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東日本大震災で原子力発電は大きな打撃を受けたものの、2015年9月からはじまった日本の原発再稼働に関してみなさんはどう思われますか?賛否両論あると思いますが、その理由を教えて下さい。

A 回答 (33件中1~10件)

原子力発電については賛成の立場です。



最初に、まず原子力発電所という施設は、特段優れた発電システムではないことは明言しておきます。
まずコストから。概算の平均値で申し上げますと、
(火力発電と比較する理由は「日本の発電力 火力88% 原子力4% 水力7% 他1%」と日本は火力に特化しているためです)
原発 建設費3500億円 取壊費用1000億 合計4500億
火力 建設費1000億円 取壊費用100億  合計1100億
さらに原発は人の少ない地域でなくては建設できないため送電費用が嵩み、かつ付近の住民への負担金支払いもあります。
少なくとも、原発が安いということはありえません。なぜこれほどまでに原発が建設されたかというと、国の強力な補助金があったからに他なりません。

またリスクが大きい点も無視できません。
事故が起きる可能性は極めて低く(大きい事故は今回1回だけで、50年に1回の計算になる)、チェルノブイリのような状況は考えにくい。とはいえ、なんでもそうですが可能性を0にすることは不可能であり、人智を超えた災害というものは常に考えられます。今回の福島のように津波(ほぼ津波と原因が分かっている)のような天災による事故は、今後も考えられるでしょう。

また原子力がなくても日本の発電量が足りることはすでに証明されています。むろん、火力発電所をフル稼働させてのことですが、足りないなら足せばいいだけでしょう。最近では火力発電所の性能が上昇し、エネルギー変換効率が60%程度の(現状の倍)のものさえ作れるようになっています。火力発電に比べると二酸化炭素の発生はなくクリーンエネルギーであることは確かですが、その源となる放射性物質の放棄に困っているということも事実です。

つまり原子力は総合的に安いとはいえず、リスクは高く(火力と比べて)、なかったらやっていけない、という類のものでもない。またクリーンエネルギーであることは事実だが、放射性物質の放棄場所が決まっていない以上、責任を未来へ押し付けることにも違いはない。
つまり原子力はさほど素晴らしいものではない。

ですが、それでも原子力に賛成です。
以下賛成の理由。
①原子力発電所は稼働してないからといって安全ではない。なら使うべき(もちろん稼働しているときのほうが危険ですが)。
②日本国として足元を見られないようにするため(化石燃料を買わないといけない、と思わせたらダメです。なくてもやっていけるぞ、と見せる必要性があります)。
③火力発電のみに頼るのは危険(太平洋戦争が起きたのも、石油等を止められたからです。緊急時の手段は残しておくべき)。
④技術を残していく必要がある(原子力ついては、現状日本が世界一の技術力を持っています。高速増殖炉ももしかしたら、この技術を基礎に完成するかもしれません)。

などの条件を勘案すると、今日、明日、1年後、2年後、などの期間でみれば、原子力は必要ないかもしれません。
しかし、もっと遠くの10年後、20年後、あるいはもっと先、日本が戦争に巻き込まれるくらい先をみていくと…………火力だけで本当に大丈夫か? 危うい、他に手段も持つべき、と感じます。
いま政府が提唱しているベストミックスとは、火力や原子力をうまいこと組み合わせてやっていくことですが、私も火力だけに頼るのではなく、原子力の力も残しておくべきだと思います。
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この回答へのお礼

