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No.6
- 回答日時:
暑いのでちょっとまとめて見ました。
金等の単体で安定して自然界に存在できる物質。
鉄や珪素の様に酸化物や鉱物としてかなり安定な物質。
これらに較べたらプラスチックの安定性はかなり劣ります。
つまり、分解したりバクテリアに食べられたりして、長い時間が経てば
いつかはその構成要素に戻るわけです。
さてその「いつか」が「どの位の時間で」、「どうなるか」つまり
土に還るのか、ガス化するのか、原子まで還元されるかは
簡単に答えられない質問です。
「土に還るか」とい疑問は、土自体が微細な鉱物の粉末と有機化合物
の混合物ですから「その位の細かい砕片で目に付かない物に還るか」
とすれば、答えはYesです。
Yesと言っても、a)空気と太陽に曝された状態か、a)水中か、c)地中か、
それにどの種類のプラスチックかで答えは大きく違って来ます。
例えば、ポリウレタンの靴は高温多湿に保管すると数年でぼろぼろになります。
これに対し、建材に使われる塩化ビニル樹脂は極めて安定で分解し難い樹脂です。
一般的にはa),b)(水中に浮遊しているとする),c)の順で分解は速くなります。
a)が速いのは、太陽光中の紫外線の作用によるものです。
耐候処理がしてあっても、プラスチック椅子等の表面が色褪せして脆くなるのは
経験されていると思います。それが脆く砕けるまでは更なる時間を要します。
10年で劣化が目に付き、20,30年でかなり進行し砕けるまで100年のオーダ
でしょう。
b)水中では、水が紫外線を吸収し温度を低く保つ為に、この数倍のオーダとなります。
(深海に沈んだものはほぼ永久に保存されるでしょう。)
c)地中は光が当たらない、温度が比較的安定、酸素が少ないと言うことで砕け
出すまで数百年から1000~2000年のオーダでしょうか。
ちなみに、地中に埋設されるポリエチレン樹脂製の水道管の耐久年数は欧州では
50年以上100年までとしてあります。つまり100年経っても耐水圧性は
損なわれない訳です。耐久試験は温度と圧力を上げて行い、樹脂に特有な
「温度時間換算則」という法則を使って長時間特性を推測します。
どんな樹脂でも常温下でも十分長い時間の後には分解します。
しかし、速くて孫の代です。プラ塵のポイ捨ては慎みたいものです。
今でもパピルス文書が発掘される様に、数万年後に異星人が地球文明
考古学的な発掘としてプラスチック製品を見つけるかも知れません。
しかし、耐久性の低いポリカーボのCDは残りませんので、文明の到達最高点は
石碑に刻まれていると考えるかも知れません。
バクテリアですが樹脂を食べるものが見つかっているそうです。
ただ長いスパゲッティの様な分子の端から食べるので、廃プラ処理には
残念ながら役立たずだそうです。
塩素の多い塩ビ樹脂を食べるゲテ物食いのバクチャンが居るとも思えませんが。
プラスチックが発見されて170年、セルロイドの商業生産から140年、
汎用樹脂の生産開始から80年、まだプラスチックが200年300年後に
どういう状態かを予測できる程のデータは無いようです。
No.5
- 回答日時:
No4です。
>粉々になったら自然に還ってるような気もしますね。
そうですね。それでは石はどうですか。
粉々になると砂になりますが、原料は石の鉱物のままですよね。
プラスチックも石と同じで粉々になって小さくなりますが、プラスッチクの材料のまま
で決して他の物質に変化しないのです。
例えば鉄は空気中の酸素と結合して酸化するため酸化鉄(錆び)になりますが、
プラスッチクはこう言った現象がありません。
また、微生物が食べて消化して糞にすることもできないです。
理由は、石油から化学処理で無理やりプラスチック成分を取り出しているので、元々が
安定しているため、他の成分と結合しないから分解ができないのです。
また、微生物などが食べて消化できないため、糞にすることができないので、土に還すことは
できないのです。
でも、最近は石油以外でプラスッチクを造る技術があり、分解されるものもあります。
例としてゴルフのティーで還元ティーがあります。
No.4
- 回答日時:
プラスッチクは微生物による分解ができないので、土には還りません。
しかし、プラスッチクは加水分解をしますので粉々にはなりますから、
砂のようになります。
ですから、プラスッチクを分別するのは、化学処理でのみ分解ができなので
分別するのです。
それと、プラスッチクは種類によっても処理がことなります。
No.3
- 回答日時:
まず、“分解して土に還る”と言う意味がわかっていらっしゃらないようです
分解して土に還るということは、
有機物などが炭素、窒素、酸素、水素などの原子、分子に分解されることを意味していて、
それらを行うのは細菌や微生物の役割になります。
基本的にプラスチックを分解する微生物は自然界には存在しないので、
(一応そう言う微生物は見つかってはいますが、一般的には存在しないとみなせます)
プラスチックは分解されないということになります。
プラスチックの体積が小さくなっていても、微粒子のプラスチックになるだけなので、
分解されて土に還ったとは言えないと思います。
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