プロが教える店舗&オフィスのセキュリティ対策術

直接打撃性の技術を体得なさった方との実戦でも、
気合いは寸止めを有効に働かせてくれ得ますでしょうか?

A 回答 (1件)

私は「実戦」などしていませんのでお答えする資格はないのですが、材料を幾つか提供したく思います。




学生時代、中国の北派拳術を習っていました。合気道部の主将と友人であり、よく一緒にスパーリングをしました。
また、目を瞑って手刀を打ち合うという訓練もしました。大体躱せるようになりました。

「打った」と信じ込んで強くイメージすると、大体反応されました。直後に違うカ所を打つと、大体当たりました。芦原空手をやっていた友人ともやって、ほぼ同じでした。

「気合い」の一つの使い方だと思っていますが、非常に仲のよかった友だち同士での「実験」ですので、害意をぶつけ合う「実戦」でどこまで使えるかは、正直分かりません。

あくまで推論ですが、目や肩の動きに頼らない「フェイント」としては有効なのではないでしょうか。



卒業後は門を離れてしまいましたが、それでも自分一人で真似事はしています。
私は割と温厚な方だと思うのですが、世の中、頭に来る輩はけっこういます。

激怒したときだけですが、何かが出て相手を襲うようです。こちらを見ていない場合でもビクッとして振り返りますから、思い込みとは違うと思います。

それから、話が矮小化して申し訳ないのですが、ある種の害虫が出た時、新聞紙を丸めて打とうしましたが、タンスが邪魔で、なかなか届きませんでした。

焦って「死ね!死ね!」と言いながら睨みつけると、虫はひっくり返ってバタバタしました。びっくりして観察すると、起きあがって動き出そうとしたので、また「死ね!死ね!」とやると、再びひっくり返りました。

そこを打って殺しましたが、確かに「気合い」というものが出ているのかもしれないな、とは実感しました。

この能力がどこまで「実戦」に使えるかは未知数です。私は今、闘争の現場にはいませんから。


以下、余談になります。

肥田式のことはよく存じ上げないのですが、中国武術では把式を重視します。馬歩や弓歩などを。

身体の使い方という点で言うと、脚を伸ばして真っ直ぐ起ち、腸腰筋を収縮させて仙骨を前転させ、あまり出っ尻にならないようにして背筋を緊張させ、体軸を立てると、身体の軸が前にせり出します。
へそは前方か、やや下を向いています。腰は入っているが、いわゆる「反り腰」にはならない。
これが、馬歩の準備の静立です。肥田式でも、似たような姿勢を取るはずですね。

次に、腸腰筋を効かせたまま、大臀筋を働かせると、体軸が後ろに引っ張られていきます。腸腰筋の「受動筋力」が最大に発揮された状態が生まれます。この位置が、「尾呂中正」。

同じように、大腿四頭筋を緊張させたまま、大腿二頭筋・つまり脚の裏を効かせていきます。
当然、身は沈み、いわゆる馬歩の姿勢になっていくわけです。四頭筋の「受動筋力」が発揮されます。

背筋も同様に、腹筋によって、収縮しようとした状態で引き伸ばされていきます。「受動筋力発揮状態」になったところが、「抜背」。腰が「入った」状態と、「抜けた」状態の、丁度中間になるわけです。
腹筋と背筋とが釣り合った感じがします。
だから「腰腹同量」と言われると、何となくうなずきたくなります。


昔先生に散々叱られた基本的な要領が、何十年もコツコツとやって、劣等生だった私にも、やっと理解できました。

肥田式とはずいぶん異なる部分もあるとは思いますが、少しでも参考にでもなれば、幸いです。

この回答への補足

有り難う御座います。

非常に良く研究されていますね。

補足日時:2011/09/16 01:57
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