架空の映画のネタバレレビュー

ラノベの男主人公の恋愛鈍感ぶりが度を越えすぎていて理解できません。

「まぶらほ」などの恋愛ラノベを読んでいて思うのですが、主人公の鈍感っぷりがちょっと限度を越えているのじゃないかと思うのですが。

ヒロインからあそこまであからさまな好意を示されているのに「ぼ、僕には何がなんだか\\\」って何なんでしょう?

いくら奥手な性格だとは言ってもあそこまでだと、リアリティがなさすぎて引いてしまいます。

そこで主人公がヒロインの好意に気づいてしまうとお話が終わってしまう、のかもしれませんが、「周囲の人間全員が気づいていて」「ヒロインもはっきりと(何度も)アプローチしていて」終いには「逆強姦まがいの行為」にまでヒロインが及んでいるのに「僕には何がなんだか\\\」ってそれいくらなんでもありえなくないですか?

ラノベの男主人公にはこういう男がやたらと多いです。
なんでなんでしょう?
主人公がヒロインの気持ちに気づいて、そこから展開が広がるのはラノベ的にマズイのでしょうか?
この手のラノベを好きな、男の読者はこういう男主人公に共感するのでしょうか?

男は一人の女性一筋、というよりは優柔不断で複数の女性に目が行くキャラクターの方が男として共感できるのはわかりますが、女性に押し倒されてなお「僕わかんない~」と言う領域はちょっと共感できるのは域を越えてしまいます。

これは女性に声すらかけられないような精神的に未熟な男性で読者層が構成されているから故にこのような様式が定着しているのでしょうか?

私は上記のように考えてしまうのですが、もし「それは違うと思う」という方は考察をご提示下さい。

ラノベは気軽に読めるので好きな読書分野なのですが、こういう部分を時々食傷気味に感じてしまうもので。

A 回答 (7件)

補足を受けまして、2度目の回答失礼致します。


恐らく、書き手側の方々もこういう展開は飽き飽きしていますし、独自性に欠けるなと思われていると思いますよ。小説家の方々は下手をすれば読者よりも本をたくさん読んでいるはずですから。

ただ、少々話が現実的な方向に脱線しますが、小説は売れなければ意味がありません。作家の方にも生活がかかっています。(小説の収入だけで食べていける人って結構少ないです)
そういった意味で、1人のヒロインと純愛を貫くストーリーは、そのヒロインが読者の要望にあっていなければコケてしまうのに対し、複数ヒロインであれば、その中の1人がヒットすれば妥協できるという意味で広い層へのウケが期待できるからだと思います。
作家さんがアイデアを出すとは言え、出版者や編集者もできるだけ多く本を売りたい訳ですから、もし作家さんが1人を相手にするだけの小説を書きたいと言っても通らないこともあるでしょう。
また、展開をじらすのも売り上げを上げるためです。
さっさと作品を終わらせてしまえばそのぶん単行本は減りますし、展開が遅くて焦れていればたくさん本を出して買ってもらうことができます。

読み手側としてはあまり面白くない現実ですが、業界自体があまりいい景気ではないので仕方ないのかもしれません。
その中にあっても心に響く作品を書く作家さんを見つけるのが、私達読み手側に唯一できることかと思います。
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この回答へのお礼

なるほどねー。

作家さんたちも本音はうんざりしているのかもしれませんね。

「エンターテイメント」の名の元にワンパターンを甘受しているのでしょうね。

そういったパターンが見えてしまうと<自分もこのジャンルからの卒業が近いのかな?>とも感じます。

まあ、作家の立場に立ってみると小説と言うものは自由なものなどではなく、むしろ縛りの中でどんな突出した表現が出来るかが作家のチャレンジの許された領域、と言う事なのでしょうね。

うーん。
小説家がヤクザな稼業だと言う意味がなんとなくわかったような気がします(笑)。

お礼日時:2010/09/05 22:59

女の子が夜這いしてきたらSEXしちゃう…それじゃただのエロゲでしょう。


ラノベは低年齢層向けですから、健全である必要があります。
私はラノベは読まないのでまぶらほはわかりませんが…。

確かに、お年頃の男性にとっては多少エッチな主人公の方が受け入れやすい気がします。
とすると、女性読者を獲得するために鈍感主人公にしているのかもしれません。
物語の中でくらい紳士で誠実な男性の姿を見たい。女性ならそう思ってもおかしくはありません。

