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将来の原発と火力発電の選択・・・

結局今の議論は安全性の問題です。
資源の乏しい日本は石油エネルギーに依存する事ができず、将来を原子力発電に依存するしかありませんでした。
しかし今回の東電の事故は、明らかに震災・津波対策が行き届かなかった人災といえます。

安全性重視の火力発電、コストパフォーマンスの原発。 将来どちらが生き残るのでしょうか?

 色々な話からは、必ずしも原発は廉価なエネルギーとは聞こえませんし、地球温暖化・環境保護を考えるのなら火力発電は時代に逆行します。

 安全性、環境問題等々ありますが、結局コスト的な部分抜きで議論できません。個人的には日本の電力発電事業は安全対策をガッチリやれば原子力を選択せざる得ないと思いますが・・・

コスト的な部分で、将来の日本の選択は原子力発電か火力発電か皆さんの意見を教えてください。

A 回答 (7件)

日本みたいに世界の1~2割の大地震、津波が起こる国ではどんなに、頑丈な原発を建てても安全な原発は無理です。

 
原子力という科学は「人類はサルから進化した」みたいな単純な科学ではなく、複雑すぎて、人間が原子力(核)を理解するまでには2~3百年掛かるという世界の物理学者の平均的見解です。

その証拠に、チェルノブイリ原発事故はまだ収束していません。 福島原発事故もまだまだ、続行中です。
核が暴走すれば、この世の誰もそれを停めることが出来ず、爆発し、放射能を広域に振りまき、人々を殺傷したり、病気にして苦しめ、国の経済も脅かします。 福島の汚染処理は1トンで2億円フランスのアレバに払うそうで、工程表での予想では20万トンの汚水処理が必要といわれていました。 ですから、アレバに払うだけの金額で40兆円です。 アメリカの汚染処理やロボットにしても、兆または数百億単位の金額になることと思います。そのほかに現在の作業員の募集では1日5万円だそうです。チェルノブイリ原発事故では1基の収束に60万人以上の作業員が必要でした。福島は4基以上あります。 
いったい収束まで、いくらの費用が掛かるのでしょうか。 また、8月3日には、「賠償法案」が成立しましたが、5兆円が賠償金に使われ、それは一部だそうです。 これらの金額はほとんどが私たちの税金です。
東電が賠償を将来払うとしても、そのほとんどは電気料金に上乗せされ私たちが払うことになりそうです。 
これはほんの一部です。 このコストを考えても、原発より、火力発電の方がずっと安いことがわかります。チェルノブイリは今年25年を向かえ、石棺が破損し、放射能漏れをしているので、世界中からの寄付で新しい石棺を建設中です。 また、事故後、60万人以上の軍人や建設業者が事故収束に働きましたが、ほとんどの人たちはその後、癌や白血病でほとんどの人が亡くなり、今も病気に犯されて苦しんでいる人も居ます。 

また、原発から生み出された使用済み核燃料は今日本では貯蔵場所がなく、普通、使用済み核燃料プールは入れ方の規格があるにもかかわらず、ぎゅうぎゅう詰めに貯蔵され、いつ福島の3号機の事故爆発の様になってもおかしくない状態だそうです。

原発に安全などありません。

玄海原発の再稼動に当たって出された安全宣言の内容は、「電源車、防護服、ドリル、重機の装備」だそうです。 そのことをご存知でしたか。 そんなものは、普通に今までだって備えられていて当たり前のことです。 あまりにも国民を馬鹿にしていると思いませんか。

また、福島第一原発は3.11まで、地震による事故はほとんど起こらないと安全宣言されていました。
それなのに、事故は起こりました。
福島第二や女川はぎりぎりのところでセーフだっただけで、事実は隠されているようです。

現在、東京湾にあるガスコンバインドサイクルや六本木ヒルズの地下の火力発電は原発に比べたら、ずっとCO2の問題が少ないそうです。

原発を推進したい人たちは、原発を造れば造るほど、その人たちに利益が還元する人たちです。 でも、それは、ただ「原発安全神話」を元に、国民から金を巻き上げているだけのいんちきです。
それは、今、「総括原価方式」というものがあるからです。


ANo.4の回答で、「原発を持たず火力発電の国は経済が破綻する」と、言った意見はまったくこじつけで、EUの経済事情を知らない方たちの意見です。

EUにはすでに、約10年の発送電分離、電力自由化があり、日本のように総括原価方式などありませんし、原発を擁護する御用学者もほとんどいません。 また、チェルノブイリ事故のセシウムは数千キロも離れた西ヨーロッパでも、今でも問題になっていて、25年たった今でも、ダウン症の子供や白血病の子供が増え、甲状腺癌なども増えています。 
ヨーロッパの国々は日本のように、奇抜なネオンサインや自動販売機、パチンコなどありません。缶の飲料水もクーラーもほとんどありません。 
放射能の不安抱いてまで、原発の電気を必要とほとんどの人が思わないから、脱原発が簡単に出来るのです。

