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1.放射能を全く出さない原発は?

2.瞬間的に完全停止が可能な原発は?

3.停止後の冷却が一切不要の原発はできませんか?

A 回答 (20件中1~10件)

Q:放射能を全く出さない原発は?



A:出来ません。
元の原理が相対性理論(E=mc^2)から来ている「質量をエネルギーに変換する」という物だからです。
もう少し補足すると、核融合にしても核分裂にしても、宇宙を含んだ自然界中では日常的に起こっていて、その中で「質量→エネルギー」の変換が起こってるんですが、原子力発電所はそれを加速させて短時間でエネルギーを取り出すだけです。

この融合・分裂の過程で一部は放射線として放出される、例えば熱、放射線等々。
なので、物理法則として「放射線が発生しない」反応はあり得ないんです。

となると、あとは漏らさない方法をどれだけ確実に出来るか?の技術論。
そして技術論(机上)から実際のプラント建設の間には、必ず想定が存在しますが、この想定は有限であるので、それを超える事象が発生する可能性はあるんです。


Q:瞬間的に完全停止が可能な原発は?
A:完全停止の定義によりますが、「瞬間的に核分裂が停止する」と定義するなら原理的にあり得ません。
先に書いたように、原子炉は「自然界中でも起こっている核分裂の速度を何千倍何万倍にも加速して短時間でエネルギーを取り出す」ものなので、元々の核分裂はどのようにしても止める事が出来ません。


Q:停止後の冷却が一切不要の原発はできませんか?
A:これなら、ある一定の条件ではありますが出来るかもしれません。
ただし、技術論に頼っちゃうんですけどね。

第四世代の原子炉と呼ばれるものに「溶融塩原子炉」という物がありますが、これは原理的に「自分で自分の炉を安全レベルまで冷やす」という風に設計できますし、その設計部分(主に配管の健全性)については非常に堅固に作ることが出来るので、実際問題は「停止後の冷却が一切不要=臨界だけを止めたら後は自分で何とかする炉」と言えるかもしれません。

ただ、別の面で問題はあります。
冷却材にレアな物質を使う(多数の発電所は作れない。)、冷却剤は放射性物質である(ただ遮蔽は容易ですし、ある種深刻にならなくてもよいタイプの放射線ですが)などなど。

ちなみに現在稼働している大半の原子炉は第二世代と言われ福島第一もこのタイプだったはずです。
1990年後半に計画が開始された原子炉は大半が第二世代と言われます。
どちらも原理は変わりませんが、耐久度や安全基準等が第二世代より少しアップしています。
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原発であれなんであれ、絶対が付くものは絶対に作れません


でも相対的に安全な原発は作れるでしょう

1.放射能の最小単位は原子です。原子の大きさ以上の隙間を作らなければ、
放射能を全く出さない原発になります。でも別の意味で安全ではありません。

2. 絶対零度近くで冷却すれば瞬間的に完全停止するかもしれません。
でも別の意味で安全ではありません。

3. 冷却しないという事は、燃え尽きるまで動かし続けるという事です。
だからといって安全ではありません。

ちなみに今の所一番安全な原発は太陽光発電所です
太陽は自然の原子炉ですから
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地球上に作るのはどれも不可能。



地球外、たとえば月の裏側(地球から見えない部分という意味)に作れば、

1.そこで放射能がもれても地球には届かない
2.停止しようがしまいが知ったことではない
3.冷却しようがしまいが知ったことではない

という意味で否定できません。

問題は、どうやって建設するかというのと、発電した電気をどうやって地球に運ぶかですね。

1972年に打ち上げられたパイオニア10号・11号には原子力電池が搭載されているので、そういう意味ではすでに実現しているといえるのかも。

核燃料を地球以外の星から調達できれば打ち上げ時のリスク(事故で放射性物質が地球上に降り注ぐ)がなくなりますね。

そういう意味で作れなくは無いと解釈すれば、作れるというのが回答。

しかし、仮に作れたとしてもコストがかかりすぎるし技術的な困難が多すぎる。太陽光をわざわざ使わない理由が見当たらない。したがって、原子力の場合は地球で使う電力をまかなうのを目的として宇宙での発電が実用化されることはないと思います。

ちなみに、宇宙での太陽光発電については構想があるようです。
http://www.jaxa.jp/article/interview/vol53/index …
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すでに回答は出ていますが、



原発は原爆の威力を見た人類が、子供がすごいおもちゃを発見した時の様な喜びでそれを何とか、太陽の様なエネルギーとして使えないかと、手探りで電気を起こす機械に導入しました。 原子力の科学は「人類はサルから進化した」と、云った単純科学ではなく、今の教育システムを続けても2~3百年先でないと、gusinさんが質問された様に自由に人間が核を扱える日は来ないそうです。
その意味は、もし核が暴走した場合誰も止められないことや、核爆発して放出された放射性物質の毒性を消す技術が無い。 使用済み核燃料の処理方法が無いことです。