回答有難うございました。

お礼日時:2016/02/09 13:30

自分とは立場が異なりますが、NO32さんが理路整然とした展開をされていて傾聴に値します。

反対論者と言えど無視することのできない論拠ですが、簡単に反論させて頂きます。

1)「(もちろん稼働しているときのほうが危険ですが)」更に稼働すればするほどゴミが増えます。結局ゴミをどうするのかという問題です。

2)及び3) これは関連します。確かにエネルギーの多様性は必要だと思います。しかしウラン235にしても限りある資源です。中国のように原発を500基にする計画をもっている国、その他現在は開発途上国でこれから先原発の建設が増えていくことでしょう。それは何を意味するか。やはりウランの奪い合いになってきます。人によっては原油よりウランの方が先に枯渇すると言います。原発の燃料は無尽蔵にある訳ではないということです。比較的短期、最悪の場合のエネルギーの安全保障はやはり石炭だと思います?将来的にはメタンハイドレートでしょう。しかし原発が復帰すると喉元過ぎればになってしまいます。

3)技術を残していく、ということに関しては異論はありません。ただむしろ廃炉技術を進めて行った方が良いと思います。今後、日本はもとより世界的に廃炉が必要になっていくことでしょう。なお理論的裏付けのある高速増殖炉を現代版錬金術というのは行き過ぎにしても、世界的に手を引いてしまった分野で今も拘っているのは日本だけ。可能性はゼロではないにしても実際上不可能です。同じ夢のような話なら海水から水素と酸素を極安価に分離できるような技術の方がはるかに良いと思います。

なお極極極一部に、原発にこだわる本当の狙いがプルトニウムではないだろうか、と疑いたくなるような人がいます。真偽はともかくとして日本がプルトニウムを貯め込むことは同盟国アメリカですが反対で、あまり度が過ぎると厄介なことになりかねません。
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えーとぉ・・・簡単明瞭・・・2万年より100年保管を実現。



以下は大まかな理由で有る・・・ ・・・
プルトニュウムの核爆発防止は保管容器としての
中性子吸収断面積を小さくすれば起きない。

プルトニュウム保管上の最大難関は放射線束では
無くてプルトニュウム火災であり消火が不可能に
近いという点。

30になる回答が在るけどプルトニュウム火災について
考慮がないのはなぜかなぁ・・・

日本の陸地に数万年安定した保管適地が無いと言うけ
どどこの国にも無いと認識。中共国の奥地でも大地震は
起きてる、ヨーロッパ、北米、南米でも巨大地震は在る。

最終保管場所が無いのは全世界で同じ。
岩塩層に運び込んでいる国が一つ有るけど数万年の
安定が確立している訳じゃ無い、将来水が侵入すれば

腐食が急激に進んで対処のしようが無くなる・・・
回答を読んだけどみんなは考える前提を忘れてないかい?
原発開始50年・・・大量の使用済み燃料がすでに在る点。

日本において危険とは何か?
津波、地震、火山爆発、火災、隕石落下、破壊攻撃、戦争。
津波、地震、火山爆発で潜水艦が沈没した実例が在るかい?

大量の海水が周囲に在ればプルトニュウム火災にも対処。
現代技術で建造出来るのは100年使用の燃料潜水船・・・
いきなり2万年の安全保管を求めるのは馬鹿の考え。

現実にやるべき事は実用技術の投入で何を実現するかである。
保管潜水船を建造し特別日本軍による運用で危険を回避し
事故の際には突撃命令で対処する、戦争と同じように・・・
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のど元過ぎれば熱さ忘れる。

危険なところが正常化しないままですね
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纏めますとこういうことです。



天然では鉱石中にわずかにしか存在しないウラン235。地下深くに(浅い所もあるかも知れませんが)大人しく眠っている物を集めて来て濃縮し、原子炉で燃やし、自然界には存在しない(実際にはごく微量が観測されているそうですがそれはウラン235の自然核分裂反応でできたものと想像されています)プルトニウム239その他の核ゴミを作りだし、その保管場所の手当も出来ない現状は異常だということです。

なおプルトニウムの2万4千年という半減期の長さも問題ですが、その取扱いが難しい、ウランよりもはるかに難しいと思います。核爆弾として利用するためには小型化が必須ですがプルトニウムは小型化に非常に適しているわけです。どういうことか?裏を考えればごく少量でも核爆発を起こすということです。なので使用済み核燃料には難しい問題がいろいろあるということです。

