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申請書の様式の変遷(市長に「様」は必要?)

以前、「市長に「様」は必要?」という質問がありました。
http://oshiete.goo.ne.jp/qa/4927133.html
役所から定額給付金の申請書の宛名部分に「○○市長様」とあり、それがおかしいのではないかという質問です。
(返信用封筒の宛名は「担当部署名 行」となっていたということです。)
この質問では、申請書を作った職員の感覚に問題があったという結論付けで終わっていますが、
それだと返信用封筒には「行」を使っていたことの説明がつきません。

ここから申請書様式の変遷に興味を持ちました。
たぶん、最初は記入例だけがあり、申請者はそれを書き写すだけだったろうと思います。
次第に、ガリ版などで同じ様式を簡単にたくさん印刷できるようになったことで、
本人に個別に記入してもらいたい部分だけを除いて作成した「様式」が普及したのではないでしょうか。
また、記入する人にとって便利なように様々な説明書きをつけるようになり、
現在の、本人が書いたというよりは、行政や企業側が作ったという印象の強い形式になったのではないでしょうか。
このあたり、ご存知の方がいらっしゃいましたらぜひ教えてください。

次に、申請書には「様」、封筒には「行」を使うことについてです。
近頃では申請書にも「○○ 行」「「○○ あて」を使う役所や企業が多くなっていると思います。
ただ思うに、封筒はあくまで申請書の提出を促した側が作ったもの、申請書は申請者本人が作ったものという考えで作られていたために、
このような違いが生じていたのではないかと思います。
あるいは、封筒やはがきの宛名はともかく、文書本文の宛名を書き直すのはみっともないという美意識があったのでしょうか。
会合への出欠確認の返信用はがきは、返信する人が「ご芳名」「ご住所」を直す慣習になっていますよね。
これも、直すのは相手方が準備したものだから直してよい(「行」を直すのと同じで)のでしょうか。
手紙や文書のマナーの歴史・成り立ちという感じになるのかと思いますが、よろしくお願いします。

A 回答 (1件)

たぶん、なので参考程度に聞き流してください。



「行」というのは「返信の手紙のあて先」につけるものなので基本的には申請書には使っていなかったものだと思います。
「返信」なので自分に戻ってくるものに尊称をつけるのはおこがましいということから「○○のところに行く手紙」として「行」が使われたのでしょう。


申請書が様式化される前は、申請者が必要と思われる事項を記載して申請したのでしょうが、それだと記載漏れがあったり、不要な情報もあったりすることから「形式化」して「様式」となったものと思います。
そのため「申請者が書くべきものをあらかじめ書いておく」ということから「市長殿」といった記載をしていたのでしょう。
しかしこれもまた「自分たちの組織の長に尊称をつけるのはおこがましい」という考え方から「宛」という表記になったのだと思います。
個人的には申請書に「行」があまりふさわしくないようには思います。

ちなみに私の所属部署であるときから申請先を「宛」にしたことがありますが、それを「様」や「殿」と直して提出してくるものはほとんどありません。

いずれにせよ「手紙」と「申請書」が目的や用途も違うので同列に論じるのは無理があります。
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この回答へのお礼

回答ありがとうございます。
>それだと記載漏れがあったり、不要な情報もあったりすることから「形式化」して「様式」となったものと思います。

そうですね、きっちり分かりやすく様式化してあると、申請者側も受ける側もお互いに良いですよね。
昔の様式は、最近の様式と比べると説明書きははるかに少なかったような気がします。
はっきり覚えているわけでなないですが。
今はパソコンでいろんなレイアウトや文字設定も楽々だから、そういうことに起因している部分も多いのかな。
でも、親切な作りにすればするほど「行政に書かされている」感を持つ人が増えるのはおかしな矛盾ですね。
本当は、個人の要望を申請するものなのに。

>ちなみに私の所属部署であるときから申請先を「宛」にしたことがありますが、それを「様」や「殿」と直して提出してくるものはほとんどありません。

そのとおりだと思います。
何でも便利な時代になって、マナーや作法を気にしない人が増えていると思います。
私も作法には詳しいほうではないですので、年配者から「これはこうだよ」と指摘されると、昔はいろんな作法にきっちりこだわっていたんだなと感じます。

お礼日時:2010/05/29 21:30

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