
No.5ベストアンサー
- 回答日時:
元々,無機というのは,「生物のチカラを借りずに,鉱物などから作り出せるもの」という意味で,有機というのは「生物のチカラを借りなくては作り出せないもの」という意味でした.
そして,両者の違いを科学的に調べたところ,有機化合物はすべて炭素骨格の分子構造をもつ化合物であることがわかったので,炭素化合物のことを「有機化合物」と呼ぶようになりました.
しかし,最初に述べた経緯があり,二酸化炭素のような炭素化合物は,炭酸カルシウムと塩酸を混ぜることで,「非生物由来」の化合物から簡単に作ることができますので,「無機」の分類になっています.
まだ化学が未発達の頃,アルコールや酢酸などの化合物は,発酵などの方法で生物のチカラを借りないと作れなかったんですね.だから,「有機」と「無機」の間には,「生物由来」と「非生物由来」という厳然たる境界が存在したんです.
ところが,現在では,ほとんどの有機化合物を非生物由来の原料から作り出すことができますので,定義は少し不明瞭になっています.ですが,次のような定義でほぼ間違いないでしょう・・・
すなわち,「有機化合物とは,一酸化炭素や二酸化炭素のような非生物由来の単純な化合物を除く炭素化合物の総称」です.
ですので,カルシウムの場合,炭酸カルシウムは無機化合物になりますが,乳酸カルシウムや酢酸カルシウムは有機化合物になりますね.
No.4
- 回答日時:
炭素原子が骨格となって形成されている分子のことを有機物質というのではないでしょうか。
英語では、有機化合物のことをorganic compoundといいますが、organicは「器官の」という意味があり、主に生物の中で作られる分子のことを言うのでしょう。
二酸化炭素CO2はもちろん生物により作られますが、無機物に含めます。同様に、炭酸イオンなども無機物です。
タンパク質、核酸、脂質などは基本的な骨組みが多数の炭素原子でできており、有機物のいい例でしょう。ほかにも、エチレンガスや(天然の)ゴムなども。
No.3
- 回答日時:
Cがあれば有機物ですが,CO2は有機物とは呼びません.
燃やすとCO2を発生するとか,炭素があるので黒く焦げるとかの
特徴があります.
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