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「目標を達成した」などと華々しく報道されてますが、汚染水浄化システムはなんの役に立つのでしょうか?

浄化した水は、壊れた原子炉に戻すからまた汚染して出てくるだけですよね?

いつかは薄くなるかもしれませんが、そうなるためには何トンもの放射性物質が全部溶け出して出てくる必要があり、交換部材に天文学的なコストが必要になるような気がします。

全体の量も満水付近から減らないわけで、修理の役にも立ちません。建て屋の地下に溜まった水も循環経路のまま放置され、ここから地下に濃度の高い汚染水が漏れ出すと予測されますが、それを防ぐ役にも立ちません。

燃料が局在することによる再臨界を防ぐのではないかという推測も見かけましたが、浄化装置で集めたら余計危ないと思います。

そのままただちに循環させていれば、汚染水も増えずに済んだと思うのですが。

マスコミが報道しないだけで、記者会見などでは発表されているのでしょうか?

どなたかご存知の方、教えていただけないでしょうか。

A 回答 (9件)

 放射能の濃度が下がる事で、対策の選択肢が増える事は確かでしょう。

“ローマは一日にしてならず”でしょうね。恐らく明確な答えは無いのだと思います。すでに、次世代以降に負の遺産として残している事は確かです。少しでも今の世代(政治も学者や技術者も)が最大限の努力をするしか無いのだと思います。
 液体は容器がシッカリしていれば管理できますが、壊れた容器で管理や保管は出来ないでしょう。そう考えると、別な容器とか、壊れた容器ごと保管できるものが必要になって来ると思います。その意味では汚染水の除去は小手先の感じがしますが、これをクリアすることで、事態は大きく変わって来ると思います。そして、新たな新技術や発見が将来的な鍵を握ると思います。シッカリ悩んで・議論して、明日の未来を切り開いて行けたらと思います。これらは既に日本だけの問題では無、世界中そして地球に住む人類共通の課題だと思います。
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ん?


元を止めなきゃ意味ないと思うが。
原発の中でまずやるべきことは、原発内部の放射能を下げ、
より安全に作業できる環境を作ることでしょう。

高レベル放射性廃棄物が水としてあるのなら邪魔でしょうがないけど、
固体に吸着させておけば軽いし、置く場所もあるでしょ。
周囲における放射線の強度も小さくできるし。

吸着材に吸着させておけば、当分放射能が消えることはなくても、
人間とは無縁なところに移動できる可能性はあるからね。

どうせ汚染水は濃縮処理するから、最終的に量は減る。
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他の方のコメントを読んでいません。

 

>汚染水浄化システムはなんの役に立つのでしょうか?

燃料は燃料棒の健全な形でも水で冷やしながら、安定するまで、5年間くらい掛かるそうです。

格納容器の燃料はメルトスルーしていてその下のコンクリートを溶かし、高い放射線量とアルカリの汚染水が、燃料を冷やすことによって、1~3号機の格納容器と燃料プールから漏れ出しています。
今、作業員が恐れていることが、その汚染水に触れることだそうです。
ジャーナリストの青山繁晴氏が現場を訪れたときも、汚染水のホースから放射線が出ていて近寄ると危ないと言っていました。そのためにホースの上に金属板をでカバーしてあるとのことでした。

その汚染水を少しでも少なくするために浄化装置は設置されました。
しかし、そのフィルターには放射性物質がたまりますから、交換にまた高い被曝の危険があります。

>そのままただちに循環させていれば、汚染水も増えずに済んだと思うのですが。

1と3号機の爆発が起こった後、外国のメディアは一斉にメルトダウンと言い、海外の国からはその国民に対し、日本から離れるように命令や警告をしました。
それでも、東電や政府など推進派は原発を守るために嘘をついたので、処理が遅れたのだと思います。
また、「原発安全神話」を言い続けたために、自分達も事故管理体制がちゃんと計画されていませんでした。 また、事故現場の所長より、知識の無い東電本社の方が権力が上で、現場が本社に奔走させられていたのだと思います。 

今政府は「地下ダム」を計画しているのですが、それを東電が阻止しているそうです。
東電の本社を外さないことには作業ももっと遅れるのではないでしょうか。
http://hiroakikoide.wordpress.com/2011/06/24/hst …
 
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報道されている装置の写真等を見ていて気付いたことがあったので追加します。



>今回の装置は複雑で露天であり天災に弱くバックアップも重要

バックアップについて。
装置は浄化ラインを2系統持っているみたいで、交互に運転・予備を繰り返すことでバックアップとしているんじゃないですかね?

