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古い書物を読んでいますと、文章の途中に「謹按」との漢字がよく出てきます。これは一体どういった意味なのでしょうか。各種辞典を引っ張り出しまして調べましたが、そのものズバリは載っていません。「謹」「按」を個別に調べれば、「つつしんで」「おさえる」とのような意味なのですが、文章の合い間に入れる事によって、濁点や句読点のような意味合いを持つものでしょうか?ご存知の方がいらっしゃれば、その読み方、意味等教えて頂けますと幸いです。

A 回答 (2件)

実際、どういうふうに出てくるのか、もう少し文章の形で提示していただくと正確な回答がつくと思います。


あるいは、古い写本や版本に載っているのであれば、写真で示すとか。

そういうもの無しで推測しますと。

「按」は、「おさえる」以外に、「調べる」「考える」の意味(≒「案」)もあります。
そう考えると、「謹按」は「謹んで按ずるに(謹んで考えるに)」と読めそうです。
「ここまでの文章を、私なりの解釈を付け加えさえていただくと……」という具合に、前の文章を筆者が考察し、その結果を書くための“つなぎの言葉”と読めそうです。

このような意味合いで解釈したら、前後が上手くつながらないでしょうか。

ちなみに、「謹按」という熟語は、『諸橋大漢和辞典』になら載っていそうです(手元にないので未確認ですが)。
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この回答へのお礼

ご回答頂き有難うございます。忙しさにかまけて質問からかなりの日数が経ってしまいました。お礼も遅れまして申し訳ありません。

古い書物色々とあるのですが、最近読んだものとしましては大正四年発行の「中朝事実」でした。
 
私自身も、回答者様が仰るように「謹んで考えるに..」とのつなぎの言葉かと解釈しました。といいますのは、その言葉が筆者考察の冒頭に必ず入っている事からも、又「中朝事実」が日本神話を元とした書物である事を考えても、神々や皇室、又は作者である山鹿素行に対する敬虔な気持ちをあらわす、「謹んで」との文字が入ったものと考えました。

お礼日時:2011/05/13 15:17

知らない言葉でしたので「大漢和辞典」を引いてみました。


「謹按」は出ていませんでしたが、「謹案」がありました。「つつしんで見る。つつしんで考へる。」だそうです。恐らく同じ意味なのでは?
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この回答へのお礼

ご回答頂き有難うございます。忙しさにかまけて質問からかなりの日数が経ってしまいました。お礼も遅れまして申し訳ありません。

「按」は「案」の旧字体のようですね。

お礼日時:2011/05/13 15:22

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