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アセンブラ初心者です。「はじめて読む486」を読んで勉強しているのですが、いくら調べても分らないのでどうぞ教えて下さい。次の2つのプログラムが分りません。

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db 0eah
dw offset set_cs_desc2
dw 20h

set_cs_desc2:

以下プログラムが続く

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セグメント間ジャンプ命令によってCSレジスタに0020hをロードすると本にあるのですが、先ずdb、dwとは何を意味するのでしょうか。単にバイト、ワードを指定しているのでしょうか?そうだとしたらなぜdb、dwと指定しているのか分りません。

また0eah,20hが何を意味しているのか分りません。

出来れば1行ごとに詳しく教えて戴ければ嬉しいです。

また

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db 0eah
dw offset set_cs_desc3
dw seg set_cs_desc3

set_cs_desc3:

move命令などが続く

_text ends
end

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セグメント間ジャンプ命令によってCSレジスタに_textをロードすると本にはあるのですが、上のプログラムと同様、0eah,db,dwが分りません。

またsegは何を意味するのか分りません。お手数だとは思いますが、これも1行ごとに詳しく解説していただけないでしょうか?

そして2つのプログラム共通に分らないのが、なぜこのコードでCSレジスタにロードする事になるのか分りません。

多分意味している事は簡単な事なのだろうと思うのですが、いろいろ調べても全く手がかりがネットや他の本にもなく苦労しています。

初心者なので出来れば簡単な言葉で教えて戴ければ幸いです。
よろしくお願いいたします。

A 回答 (3件)

もう少し易しい、86系のアセンブラ入門から勉強されることをお勧めします。



質問者殿の指摘の部分は、セグメントジャンプ(FAR JUMP)の典型的な手法ですが、それ以前に、DB、DWの疑似目命令、0eah,020hの意味などが分かるレベルになってからもう一度挑戦するのが良いかと思います。
少なくとも、この命令群はいきなり初心者が扱う様なコードではないと思います。


一応ある程度わかる範囲で解説します。

DB、DWの疑似命令は#1さんの解説通りです。メモリ上にデータを直接記述方法です。それぞれバイト、ワード単位で記述します。

0eah、020hは、16進数の表記方法で、それぞれ00EA H(Hex)、0020 H(Hex)を表します。

ここまでは、アセンブラ入門の一番最初の方で出て来ますので、入門書などで再確認してください。

つぎに、セグメントについてですが、86系のCPUは、基本的には16ビットのアドレスレジスタ(OFFSET)の空間でプログラムのジャンプやデータの参照を行います。ただし、これだけだとそれ以上大きなメモリ空間が記述出来ないのでセグメントレジスタ(SEG)を使って、24ビットのアドレス空間を表現します。

例) SEG 0C000H で OFFSET 00A0H の場合、アドレスは、SEG×10H + OFFSETで表し、この例だと、0C00A0H となります。

セグメントを制御するレジスタは、CS(CODE SEGMENT)、DS(DATA SEGMENT)、SS(STACK SEGMENT)があり、それぞれプログラムの実行、データの参照、スタックの参照用のセグメントレジスタとなります。

セグメントの扱いは86系の目玉となります。アセンブルし、マシンコードとなったオブジェクトがメモリ空間上にどの様にマップされるのか、などをイメージしながら理解していってください。


問題の、DB 0eaH … で始まる命令群ですが、これはかなり特殊な用途で使うものだと思います。

アセンブラで記述する時、ニーモニック(ロード命令やジャンプ命令の表記法)を使って、アセンブルするのが一般的ですが、時には、マシンコードを直接DB、DW命令で打ちこむ手法が使われます。(この手法自体はさほどトリッキーではありません)。
もともとフォンノイマン型のコンピュータ(ほとんどのコンピュータはこれです)は、データもプログラムコードもメモリ空間上にデータとして表すことが出来るので、命令コードをデータとして打ちこんでも良い訳です。

今回の例では、打ちこまれたデータ 0eah は、データとしては16進数の0EAHですが、命令レジスタではこれはセグメントジャンプを表すマシン語に解釈され、次の続くデータは、このマシン後のオペランド(OFFSET、SEG)と解釈されます。