バックアップで知られているのはパッケージを2つ置いておく方法なんですが、中には「全体パッケージは1つだが中身を二重系統にしておく=実質2パッケージ」って方法もあります。

今回の装置の親戚であるイオン交換式の純水装置なんかもそうですね。

純水装置はイオン交換樹脂に塩類を吸着させて、吸着容量一杯になったら一端停止してもう1系統を動かします。
停止中の系統は塩酸&苛性ソーダ等で再生(塩類を樹脂から外す)し、残った過剰塩酸&苛性ソーダを運転中もう1系統から出てくる純水で洗浄して、洗浄が終われば予備機として停止します。

純水装置は1パッケージが2系統で、これで十二分な信頼性を持って運転出来るんですよ。
(1系統でも運転できますけどね)

今回の装置、根っこはまぁ純水装置と同じようなものなので.....。
思想は流用して「1パッケージ2系統でバックアップは事足れり」と考えているんじゃないでしょうか。
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>ごめんなさい、議論みたいになってしまいますが、、、



いえいえ、私に対してならお気になさらずに。
一所懸命に知ろうとされている質問者様に解りやすくご回答できず、かえって申し訳なく感じているくらいですので。

>・油泥の除去は高濃度区間にあるので放射能除去を必要とする理由になってない

これは「高濃度区間の水を抜くことは無いでしょう?」と言う事でしょうか?
現在の炉の状態なんですが、どこかに水が抜けるラインが出来ているようで(ケーブルピット&孔等と想定されていますが)今のままでは炉に幾ら水を投入してもどんどんピットなどに抜けて行ってしまうと思うんですよ。
(大分収まってきているとは言いますが。)

そうなると、「抜ける水=(恐らく)破壊された燃料棒に触れる事で高レベル廃棄物」がドンドン増える状況であると。
この水は海域に放流できませんし、貯蔵しておくにも施設が膨大になります。

なので、どうしてもピット等に流出するラインを塞がなくてはいけない。(それも確実に)
そうなるとピットを空にしなきゃいけない、でも中に入っている油汚泥(油と泥が混じったスラッジ状)は放射性物質を含んでいるし、ドロドロ(水分が多い状態)で出てくるので.....ってことですね。


>・塩分除去は理想論であって火急ではない

う~~ん、火急のレベルが問題なんですが、防食を勉強した立場なら、塩分除去については3か月程度しか余裕が無いと思います。

怖いのは局部腐食(腐食の集中)ってやつなんですよ。
ここに1平方メートルで厚さ10cmの鉄板があるとして、それを海水に浸け、鉄板全面が錆びて厚みが1cm減るとします。
これを「全面腐食」といいます。
この場合は腐食が前面に拡散されているので1cmの減肉で済んでいる状態ですが、確かに「腐食が起こっているので好ましくない状態」ではあるんですが、鉄板に穴は空いていないので、まだ「たちの良い腐食」とも言えるんです。

これに対して局部腐食は、この「1平方メートル×1cmの腐食」が、量は同じまま、一部分に集中する現象です。
例えば0.1平方メートルに集中すれば厚みは10倍現象しますので厚みはゼロ(=穴が空く)

防食の目的が「機器類に穴をあけない=水漏れ防止」とするなら、この局部腐食こそ最も注意すべき現象と捉えらているのですが、これは海水が存在すると結構簡単に起こってしまうんですよ。

今回は酸素が少ないので「まだ究極の最悪ではない」とも言えますが、それでも100℃を超える海水中に半年も浸ければ、鉄系の材料は「何時穴が空いてもおかしくない状態」に陥ります。

ですから、防食を学んだ立場から考えると、脱塩は可及的速やかに行うべきと考えています。


>循環を止めれば放射線量は下がるので高線量な区間も修理可能 (トラブルで証明済み)

これは上下したメカニズム次第なんではないでしょうか?
上で述べたように、放射性物質を多く含んだ油・泥があるとすると、循環すればそれらが装置に入ってきますから「装置周辺での放射線量」は上昇します。
しかし装置外部との循環を停止して、装置入出口弁以内で水を循環させて入出口弁以内を放射性物質除去すれば、放射線量は低下します。

装置にトラブルがあった場合、そのままでは装置をあけられない(弁等を外すと高レベル廃棄物が流れ出す。)ので、入出口弁を閉めて装置を切り離し、内部で循環させて除染した後で解放するというのはこの場合のセオリーですし、放射線量の監視計器は、恐らく入口弁直後と出口弁直前にあると思うんですよ。
装置がパッケージで供給されている場合、監視計器や監視計器設置座(設置する場所)はパッケージに含んで提供されているはずですしね。


ここまでで考えたら、私にはやっぱり今の装置の系統構成は妥当に見えます。
ただ

>今回の装置は複雑で露天であり天災に弱くバックアップも重要
>循環水の濃度が上がるとは限らない
  (溜まってる量が多いので倍になるには最低でも三ヶ月掛かる)

この2点は確かにうなずける点もありますね。

装置自体は建屋の中に入っているようです。
(従来からある処理施設の内部にせっちしたんでしたっけ?)

