これ何て呼びますか

美しい風景写真を壁紙にしています。
心が落ち着くからです。
森林浴など、自然に触れると癒されるのは当然のことです。
写真を集めていて疑問に感じたのは、
同じ自然でも、平凡な風景写真と絶景写真とでは癒し度が違うということ。
何が違うのか?
美というものを感じるからだと思いますが、
では美とは何なのか?
いろいろな疑問が想起されました。
疑問をまとめると、
1.ある風景を見て美しいと感じるは人類共通なのか?
2.美しい風景が特に癒し度が高いのは何故?
3.人は何をもって美しいと感じるのか?風景の美とは何か?
4.風景を美しいと感じる心理と、女性を美しいと感じる心理は共通なのか?

ちなみに美しい風景とは、Googleでキーワード「絶景写真」で画像検索したときに
でてくるような風景です。
参考本などあれば教示願えれば幸いです。
よろしくお願いします。

A 回答 (2件)

こんにちは。


「美しいと感じること」と「癒されること」は脳内の反応が異なります。「美しい」というのは感覚情報に対して高揚感を得るということです。これに対しまして、「癒される」というのは心に安心感が与えられるということです。
我々の脳はこのふたつを同時に扱い、美しい風景に癒されたと感じています。ですから、より美しい風景は癒し度が高いのではなく、高揚感が増すのではないでしょうか。このため、脳内に発生する報酬も大きくなります。

視覚的な美しさといいますのは主に色彩から得られるものであり、鮮やかさや鮮明さが人類に共通の基準となります。これに対しまして、「上下安定」や「左右対称」といいますのは全てのひとに安心感を与えます。芸術家といいますのは美しさを表現するのが商売ですが、基本的にはこのような人間の心理に共通する要素の組み合わせを極限まで追求していることになります。ですから、逆にこのルールをわざと崩すことによって見るひとに強い印象を与えることもできるわけですが、同時に芸術かガラクタかの境界線もまたここにあります。
山の緑に裾野の安定感、鮮明な尾根を境に輝くような青い空、風景といいますのはこのようなものを併せ持っています。更に、特に急激な変化というものがなく、果たしてそこに動き回る危険が存在しないという状況は「精神的な安全」を保証します。そして、壮大な風景といいますのは新規性を掻き立て尚、遮るものは何もなく広範囲に渡って極めて安全ということであり、我々はこれを開放感と呼んでいます。ですから、オフィスや部屋の壁紙に向いているんですね。

紅一点、むさ苦しい男どもの中に女性がいればそれだけで和みます。女性といいますのは男性と比べるならば誰にとっても安全な存在です。ですから、女性に癒されることと風景に癒されることには十分な共通点があるのではないでしょうか。そして、色鮮やかな服を着てすらっとしたヒールを履けばそれだけ美しさも引き立つわけですから、美しい女性の姿は男女どちらから見ても高揚感を伴うものなのだと思います。
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参考になるか不明ですが,「美的刺激を与えた時の脳波の変化」という研究があります。


http://www.design.kyushu-u.ac.jp/~kansei/member/ …

また「脳波解析法を用いた水景空間と非水景空間の比較研究」というのもあります。
http://www.jstage.jst.go.jp/article/aija/75/647/ …

さらに「河川環境の癒し効果の脳波による計測に関する基礎的研究」というのも。
http://www.civil.tcu.ac.jp/user-kigyou/20/pdf/d_ …

最近,こういった方面の脳波研究が進んでいるようです。
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