原発は簡単に解体できません。 廃棄燃料は4万世代先も問題になり、原子力(原発)の科学者や技術者はこれからもずっと必要になります。
また、「オーランチオキトリウム」と言う、藻から石油が採れるそうではないですか。 そういう技術を発展させて、原発は序々に止めて行くべきだと思います。
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この回答へのお礼

総括原価方式良く分かりました。
リンクアクセスしましたが、日本が原子力に依存する根拠が良く分かりました。
結局は軍事研究目的ですね。
コスト的にも決してお得感がある訳ではないこともわかりました。
原爆を軍備できない我が国の喘ぎ声であって、今後火力発電に依存すべき根拠もわかりました。

お礼日時:2011/08/08 16:39

どちらも残るのではないでしょうか。


ただし原発は現在のウラン型ではなく別のものかもしれません。

例えば現在中国が猛烈に力を入れ、米国がひそかに開発しているトリウム溶融塩炉かも知れません。

これは一種の増殖炉で燃料の利用効率はウラン型よりも高く。自然界に産するトリウムの量はウランより多く、今まではレアアースに含まれる不純物であり厄介者として扱われていたようです。

またトリウムを液体状態で使用します。そしてそのままでは発火しませんので、種火が必要です。種火にはプルトニウムが使え、プルトニウムを燃やして安全な元素に変換してしまいます。軽水炉でできた他の元素も反応させて別の元素にしてしまいます。つまりウラン型原子炉でできた危険なゴミを危険度の低い元素に換えてしまいますのでウラン型のゴミ処理としても最適です。

放射性廃棄物はウラン型原発の1/1,000だといいます。また小型化できるので空冷炉も可能なようです。空冷炉であれば全電源停止ししても暴走しません。

また炉が損傷し穴が開いて燃料が漏れれば、トリウム燃料が大気温で固結し反応が止まってしまいます。つまり暴走しません。

日本では過去にシュミレーションまで行われて開発するだけの状態でしたが、ウラン型炉の開発優先で長い間無視されておりましたが中国が力を入れ始め、日本の対応が遅れが明白となり原発負け組みとなりそうです。
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この回答へのお礼

iftaha_simsimさんこんにちわ
トリウムといった新燃料は注目ですね。
レアアースという新素材もトピックな情報ですね。

iftaha_simsimさんの着眼点の素晴らしさに驚いています。
ありがとうございました。

お礼日時:2011/08/08 06:54

どちらが得か?それはこの経済活動つまり資本主義の世界での比較ということだと思いますが。

ならば結論は簡単です。比較のしようがありません。
なぜなら原発は資本主義にまったくそぐわない存在だから。
資本主義の原則は需要と供給です。それによって値段、生産量が決まっていく。
原発はつねに百パーセントの出力で運転しなければならない存在です。
これはとても奇妙ではありませんか?
たまたま他の発電方式が出力を調整してくれているから、大きな顔して運転していられる存在ではないですか?
原発がないとだめになるという意見はいやになるほどききますが、原発こそ他の火力や水力がないとやっていけない存在です。
はなしがそれましたけど、もともと資本主義の原則にあわないものと、資本主義の原則にあわせられるものとの比較は無理だとおもいます。
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この回答へのお礼

makaikishさんこんにちわ
資本主義論から入っても原子力は無用の長物なのですか?
結局つまるところ環境問題からの導入??
やはり資源の乏しい我が国の救世主にはなりえなかったのですね。
必要な時に必要なだけといったフレキシブルな使い方ができないのではしかたありませんね。
電池もしっかり備蓄できるようになればもっと有効利用も広がるのでしょうが・・・
ありがとうございました。

お礼日時:2011/08/08 07:02

すぐ分かる欧州債務危機問題まとめ=為替王 2011-07-17(日) 121547 [サーチナ]


http://news.searchina.ne.jp/disp.cgi?y=2011&d=07 …

欧州債務危機問題は良く知られているところだと思います。ここでギリシャ、アイルランド、ポルトガル、イタリアに共通する問題は何か調べてみました。

[世] 国際収支の推移(1980~2011年)の比較(日本、ギリシャ、イタリア、アイルランド、ポルトガル)
http://ecodb.net/exec/trans_weo.php?d=BCA&s=1980 …

[世] 原油輸入額の推移(1980~2011年)の比較(日本、ギリシャ、イタリア、アイルランド、ポルトガル)
http://ecodb.net/exec/trans_weo.php?d=TMGO&s=198 …