使用済み核燃料を万年単位で安全に保管できる場所があるなら別に反対はしませんが、地震、火山の濃縮列島(つまり国土面積に比してそういった物が多すぎるということ)たる我が日本で、なーんも考えずにいたら大変なことになるということです。現にあちこちの原発では使用済み核燃料プールが満杯に近づきつつあります。

人間にとって死は必然的に訪れますが大半の人間は普段はそんなことを考えない。歴史に名を残す人間は常にそれが頭にあります。だからこそ偉業が成し遂げられたのです。少々話が脱線してしまいましたが賢くなりましょうよ、お互いに。
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半減期が短い方が危険、なんて勝手に断定しないでほしいですね。

人体に取り込まれた時が怖いのですよ。これだけは言っておかないと、後は失礼ながら一杯飲みながら書かれてる?文章がどうも。希望としては要点を簡潔に、かつ、明瞭正確に願いたいものです。
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>太陽の今後が正確詳細に10億年まで判るとでも?



宇宙の歴史に関する本をいっぱい読んでいるので、
どの本に書いてあったかは、覚えていないけど、
太陽エネルギー(核融合)の仕組みと、
太陽の有する水素の量から、
太陽の核融合が今後どのように進んでいくか、計算されている。
過去は、光度(核融合反応)が今より低く、
今後10億年は、核融合が進んでいくことが計算されている。
その後は、水素は少なくなるので、核融合は少なくなる。
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原発もね学者が事故の確率を主張して100年以上


大事故は無いと断言して他説を無視してたんだよ?
学者の通説か・・・地球の地震さえロクに判らない学者

に太陽の今後が正確詳細に10億年まで判るとでも?
太陽放射は強弱が在る、だから太陽観測を続けている
膨大な放射が1%でも減少すれば人類に大きな影響。

平均値では生きていけない・・・食量でさえ1年分は無い
のが日本。エネルギーが無ければ大勢が死ぬ・・・
火事は怖いと火を使わなければ冬が来るたび大勢死ぬ・・

火事で人が死ぬとしても火を使って生き延びたのが人類。
原発で死ぬと判っても使って生き延びよう日本人、と。
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>太陽放射が減少した場合に使えるエネルギーは


>原子力ぐらいだ・・・海洋が凍結すれば船舶輸送は
>困難か停止。化石燃料は陸上輸送さえ困難・・・

太陽は、現在約50億歳で、これから10億年後にかけて、放射エネルギーが増大していきます。
人類が生きている間は、太陽放射が減少することは、考える必要がありません。
10億年後には、地球は、金星のようになっているでしょう。
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太陽放射が減少した場合に使えるエネルギーは


原子力ぐらいだ・・・海洋が凍結すれば船舶輸送は
困難か停止。化石燃料は陸上輸送さえ困難・・・

第二次世界大戦の時でさえフィンランドの海は自動車
が通れるほどの厚さで凍りついた・・・日本については
放射減少で海流が弱くなれば急速な寒冷化が進む・・

日本の海岸が凍りついた時にエネルギー源は在るの?
数日前に台湾で81人も寒さで死んだ事を考えて御覧・・・
そんな事は起きないと言う人はね・・・

原発は安全で事故は起きないと言っていた人と同じ。
プルトニウムが危険・・・あのね・・・物性としては金属
の部類だよね、自然に蒸発して拡散するんじゃない・・・

半減期が長いと言う意味は放射線束の強度が低い
という事。半減期が短い物質の方が危険なのだよ・・
だから、核シェルターは短い半減期に対して設計する。

本当に必要なのは原発有無の検討ではない
核事故に備え国民全部が入れる核シェルター建設だよ
限定核爆撃に対しても少しは有効。

数十万人をバスで移動?馬鹿が作る対策だね・・・
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