A 回答 (12件中1~10件)
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No.12
- 回答日時:
>私利私欲による争いが瞬く間に伝染するかのように広まり、そうかと思えば個人レベルでの関係性の薄まりが進む現代は、人類の「進化」といえるものでしょうか。
昔は、人類の間でもごく少数の特権階級の人達の私利私欲だけが世間に伝染するようになっていました。しかし、現在では昔と比べて途轍もない割合で教育が進み、さらに通信機械が進歩して、下々の者まで自分たちの意志を主張でき、自分たちの私利私欲を瞬く間に伝染出来るようになりました。出生に関係なく、人々が自分達の私利私欲までも含めて社会の意思決定に参加できるようになったという事実を進化と呼ばずして、何を人類の進化と呼ぶのでしょうか。
いろいろな法律で権力者達が国民の自由な意思表現を規制する方向に向う場合は退化ですから、その反対の場合には進化と言っても良いのではないでしょうか。
この回答への補足
町内会の意思決定に参加している方はたくさんいますが、社会の意思決定は出生の考慮された一部の人間に限られているように感じます。大多数が出来るのは意思表示です。
出生に関係なく意思決定に参加出来ていない国・地域などは進化していないということでしょうか。
>いろいろな法律で権力者達が国民の自由な意思表現を規制する方向に向う場合は退化
これは規制する側もしくはトップに問題があるわけで、人類全体の退化と直結させるロジックは成立しないように感じますが。この反対が進化であるというのもそうです。
No.11
- 回答日時:
基本的な事は皆さんがお答えになられていますし、私もそれで勉強できました。
人の毎日はいつも努力と課題に対する戦い、そして歩みが要請されています。
人類もそうしてきています。そのたどり着いたところがいいか悪いかは、事柄や事情により、または考え方により評価がありうると存じます。
そういうことを保留して、日々の努力と歩みが何かに向けてさせられているのだとすることにして、そういう歩みを進歩ということは可能であると存じます。つまり許されると存じます。
日々そういう歩みを、つまり生活をしたいと存じますし、そうでない人生をよろしいとはいえないと存じます。
No.10
- 回答日時:
>人類が経てきた過程を「進化」というのでしょうか。
それは違うでしょう。歴史時代以後の人間の経歴を進化というのではないと思います。それは進歩というべきもので、人類の進化は現人類のホモサピエンスが脳を倍増させてさっそうと登場したときに終わったとみていいのではないでしょうか。
>私利私欲による争いが瞬く間に伝染するかのように広まり、そうかと思えば個人レベルでの関係性の薄まりが進む現代は、人類の「進化」といえるものでしょうか。
もちろん進化ではなく進歩でもありませんね。人間は歴史において進歩退歩を繰り返している文化的生物だといえます。
No.8
- 回答日時:
進化という言葉の使い方が間違っています。
進化、というのは環境に合わせて変化する
ことで、進歩という意味は含まれていません。
(長谷川真理子 総合研究大学院大学教授)
生物の進歩とは、種や個体数を増やすことでしょう。
人間は、争いにより、競争原理が働き切磋琢磨し、生産力が
上がり、人間の数は地に溢れるほど増加しました。
このネットだって戦争技術から出てきたものです。
人間は食物連鎖の頂点に立ち、増殖し続けています。
進歩しているのは疑いのない事実です。
No.7
- 回答日時:
生物学的にいうなら、「進化」は単に「状況への適応」であり、「よりよいものへの変化」ではない。
いらないものを切り捨てる、つまりあることについての能力を「退化」させることすらも「進化」。光の届かない深海において、視力を捨てるのも進化の一つ。生物学的な意味意外で「進化」を使うのなら、その言葉の意味を「この世界ではこのような意味だ」とあらためて定義するしかない。「哲学」において「進化」が定義されていないのなら、「これが進化と言えるのか」といっても、各個人の解釈が出てくるだけ。
No.6
- 回答日時:
人間の、これまで歩んで来た歴史の中で、負の部分『争いや人々の関係性の薄まりが進む現代』などは、退化の様に思えて、人類全体で見たとき、それも進化するための、進化の一部なのでしょうか。
汚い言葉ですが、その負の部分は、弱者や馬鹿が減り、賢者や強者が生きのこる過程に見る、自然淘汰という、人類全体の進化でしょうか。。
先の回答で既出してると思いますが。。
No.5
- 回答日時:
ただの「変化(淘汰)」を、「進化」と呼んだのは時代の錯覚と言って良いと思います。
その錯覚は進歩主義という欺瞞をもたらしました。現在、ダーウィニズムは原点回帰し、非目的である人間原理の始祖としての地位を確たるものとしているようです。
今までの適応は、これからの適応を全く保証しない。
「進化」と呼ばれた錯覚が、単に絶滅への枝分かれである可能性は少なくないと思います。
No.4
- 回答日時:
生命とは、恒常性と可塑性を併せ持ち、淘汰に於て
エントロピー増大に抗する機能を有し、発達させる
単位の事である。
そこにおいて、人類は、植物の合成する有機化合物を
分解する機能の発達したものであり、地球環境に於て
真に完結した機能を有するとは言えない。
DNAの遺伝暗号の共通性から、生物は1つの祖先から
種分化したと考えられており、進化とは、優秀な1つの
種を生むものではなく、生態系の多様化による恒常性の
発達の一環として“強い種”を生むに過ぎないのだ。
その過程では、多くの種が滅亡し、あるいは生態系の
下僕として埋もれて行った。
人類が、個人としてバカになっても、それが、批判力を
奪う事で歯車として使役するためならば、進化の一環で
ある可能性はある。
かつて単細胞生物として、アメーバー的に運動能力や
感覚能力、摂食能力を備え、環境と自律的にやり取り
していた人類の祖先の細胞が、今やそうした多能性を
失って単機能となり、ホルモンや神経系に対して条件
反射的に行動する事で、“強い人類”が生まれたのなら、
また今、その人類もお金や地位、虚栄心といった社会的
二次的価値によって他律的に生きるようになるのも進化
と言えなくもない・・・・退化も進化の一種なのだ。
現代に於て、人類の生きる“強さ”は、個体的な能力では
なく、社会集団としての生産性によっている=淘汰の力は
個体に対してではなく、社会組織に作用しており、今や
人類の進化は、社会システムの進化=政治・経済制度
や法規、教育、社会常識、流行といったものの総合の上
に成る。
個人が(お金をもらうためにイヤイヤ働く、他人に対する
自己顕示のために主張するetc.)他律的に生かされ、
生命としての生きる意志を失った今、かつて単細胞が
環境との自律的相互作用をしなくなり、細胞の集まり
としての脳において意識が発生したように、先述のような
社会全体をおおう各種システムの中に“生きる意志”は
先入化し、それらをつなぐネット上に、次世代の意識体は
誕生するのかも知れない。
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