ただ、建屋のダメージがどうなのか(余震があって耐えるのか?)等は私には解らないですし。。。
恐らくそれらのリスクも検討したうえで設置場所を決めたとは思うんですけどね。

滞留している量が読めないという点も同意です。
ですから3か月掛かるとも言えない。
でも上で書いたように「今の所これしか手が無い」「直接循環でこれ以上炉を傷めるよりはマシ」「数か月運転して見てそれでもだめなら別の事を考えようか。(どうせピット汚泥の除去は必要だし、この装置はその面でも働くのだから)」と考えることも可能ですしね。


>高濃度汚染水が海に漏出したときも(以下略)

ええ、そう思います。
それ以前に、現場を知っていたらヘリから水を投下しないと思うんですよね。
投網みたいに投げかけるし排水の行き場も解ってないんだから、海域への流入も当然予想されるわけで。
所敷地境界近くにある雨水系統の側溝にダメージが無いか等々は確認しての行為とは思いますけど、それでも健全な制御盤やモータ類まで殺しちゃうんですから........。

でも、それを決定したのは理系の管首相ですしね。^^;

多分、地震で構内地盤がシッチャカメッチャカになり、もうどこがどうなってるか当時は解らなかった&確認する手も裂けなかったとか、外部からでは伺い知れない理由があったんじゃないですかね?
(でもヘリからの放水は、政治的意味は多少あったかもしれませんけど、復旧に対しては逆効果だったような気がします。)
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処理系統を見ながらお話しした方が早いと思うので、まずは下記URLの図をご覧ください。



http://mainichi.jp/select/opinion/closeup/news/2 …

たしかに処理装置は水を循環させるためにあるんですが、その入口水はピット等やタービン建屋に貯まった水も含まれているんです。
このピット等は原子炉に供給するためのプールではないので、当然ながら底には泥等も貯まっていますし、ここから水を引きぬいて循環させると、原子炉の中に泥等を供給することになる。

放射性物質の汚染も問題ですが、こういう泥(や海水中の塩分。冷却には海水を使いましたので、相当の塩分が炉内に流入しています)を長時間原子炉の中に貯めておくと、原子炉の構造材を腐食させて、最悪の場合は新しい穴が空く、もしくは、まだ溶けださないで済んでいる燃料棒を腐食して溶けだし易くするなどのリスクも考えられます。

これが除去を行う第一の理由です。(主に泥と塩類の除去)


それに、放射性物質を除去しないで水をグルグル循環させていると、循環している水の放射性物質濃度がドンドン上がることも懸念されるんですね。
1循環毎に1の物質が溶け込む(もしくは微細な粒子として混じる)とすると、1週目は1、10週目は10、30週目は30となり、ついには循環にさえも使えない高濃度の冷却水になっていまう可能性がある。

循環毎に濃度が上昇しても、機器から絶対に水が漏れない&機器の周囲に一切近づかないで良いようにできれば問題は無いのですが、泥や他の物質の除去、故障時の対応も考えると、なかなかそう言う訳にはいかない。
(高濃度汚染水が溜まっていると近づけないのはタービン建屋の例を見ても解ります。)

なので放射線も除去しつつ、循環している水(ピット等も含めて)を人間が近づける程度の汚染レベルにし、次に炉本体からピット内等への水が流入する経路を特定・封鎖して原子炉内部だけで循環出来るようにする。

こうなれば、原子炉内部で幾ら高濃度の放射性物質が循環すれば大丈夫になりますし、ピット等から外部に排水が出るリスクも無くなる。

これが第二の理由です。(放射性物質を除去する理由)


将来的に質問者様のイメージされている「そのままただちに循環=原子炉建屋内部だけで循環」が出来るようになれば、石棺でも水棺でも、次の段階の「本格的隔離」が出来るんですけどね。
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この回答へのお礼