ラノベは砂糖菓子のようなもの。そこを理解するしかありません。
今の編集者は頭が悪いのか、一度売れたものに執拗に執着する傾向があります。
一時期少女コミックが「少女向けのはずなのにSEXシーンが多すぎる、過激すぎる」と話題になりました。
あれもちょっとエッチで過激な漫画が大ヒットしたせいです。
それ以後もワンパターンだけど過激な漫画を描き続けた作者が、自分のブログで「それ以外を描く事は許されなかった。もうエッチな漫画は描きたくなかった」と暴露していました。
ラノベにも同じ事が考えられます。
べた甘じゃないと売れない!と作家陣に強要している可能性です。

だからもう胸やけがするならラノベを卒業するしかありません。
私も学生の頃好きなレーベルがあったのですが、1年後にはどれを見ても同じような話だと気づき、そのレーベルには見向きもしなくなりました。
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この回答へのお礼

>それじゃただのエロゲでしょう。

と言いますか、まずもって女の子が男の部屋に夜這いしにくるようなケース自体が非日常過ぎです。
そこで男が受け入れてSEXしちゃう以前に、女の子が夜這いしてる時点でエロゲになってますよね?

男の立場だったら、女の子がそこまでアプローチ(アプローチなんてレベルじゃないな。ここまで来ると)してきたら応えて抱く男の方が過半数だと思いますよ?普通に好きならね。


>ラノベは低年齢層向けですから、健全である必要があります

…違うと思います。ラノベの購買層は広いですよ。中学校くらいから30代や40代まで読んでますからね。「大きいお友達」なんて気持ち悪い言葉まであるくらいですから青年~中年世代の客層は無視できません。
そしてそうなると健全一本槍とばかりはいきませんね。適当にお色気もちりばめないと飽きられてしまいます。


>確かに、お年頃の男性にとっては多少エッチな主人公の方が受け入れやすい気がします。
とすると、女性読者を獲得するために鈍感主人公にしているのかもしれません。
物語の中でくらい紳士で誠実な男性の姿を見たい。女性ならそう思ってもおかしくはありません。


「とすると」の前後がつながらないんですが?
女性がどう思うかはよくわかりませんが「まぶらほ」などのラノベは基本的には男性をターゲットにしたお話だと思いますよ。別に女性ファンに受ける為に鈍感主人公にしているわけじゃないと思います。

mizukiyuli様の男性観だとああいう鈍感主人公が「紳士」で「誠実」な男性の姿なのですか?
まあ、鬼畜で不誠実な事ばっかりやってる奴がモテモテの主人公じゃリアリティがなさ過ぎますしね。
どっちかというと、女性に受けるために「紳士・誠実」なキャラなのではなくて、モテ男のリアリティを出すためにああいう性格が必要だったと、言う辺りではないでしょうか??


>今の編集者は頭が悪いのか、一度売れたものに執拗に執着する傾向があります。

実績のある商品だから類似本が多く作られるのでしょう。
売らなきゃ会社としてやっていけないんだからある程度は仕方ないんじゃない?別に頭の問題ではなかろうと思います。

お礼日時:2010/09/09 01:37

モテない人間なら結構わかると思うんですが…



自分はモテない、と自覚してしまっているんです。
好意を示されても、「俺が好かれてる?そんな訳ないよな」と。
気付かないのではなく、気付いた上で信じられず否定している。そういう事です。
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この回答へのお礼

そうなんですか?

全くわかりません。
別にすごくモテる方じゃありませんけど。

可愛い女の子が逆夜這いなんかしてきたら絶対にSEXしちゃいますけどね。私は。

お礼日時:2010/09/05 01:37

小説などの書き物において、程度の低い作品ほど筆者の分身が主要キャラ近くに登場します。


最上位の小説家は、いいたいことは作品の主題にして物語に散りばめますし、凡庸な作家も意味深な人物に語らせます。
そこから少し落ちると、やたら著者の趣味が作中に登場したり、作家的な仕事をする人物が手前味噌な演技で醜態をさらし、
最下層になると、自分の分身を主人公にハーレムものを描くラノベのようになってしまいます。

つまり、読者層というより、著者の妄想を書き起こしただけのこと。
そしてハーレムは嬉しい、でも紳士でありたい、紳士な自分カッコいい、だから迫ってこいよ女ども、でも紳士だから手は出しませんよ・・・
もちろん受け入れられたのは、読者層も同じような願望を持っているからですが、書いている本人が同種の人間でなければ書けません。
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この回答へのお礼

