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「ご一緒しませんか」について(外国人質問)

「今晩みんなで食事に行くんですけど、課長もご一緒しませんか」

今日、上記の文をある人(多分日本人の方)が録音したMP3教材から聞きました。ですが、私の今まで学んできた日本語知識から見れば、聞き手を誘うとき、「ご一緒しませんか」というのは違和感を感じます。普通、「ご~する」というのは話し手が謙って言うんではありませんか。それなのに、この文はなぜでしょう。

よろしくお願いします。

A 回答 (4件)

A→「一緒」という名詞に「に」という助詞を付けたら連用修飾語になります。


  そこへ「行く」と続ければ、「一緒に行く」という言い方が成立します。

B→「ご一緒する」の「一緒」は、「する」を付けて、さらに「ご」を付けて、
  「ご~する」の形になって謙譲表現として成立する自動詞です。

AとBは分けて考えてください。
「ご」を付けて敬語化、というふうに捉えるのは危険ですし、
No.3さんの回答の趣旨もそうではないと思います。
「ご一緒に」は「一緒に」をちょっと丁寧な感じにしただけです。

「ご(お)~する」は謙譲表現、「ご(お)~になる」は尊敬表現、
というように、あくまでも基本の形を大切にしてください。
「ご一緒」+「しませんか」と捉えるのは明らかな誤りです。
「ご利用できません」が敬語として成立しないように、
「ご」に頼りすぎると、日本人のように落とし穴にはまりますよ。

謙譲表現は、自分の側を下げるわけで、他人の行為についても言えます。
「社長、来月の出張は、○○がご一緒しますからご安心ください」
                   ← ○○は話し手の部下。
「△△様、来月のご旅行には弊社の○○がご一緒してお世話いたします」
                   ← △△は大切なお客様。
                   ← ○○は話し手の上司。

でも、「今晩みんなで食事に行くんですけど、課長もご一緒しませんか」は、
上記のどちらでもありませんから、日本人にとっても難しいですよ。

今夜は食事会、一応みんな3000円ぐらいは払うつもりだけど、
オーバーしても、その分は社長がカバーしてくれるから安心だ。
日ごろは頼めないちょっと高級なワインなんかもオーダーしちゃおうかなぁ。
おっ、食事会の話が決まったとき、外回りで不在だった課長が戻ってきたぞ。
食事会のことを知らせておかないといけないな。
「課長、今晩、食事会をやることに決まったんですよ。
1人3000円ぐらいで、社長がポケットマネーをど~んと出してくださるから、
ちょっと急ですけど、課長もご一緒しませんか」(⌒¬⌒)

社長がそこにいない場合、話し手は目の前の課長に対して敬意を表し、
No.1さんの回答にあった「ご一緒にいかがですか」、あるいは、
「いらっしゃいませんか」「参加なさいませんか」と言いますが、
社長が近くにいて、話し手と課長の会話を聞きながらにこにこしているのですよ。
太っ腹の社長に甘え、ごちそうとおいしいワインというお得な食事会、
これは行かなきゃ損だよ~ん(⌒・⌒)
こういう状況なら、「ご一緒しませんか」は許容範囲内だと思います。
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この回答へのお礼

ご補足大変有難う御座いました。それと、ほかのみんなご助力も有難う御座いました。

これで、不明の点も一応すべてははっきりと分からせていただきました。ちなみに、いい仮説文ですよ、甘えられて親しみやすい社長さんがいたら、みんなの福運ですね。

お礼日時:2010/07/13 20:16

一緒の意味は、仲間になる事、連れ立つこと 行動を共にすること


        同時、いちどき
この場合課長もご一緒に、と聞き手を誘っているので、
聞き手にかかわる動作、聞き手ても共にと云う意味。
課長が一緒に行くかどうかを尋ねているので敬語になります。
例文
先生も一緒に行きませんか。
先生もご一緒に行かれませんか。

先生も一緒に食べませんか。
先生もご一緒に召し上がりませんか。

先生も見ますか。
先生もご覧になりますか。 

課長もみんなと一緒に食事に行かれるのですね。私もご一緒いたします。                 
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この回答へのお礼

ありがとうございました。
こう見れば、単に「一緒」に「御」をつけて、敬語かさせたんですよね。やはりこうなると納得もいきそうです。

お礼日時:2010/07/12 12:14

鋭いご質問ですね、感心しました。


今、敬語をきちんと使える日本人は非常に少ないですから、
かく言う私も、一生懸命に考えてやっとどうにか答えが浮かんできたという有様です。

「ご一緒する」は謙譲表現であり、自分の行為について言うのが基本ですが、
自分と同等以下の他人の行為について言うこともあります。
同僚や後輩に向かって「○○さんもご一緒しませんか」と言ってもいいわけです。

でも、課長が、話し手や「みんな」より目上なら、
その課長に向かって「ご一緒しませんか」とは言いません。
「課長もいらっしゃいませんか」と言うところです。

ただ、一つ考えられるのは、「みんな」の中に社長が入っている場合です。
そうなると、「ご一緒する」のは話し手を含めた「みんな」であり、課長も「みんな」の中に入る、
だから「課長もご一緒しませんか」も、ありえなくはないと思います。

謙譲表現は、「自分」だけではなく「自分の側」を下げるわけで、
日本語の敬語というのは、外部の人に対しては、自社の社長であっても下げるのですから。

この回答への補足

ようは「自分側」ですよね。No3さんの仰ったように、もしここは「ご一緒」は副詞として「しませんか」を修飾しているというのなら、ありうるでしょうか?ここしばらくこの質問の回答を待ちたいです。できれば、またあなたのご教示を。

ありがとうございました。

補足日時:2010/07/12 12:35
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目上の人を誘うときに「ご一緒しませんか」は使わないと思います。


「ご一緒されませんか」又は「ご一緒にいかがですか」でしょう。
あなたの語感は正しいです。

この回答への補足

どうやら、私のまずい説明のせいで、意思が誤解されました。ですので、もう一度ご説明します。「ご一緒します」のように「お待ちします」などの表現は話し手の行動のみをさすのではないでしょうか。上記の文はなぜ他人の行動をさすのでしょうか。

補足日時:2010/07/11 20:31
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この回答へのお礼

回答ありがとうございます。それと自分の問題の叙述の晦渋さについてもお詫びします。

お礼日時:2010/07/12 12:19

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