国(地域)発 電 量 (100万kWh)発電能力
(1,000kW)
20062007火 力水 力原子力2007

アイルランド28,04628,22625,2521,016-7,286
イタリア b314,121313,888265,76538,482-93,598
ギリシャ60,78963,49658,3013,376-13,686
ポルトガル49,04147,25332,54210,449-14,994

表がずれて見難いけど、4カ国に共通する問題が分かるでしょうか。
それは原子力発電を行っていなくて火力発電の依存度が極めて高いことだったのです。
それぞれ火力依存度を算出すると、アイルランド=約90%、イタリア=約85%、ギリシャ=約92%、
ポルトガル=約70%といった調子です。

質問にはあえて答えないでおきます。私がいいたいのは、日本国内だけをいくら凝視したところで何の意味もない。国際的視野を持ち、多角的な視点で検討すべき難しい問題だということです。
拙速に結論を急ぐ必要はありませんし、慌てふためいてアイルランド、イタリア、ギリシャ、ポルトガルの後を追うことが国際社会が日本に期待していることだとは到底考えられません。
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この回答へのお礼

mekuriyaさんありがとうございます。
数値見る限りでは火力発電依存度が高い国ほど、なぜか財政破綻を起こしやすいのですね。
どういった因果関係でしょうか?日本は火力依存度70%で原子力依存率は世界3位ですが、国際収支は他の国と比べて桁違いに多いです。
ところが2022年までに脱原発を決めたドイツも日本につぐ4位です。
面白い事にGDP2位の中国も火力発電率98%でまだまだ原発すら実用に及びません。
やはり世界的な比較を持って考えなければならない事が分かりました。
興味深い数値をありがとうございました。

お礼日時:2011/08/07 15:12

まぁ、両方がダメだね。



原発のコスト=


1 都市から距離が離れているんで、電線代=数兆円
2 鉄塔の数=土地の料金+鉄塔代=まぁ、バカ高い。背も高いのでイロイロあぶない。
3 老朽化すると、何百年も封印されて、土地が使用不可になる(値段は。。アレだね)
4 電線関連器具代(ガイシ等)、値段は特殊製品なんで、超高価
5 原発そのものの値段(高いのは当たり前)
6 ウラン(輸入品)なんで、将来的にモット跳ね上がるかも。カモカモ。

火力

まぁ、ガソリン高騰で、さらに跳ね上がるかも。カモカモ。CO2も問題だねぇ。

太陽エネルギーだと、価格も補給も安定しますよ。CO2もない。
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この回答へのお礼

toyotomiReoさん回答ありがとう。

結局どちらも選択できない訳ですね。
確かに原子力はコスト安と言う訳ではないようですね。
燃やして終わりの石油エネルギーとは違い後処理に手間やお金がかかるのが原子力のようですね。
使用済み核燃料は宇宙で処分と言う訳にはいきませんからね。

回答ありがとうございます。

お礼日時:2011/08/07 14:03

>地球温暖化・環境保護を考えるのなら火力発電は時代に逆行します。


これはコストより大きな問題です

温暖化の問題は今の科学力で対応できません
管理できる放射能の問題より大きいかと

年々ひどくなる自然災害、今後も被害が大きくなっていくでしょう

水力発電所もそのせいで停止中です

その分だけでも、一刻も早く原燃を再稼動させて欲しい

将来的には再生可能エネルギーを10%くらい増やして、その分火力を減らすべき
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この回答へのお礼

yukaruさん回答ありがとう。
同意見でうれしいです。

地球温暖化が直接自然災害につながるとは限りませんが・・・

どうもありがとう。

お礼日時:2011/08/07 13:58

はじめまして、よろしくお願い致します。



>安全性、環境問題等々ありますが、結局コスト的な部分抜きで議論できません。個人的には日本の電力発電事業は安全対策をガッチリやれば原子力を選択せざる得ないと思いますが・・・

それは、無理です。今まで80年間研究して築き上げた技術が自然の力でお陀仏だったのです。
完全な安全はできません。(できないときは、原発を廃止することです)

原発や原子力は、人の力では制御できない危険なものです。

すなわち、日本は核を持たない国なのですから原発がある事態おかしいのです。

人間の力で制御できないのでは話にはなりません。

コストや地球温暖化の問題もありますが、暫定処置として原発を減らす傾向にしないといけません。

ご参考まで。
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この回答へのお礼

monta47さん早速ありがとう。
日本は技術立国ですから、”80年間研究してきた技術がお陀仏”というのは寂しいですね。
やはり”すべては安全が優先する”といった考え方が大切かもしれませんね。
ありがとうございました。

お礼日時:2011/08/07 13:54

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