ドイツは地下に使用済み燃料を埋めていますが、当初はその穴の岩盤は頑丈で崩れることは無いといわれて来ましたが、最近は坑内の壁に亀裂が入り、岩もぽろぽろ手でも崩れ、地下水も湧き出すようになり、このままでは放射能汚染が周囲や地下水に広がると、処理場の移転を政府は考えているのですが、全く受け入れ先がありません。 また、ドイツは2022年までの脱原発を宣言して、古い原発を解体していますが、その解体技術も大変難しく、解体した建材等は殆ど汚染されているので、こちらも処理場がありません。 これらの例は、日本でも当てはまることだと思います。 

放射能は核の寿命が長いことから、広島の原爆投下から冷戦時代の原爆、水爆実験、スリーマイル島原発事故、チェルノブイリ原発事故、JCO事故、今回の福島原発事故皆、積算で地球上に溜まっています。 それに核のゴミも溜まっています。 これらは、私達の子孫4万世代先までも、続く問題で、先になるほどお金が掛かり、放射能の問題も深刻になって行きます。
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すでに原発の施設は爆発により危険だと証明されています


安全な施設ということでしたので,原発は危険だということは
否定できません。
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今のところ出来ないと思います。



人類が進歩して、絶対安全な包丁を作れる程になったら、出来るかもしれませんね。

それまでは、包丁にしても原発にしてもリスクを理解して正しく使って行く賢さが必要です。
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>絶対安全な原発は作れませんか?



★ 作れません!! 「絶対安全」という表現は無意味! 人間は,神 ではないので!

>1.放射能を全く出さない原発は?

★ 作れません!!  原発は放射性物質(放射能)を使うため!

>2.瞬間的に完全停止が可能な原発は?

★ 瞬間的に近い完全停止は出来る.しかし,「完全停止」という意味は,単に「発電をしない」という事だけにとどまる.「原発」の原子炉内では,何も変わらず放射性物質は反応し,放射線を出し続け,強烈な発熱も依然として続いている.核反応と発熱は止める方法がなく,水などを使って冷却するのみ!

>3.停止後の冷却が一切不要の原発はできませんか?

★ 出来ません!! 核燃料を使う限り発熱は止める方法がない!


因みに,核融合反応(太陽がその例)を使う発電ならば,放射性物質がないので,強力な放射線は出ない.
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作れません。


だって、作れるなら、すでに誰かが作ってるもん。
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1ありえません、核反応に放射性物質・放射線は不可能です。


2完全停止とは何でしょうか?崩壊熱は等比級数的に減りながら永遠に続きます。原理的に瞬間的に止まるものではありません。
こちらに関しては核融合などの百年以上の夢の技術では可能かもしれません。
32に同じく。

現在最新の原発でとられている措置は、72時間分の冷却水を原発の上に蓄えるシステムです。
これで72時間の全電源喪失にも耐えられます。今できるべストがここまでです。
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絶対に安全な原発は、作れません。


なぜならば、この世の中に「絶対に安全」なものなど
ないからです。

絶対に安全な自動車、絶対に安全な飛行機、
などなど、それらはみんな
「人間」が作り、「人間」が操作・制御し、「人間」が管理します。

人間が関わる以上、絶対に安全なものはありません。

1.放射能を全く出さない原発は
→原発建屋から放射線を通さなければ可能です。
しかし、放射能そのものを出さないとなると、それは無理です。
核燃料を使用する以上、放射線は必ず出ます。
言いかえると、放射能の存在しない原発は、「原子力」発電所では
ありません。

2.瞬間的に完全停止が可能が原発は?
→なにをもって「停止」とするかにもよりますが、
核燃料を冷却する必要があるため、瞬間的に停止することは不可能です。
発電そのものを停止するのであれば、タービンを停止させれば良いと
思いますが、タービンは回転しています。回転体を瞬間で停止させる技術が
あれば、可能になるとは思いますが・・・。

3.停止後の冷却が一切不要な原発
→冷却不要ということは、「停止=燃料の冷温停止状態」となる仕組みを
作れば可能です。そもそも冷却をする必要がないという条件ならば、
100度のものを、一瞬で0度にしなさいと言っていることと同じで、それは
不可能です。

完璧に制御されたロボットとコンピュータで、
設計、材料の作成、材料の加工、組立、稼働、制御、メンテナンスを行えば、
「絶対」に安全な原子力発電所を作れるかもしれませんね。

しかし、「完璧」に制御されたロボットとコンピュータは、
「人間」が作るので、結局は不可能です。
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