まあ、理論で切って捨ててしまうとそういう事になりますね。

正論なので反対する気はありませんが、自分が好きで読んでいる分野をそこまで悪しざまに言われるのもちょっと気分が良くありません。

誰でも幼少期の人間は「餓鬼」というくらいで、人間として成長した現在の方が多くのものが見えるし大人なわけですが、だからと言って幼少期をなかったことには出来ないわけで。

幼い文章も高潔な文章も同じ人間が書いたものですから。
可愛い女の子とHしまくりたい、と言う欲求がないのは一見高潔に見えなくもないですが、性の欲求が枯れてしまった老人とも言えますしね。
人間には醜悪だろうとなんだろうと「そういう時期」もありますよ。

「最下層」だのというランク付けはどうかと思います。

お礼日時:2010/09/05 01:33

1人の女性の気持ちを理解してしまえばそこで物語は終了しますし、


複数の女性が自分を好きなんだと理解してなおのらりくらり逃げていてはそれこそ数年前に流行った「誠氏ね」になります。
1人の女性と付き合う物語でライバルやら新しい女が出てくるような物語では「少女漫画でやれ」と言われてしまうため、
男性向け恋愛物では「複数の女性にアプローチされるが全く気付かない鈍感な主人公がやがて恋心に気づいた時終了」みたいなテンプレができていると思います。
誰とも付き合っていなくても女性のアプローチを理解している主人公だった場合は「リア充爆発しろ」といわれ、これまた読者の共感を得られません。

そんなところでしょうね。
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この回答へのお礼

「めぞん一刻」に出てくる五代裕作くんは「まぶらほ」の式森ほど恋愛感覚痴呆症じゃなかったと思いますが。
恋愛の感覚が普通にあってもちゃんと男主人公として機能するし、売れるお話に出来る可能性はあると思うんですけどね。

まあ、その辺はやはり作者の力量なんでしょうか?

普通に彼女とも付き合える男にとっては今のライトノベルは手に取る本手に取る本がベタベタな砂糖菓子みたいで胸やけがします。

今はそういった胸のむかつきをこらえて、なんとか食べられる砂糖菓子を探しているような格好です。

実際問題、買って帰ってからあまりのくどさに捨ててしまう本も多いです。
精神的な糖尿病になってしまいますから。

お礼日時:2010/09/05 01:17

女性と結ばれたらそこで終わってしまうからでしょう。


ウルトラマンや仮面ライダーが最初から必殺技を使わない理由と同じです。
あと、まだ女性経験が無い人を主なターゲットにした作品だからでしょう。
ラノベの主人公が子育てに疲れた中年じゃ売れなさそうでしょうし。
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この回答へのお礼

やっぱり「そういう」読者層に売るためには女性と結ばれる前のドラマに光を当てないと難しいんでしょうか?
まあ、交際の前段階すらほとんど経験のない男性に付き合った後の話は遠すぎますか…

…さむ。

お礼日時:2010/09/05 01:05

個人的な意見ですが、主人公というのは読み手が自分を重ねる存在なので、以下3つほどの理由でその方が都合がいいのだろうと思います。



1つは、迫ってきた女性が読み手のお目当ての相手でない場合の対策。
主人公の気持ちが読み手とすれ違ってしまうと、恋愛に重きを置いた作品には致命的なので、その対策として。
2つ目は、深刻な結果の回避。
もし主人公の思考にリアリティを求めてしまうと、女性に襲われたというのは現実では精神的トラウマをも引き起こしかねないことになります。それを、『俺何されたかわからなかった~』という結論でとぼけて明るく幕引きをすることでごまかしているんだと思います。
3つ目は、「嫌味のない嫌な男」にするため。
現実的に考えて、複数女性キャラに思わせぶりな態度をとる男主人公はまず悪人です。
それを、天然ボケで悪気がないから仕方ないんだ、と言い訳してごまかすことで悪人らしさを出さないようにしているのだろうと思います。

素人の偏見ですが……;
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この回答へのお礼

そうなんですけど、普通に特定の娘と付き合う展開があっちゃいけないんでしょうかね?

「本を読む」と言う行為は、その本から学びを得るという側面もあると思うのですが、ラノベの場合は恋愛未満の状態でいつまでも足踏みしているもんだから読む側としては、こと恋愛に関してはこの手の本からは何も学べないという状況が生まれてしまいますね。

お礼日時:2010/09/04 03:33

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