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エタノールについてお尋ねいたします。
85.5%エタノールを布に染み込ませガラスを拭くと、すぐにガラス表面は乾燥しますがエタノールを染み込ませた布は長時間濡れた状態になります。
再度、一度使った布でガラス面を拭くと、ガラス面に接している布の表面は乾燥している感じがします。
その時も布の肌触りは濡れている感じです。
この症状はエタノールを染み込ませた布の表面のみが揮発してしまうのでしょうか。
教えてください。

A 回答 (1件)

こんばんは。


私見です。

1.単純にタオルとガラスでエタノールを含有できる量が違う
 エタノールを布にしみ込ませる際に用いた量(仮に50 ml)とします。これでしたら、通常のタオルのサイズであれば、こぼれることもなくすべてのエタノールがタオルに吸われると思います。そのタオルでガラス表面を拭いた時、タオルに含まれているエタノールが25 ml(半分)分ガラスに付着し、25 mlがまだタオルに残っている状況は起こりうると思いますか?
おそらくそれはなく、どの面積のガラスに付着させるかわかりませんが、エタノールの量はせいぜい1/50程度ではないでしょうか?
つまり、エタノールで塗らせたタオルでガラスをふいても、単純にガラス表面のエタノールの量<<タオルに残っているエタノールの量と考えられ、揮発しなければいけない量が違うので、ガラス表面のエタノールが早く乾くように見られる。

2.ガラス表面とタオルの表面の性質の違いによるエタノールとの親和性の違い
 ガラス表面はおそらくシラノールでしょうか?(これは自信がありません)シラノールには水酸基が存在するため、エタノールと水素結合を形成します。タオルの繊維の表面はシラノールではなく、多種多様なポリマーであると思います。そのポリマーもモノマーの化学構造によって性質は異なりますが、おそらく水酸基を有しているでしょう。しかし、繊維はガラスとは違い、その構造が複雑であり、多くの量のエタノールと結合(水素結合)できると考えられます。単純に言うと、ガラス1cm2とタオル1cm2では後者のほうが圧倒的に多くの量のエタノールを含有することができるというわけです。
水素結合はさらに、タオルの乾きにくさも説明できると思います。繊維の方がエタノールと水素結合を形成できる割合が多ければ、それだけ乾き(揮発)にくくなるわけです。なぜなら、水素結合を断ち切って揮発するにはそれだけエネルギーがいるからです。

マクロな視点でみれば1が正解だとお思いますが、それを分子レベルで説明すると2だと思います。
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この回答へのお礼

お礼が遅くなりました。
私もご説明の1のような感じがしました。
参考になりました。
また不明点がありましたら教えて下さい。
ありがとうございました。

お礼日時:2011/01/08 14:31

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