)、大きな要因になっていたはずです。
アニメの場合、客層のターゲットはまず子供ですが、どのシーズンにどんなかたちで公開することがいちばんいいのか、東映の方が熟知していたといっていいと思います。
また大映は80年代徳間康快社長のもと、「首都消失」「未完の対局」「敦煌」を手がけましたが、製作費のわりに、それほどのヒットとはならず、経営状態もそんなに芳しくなかったようです。
大映は2000年に徳間康快社長が死去すると、その2年後の2002年には角川に売却されますから、かなりワンマンだった感じです。映画の製作や配給は、出版業と比べたら、大きな博打に近いところもありますし。
いまでは”ジブリ=東宝=日テレ”という関係が出来ていますが、「ナウシカ」の頃だと、アニメ映画に関しては、その実績から東映が興行をもっとも成功させる確率が高い、と判断したんでしょうね。
大映は映画館を持っていませんし、その点、東映は直営館もありますから、このあたりも映画館があるないで、収益は大きいので考慮されたと思います。
また今でこそ、各映画館は好きな映画を上映できるようになりましたが、当時はブロックブッキングといって、系列の配給作品しか上映できないシステムが存在したので、その影響もあったと思います。
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この回答へのお礼

早速の回答ありがとうございました。
そうですか配給制限ですか。
そういえば5社協定って俳優の移籍制限もあったと聞きました。
現在の自由参加に近いものも映画斜陽の産物なのでしょうね。
本当にご指摘感謝致します。

お礼日時:2010/05/05 19:08

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