最初の例では、オフセットはset_cs_desc2で定義されるアドレスのOFFSET値と直接0020Hのセグメント値がオペランドとして与えられています。

次の例では、オフセット値は同じですが、セグメント値は、set_cs_desc2で定義されるアドレスのセグメント値が参照されています。

set_cs_desc2は、コーディング~アセンブル段階では仮決定されますが、その後リンカー~ロケータの処理を経て解決され具体的な値が決定されます。

従って、それぞれ、記述されたセグメント、オフセットで表されるアドレスへのFAR JUMP(セグメントジャンプ)となります。具体的には、CODE SEGレジスタ(CS)に与えられたセグメント値、プログラムカウンタに与えられたオフセット値が入力される、ということになり、そこのアドレスに制御が移るということになります。


かなり端折った説明ですが、概略はこの様な感じになるかと思います。
後半の方は少し難しいかもしれませんが、ヒントになれば幸いです。

ご参考に。
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この回答へのお礼

詳しいご回答、本当にありがとうございます。
お陰でぼんやりとではありますが、このプログラムの意味するところが分ってきました。
アセンブラの解説書は本当に基本的なものと高度なものとに分かれるので、その中間に位置するものがあれば良いのですが、なかなか見つかりません。若しよろしければ、またお手数になって申し訳ないのですが、良いサイト、解説書などがあれば推薦して頂ければ幸いです。

お礼日時:2011/02/05 17:50

DB 0EAh


これは1バイトの領域を確保し、初期値を
16進数のEAにするという擬似命令です。
動作が伴うわけではありません。単に
データ領域を定義しただけです。
後方の"h"は16進直定数を表わし、値の
最初がA~Fの場合は前に0を置かないと
シンボルと間違えるのでこうします。
0020hも16進直定数です。

DWも同じで2バイトの領域を確保します。
DW xxx のxxxは同じくその初期値です。
DD擬似命令と言うのもあり、オフセットと
セグメントを同時に定義できます。

DW OFFSET set_cs_desc3
DW SEG set_cs_desc3
      ↓
DD set_cs_desc3

OFFSET擬似命令はオペランドのセグメント
先頭からの相対変位を表わします。
SEG擬似命令はオペランドのセグメント
アドレスを表わします。
OFFSETはリンク時に確定します。従って、
EXEプログラム内では静的な定数です。
これに対し、SEGは実際にプログラムが
ロードされるアドレスにより変動するため、
静的な値ではありません。
セグメントを参照する部分はEXEヘッダに
情報があります。OSはプログラムを実行
する際、メモリにプログラムをロードして、
確定したセグメントアドレスをEXEヘッダの
情報に従って、埋め込みを行います。
しかる後に、実行開始点に制御を渡します。
勿論、OSの稼動部分とプログラムがロード
された空間はセグメントが違うので、制御を
渡す時はセグメント間ジャンプ(実際はCALL)
を使うということです。セグメント間ジャンプ
命令の実際の動作は以下の通りです。
CS←ジャンプ先のセグメントアドレス
IP←ジャンプ先のオフセットアドレス

提示されたプログラムがセグメント間ジャンプ
するのではありませんよ。誤解の無いように。

尚、セグメント+オフセットというのは16ビット
時代の古い考え方で、互換性のために残って
いますが、現在の32ビットプログラミングでは
フラットアドレスになっており、セグメントとか
オフセットのような使い方はしません。単に
アドレスと言います。よって、データやコードの
アドレスを格納する際にはDD擬似命令を使い
ます。
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この回答へのお礼

セグメントとオフセットの関係は前々から面倒に思っていたのですが、昔の名残なんですね。
一応理解はしていたものの、リンク時にどうなるかなど、さらに理解が深まりました。
本当に詳しい解説ありがとうございます。お陰さまで少しづつこのプログラムの意味が分ってきました。

お礼日時:2011/02/05 17:56

> db、dwとは何を意味するのでしょうか



.DB疑似命令

アセンブリ言語への招待
Part 3 アセンブリ言語による本格的なプログラミング
http://ueno.cool.ne.jp/nvaca/asm3.html

こちらを参照してください。
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この回答へのお礼

ご回答ありがとうございます。
dbとはバイト単位でデータ領域を確保するので、db 0eahとは、0eaをメモリに書き込むという認識でよろしいでしょうか?
上のプログラムはプロテクトモードからリアルモードに移行するものの一部なのですが、なぜ0eah等いろいろな値を指定しているのでしょうか?そこが全く分りません。よろしければ行ごとに詳しく教えていただけないでしょうか?よろしくお願いいたします。

お礼日時:2011/02/04 23:26

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