ご回答、ありがとうございます。

ごめんなさい、議論みたいになってしまいますが、、、
・油泥の除去は高濃度区間にあるので放射能除去を必要とする理由になってない
・塩分除去は理想論であって火急ではない
・循環を止めれば放射線量は下がるので高線量な区間も修理可能 (トラブルで証明済み)
・今回の装置は複雑で露天であり天災に弱くバックアップも重要
・循環水の濃度が上がるとは限らない (溜まってる量が多いので倍になるには最低でも三ヶ月掛かる)

これらのことを考えると、やはり直接循環 (油泥除去は行っても良いが) を行わない理由にならないと思います。

高濃度汚染水が海に漏出したときも、確率の低いピットから攻めて様子を見るんじゃなくて、並行して複数の手を打ってれば漏洩は一日早く収束したわけです。(あの水の勢いを見たらピットでないことは理系の人間には明らか)

やはり、緊急時に必要な「速度最適化」ではなく原発を爆発させた原因となっている「費用最適化」「バックアップ手段はなし」で行動を続けるように思えてなりません。

お礼日時:2011/06/26 13:07

>除去装置が必要な理由です



除去しないと近寄れない、作業できない


放射性物質は原子炉の中だけにある状態が一番望ましいからです

この回答への補足

意味がわかりません。
浄化システムは原子炉の中に入れる水から放射線を除去するのであって、周辺に出てくる高濃度の放射線に対しては無力ではないでしょうか。
原子炉の中で作業したいということなんでしょうか? 原子炉の中はいいから、周辺から除去するのが順序と思いますが。

補足日時:2011/06/25 23:16
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>汚染水浄化システムはなんの役に立つのでしょうか?


原発事故の終息の為ですよ

>浄化した水は、壊れた原子炉に戻すからまた汚染して出てくるだけですよね?
そうではありません。


 お風呂の湯船にに水を溜めているのを想像してください、満水になりました。少ししたらちょっと水が減りました。減った分を足しましょう、じゃダメなんで溢れて出てもいいから絶えず水を入れ続けましょう、というのが今の状態。

 家でこんな事をしたら水道代は掛かるし(^_^;お風呂はなかなか沸かないし(^_^;

まず、冷やす事、これが基本です。
 冷やすのに冷たい水を入れればすぐ冷えるのは理解できますよね?でも今は機械が壊れているので冷えた水が供給できない、ならば大量の水で補おう、というのが今の状態です。

あふれ出る量を調節できるようになれば、何万tもの水は不要になります、数百tの水があればいい、循環させて放射性物質を取り除いて、余った水は再利用しなくていい

吸着させた放射性物質は、取り出して処理施設に送る、六ヶ所村やフランスに送って固形化して、地底300mほどの保管施設に送ります。

あふれ出る水が減れば、施設の底、岩盤などから地底へと流れ出る放射性物質を含んだ水が流れ出なくなります。

管理できる範囲の中でこの浄化システムが動くことになれば、それに伴って原子炉の安定化が促進されます、冷水を作り、循環させる施設も稼動して、危険な原発から、安定した原発へと変わります、そうすれば周辺の避難も解除されて、人々が町や村へ戻る事ができるようになります。

記者発表?? 新聞やテレビで何度も説明されていますよ。
早くの段階から、判りやすく説明してましたし。

この回答への補足

回答ありがとうございます。
質問の仕方が悪かったでしょうか。
疑問点は、除去装置が必要な理由です。循環することに異論はありません。
理由をご存知なら教えてください。

補足日時:2011/06/25 13:49
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循環させて放射性物質をゼオライトに吸着させ除去したとしても、そのものは消えません。


除去した放射性物質をどこに処理するのか決まってません。
そもそも汚染した超高濃度ゼオライト処理の方法がありません。

高濃度汚染水はメガフロートに入れようが、タンカーに入れようが、
もって行く場所も処理施設もありません。

高濃度汚染水があるので原発の修理が出来ないということですが、
冷却し続ける限り汚染水は増え続けます。なくなりません。

浄化装置で燃料が集まることはありません。

というわけで何の役にも立たないことをしているだけです。
一連の浄化装置騒ぎは努力してますというポーズでしょう。
東電や原子力村でのボーナス支給までの時間稼ぎじゃないですか。

高濃度汚染水のせいで作業が滞っているのはわかりますが、
そもそも汚染水の処理が出来ないんだから、作業なんて始められわけがないと思います。
地獄の釜のふたが開いたきりなんですから、日々放射性物質は世界中に拡散し続けているはずです。
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この回答へのお礼

おなじ疑問を持たれているということで、ありがとうございます。
しかし、反対派も含めて公の場で誰も何も指摘してないということが不思議でなりません。

お礼日時:2011/06/25 13:55

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