坑うつ剤

Question

坑うつ剤

うつ病の治療に使われる坑うつ剤にもアッパー系とダウナー系とあるそうですが
どの坑うつ剤がアッパー系でダウナー系はこれとか教えてください。

ナゼ気分を晴れやかにする薬なのに、この様な区分が生まれるのでしょうか？

pharmacy77 · Accepted Answer

本来、抗鬱剤にアッパー系やダウナー系といった区分は医学、薬学的には無いのですが・・・。
敢えて説明するなら、抗鬱剤にはセロトニンというダウナー系物質に強く働きかけるタイプと、ノルアドレナリンというアッパー系物質に強く働きかけるタイプがある、とお考え下されば、解り易いでしょうか。セロトニンに強く働きかける、つまりセロトニンの作用を強くする代表的なものは、アナフラニール、トリプタノール、スルモンチール、デジレル、SSRIと呼ばれるルボックス、デプロメール、パキシル、ジェイゾロフトなどがあります。ノルアドレナリン系はノリトレン、アモキサン、トフラニール、SNRIと呼ばれるトレドミン、サインバルタなどがあります。

higegie2 · Answer

一口にうつ病と云っても、症状は様々なことが多いですよね。

不安感・無気力・意欲の低下・倦怠感・興味、喜びの喪失・食欲減退・罪悪感・自傷・絶望感・希死念慮・不眠・イライラ・焦燥感・食欲亢進・破壊衝動・暴言・暴力的、等々

色々な症状があり、ある患者にはダウナー系が合い、別の患者にはアッパー系が合うケースもあるのでしょう。また、その両方が必要と思われるケースもあるのでしょう。ダウナー＆アッパーと云うよりも、マイナートランキライザーとメジャートランキライザーと表現したほうが良いのかもしれない。トランキライザーって精神安定剤を意味します。

マイナートランキライザー・・・デパス、レキソタン、メイラックス、ワイパックス、コンスタン、セレナール、ソラナックス、セルシンなど。

メジャートランキライザー・・・セレネース、コントミン、ヒルナミン、ピーゼットシー、メレリル、ホーリット、ドグマチール、ルーラン、ジプレキサ、セロクエル、リスパダール、エビリファイ、ロナセンなど。

どちらの薬も、症状に向かう薬であり、病の原因に届く薬ではないことは確かです。
従って、両方を使うケースもあるのですが、それって、車のブレーキとアクセルに例えれば、高速運転中にフルアクセルで踏み込んでいるのに、急ブレーキを同時に掛けるのに近い気がしてならない。
車だったらスピン回転して大事故ですね。・・・人間の場合だってそういうことはあるのでは？・・って思ってしまう。

厚労省は先月、向精神薬の処方に注意喚起　「自殺につながる」
2010.6.24 23:57 
　抗うつ薬や抗不安薬、睡眠薬など「向精神薬」の飲みすぎが自殺につながっている可能性があるとして、厚生労働省は２４日、日本医師会や精神科病院の団体などに対し、自殺の危険性がある患者には長期、多量に処方しないよう呼び掛ける通知を出した。
　通知は、年間の自殺者が３万人を超える中「自殺の恐れがないか判断し、投与の日数や量に注意する必要がある」としている。

坑うつ剤

本来、抗鬱剤にアッパー系やダウナー系といった区分は医学、薬学的には無いのですが・・・。

一口にうつ病と云っても、症状は様々なことが多いですよね。

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