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1年前くらいに、亀甲牡丹ヒントニー(実生?)の小さい鉢植えを買いました。
お店の人が、肥料などはいらないから水だけ2週間に1回くらいでコップ1杯くらいあげて、と言っていたので、そうしていたのですが、最近になって、葉っぱ?が茶色になってきています(枯れてる?)
夏ぐらいまでは綺麗な緑色だったのですが。
室内の日はあんまりあたらないところに置いてます。
サボテンを育ててるのは初めてで、どうしたらよいのか全く分からないです。

水やりの頻度や量をこうしたらいいとか、肥料はいらないのか、とかアドバイスがあったら教えてください。
今は、まだ直径4センチ、高さ2センチくらいの大きさです。
鉢が買ったときの小さいもの(直径8センチ、高さ10cmくらい)なのですが、植え替えたほうがいいのでしょうか。
また、日なたに置くのと日陰におくのとどちらがいいのでしょうか。

参考になるのかわかりませんが、今朝とった写真をつけました。

「亀甲牡丹ヒントニーの育て方」の質問画像

A 回答 (1件)

誠に残念ですが、画像を見る限り九分九厘枯れています。


一分の望みはあるかも知れませんが、このような状態になってからでは
助けようがありません。元の緑色に戻すのは不可能です。
今後に新たに購入されるかも知れませんので、亀甲牡丹ヒントニーが何
であるかと言うより、サボテンがどんな植物であるのかを説明したいと
思います。これを読めばサボテンと言う植物が分かり、販売店の方が言
われた事が間違いだった事が分かります。

サボテンと言う植物は暑さや乾燥に非常に強く、多湿や寒さには非常に
弱い植物が多いです。一部には寒さにも強い種類もありますが、そのよ
うな種類は世界中に数種類しかありません。
暑さに強いと言うのは、自生地が亜熱帯や砂漠等で自生する物が多いと
言う訳で、長期間も雨が降らないメキシコ等が有名です。
体に水分を蓄えられる機能を持っているため、水遣りを怠っても直ぐに
は枯れる事がありません。蓄えた水分を少しづつ使用し、雨が降るまで
生き延びようとします。蓄えた水にも限りがあるので、全て使い切って
しまうと当然ですが枯れてしまいます。逆に普通の草花のように毎日の
ように水遣りをすると、蓄えられる水分分量を超えますから、根腐れを
起こして腐敗して枯れてしまいます。

どんな植物や樹木でも共通しますが、植替え時期は必ず決められていま
す。何時でも植替えが出来るとは考えないで下さい。決められた時期に
植替えを行うようにし、状態が悪くなってからでは手遅れになります。
亀甲牡丹は通常のサボテンと同じですから、植替えは5~9月の間だけ
で行います。僕の長年の経験からすると、出来るなら梅雨時期と猛暑の
時期を除いた時期が良く、梅雨入り前までに植替えを済ませた方が良く
なります。古い土は全て捨て、新しい土を使用して植替えます。
土は市販のサボテンと多肉植物の土を使用し、何も混ぜないで購入時の
ままで使用しますが、保水性が高い種類が多いので園芸用の川砂を2割
程混ぜても構いません。

肥料は植替え時に緩効性化成肥料(マグァンプK等)を混ぜて使用し、
次回の植替えまで一切与えません。置き肥で与える時は5~9月の間に
2ヶ月に1回で少量与えます。

置き場所は年間を通して日当たりの良い場所に置き、真夏だけは光線に
より本体が焼けて茶色く変色する事があるので、真夏だけは直射日光が
当たらない場所で弱い光線に当てます。冬場は外気温が5℃近くになっ
たら早めに室内に入れ、光線が十分に当たる窓辺で管理をします。
それ以外の時期は全て屋外で管理をします。猫可愛がりをすると外気温
が7℃以上は無いと越冬が出来ないので、寒さに多少でも強くさせるに
は冬以外は屋外で光線に当てるようにします。
植替え期間は鉢の大きさで決めます。7号鉢を基準とし、それ以下なら
年毎に植替えをし、それ以上なら2年毎に植替えをします。

水遣りは4~10月は鉢土が完全に乾いてから、更に1週間経ってから
鉢底から十分に水が流れ出るまで与えます。この時にコップ半分や1杯
等と量を決めたり、2週間と言うような期間を定めるのは絶対に避ける
ようにします。与える時は鉢底から水が流れ出るまで与えるのが原則で
す。店員さんの言われた方法は、機械的水遣りと言い絶対に行っては駄
目な方法です。店員さんはサボテンの事を全く知らない人のようです。
冬場は休眠するので、1ヶ月に1~3回で与えます。出来るだけ乾かし
気味にした方が寒さに強くなるので、出来るだけ水遣りは控えます。

暖房がガンガン効いた部屋ではサボテンの本体が乾燥するので、場合に
よっては干からびてしまいます。暖房器具の放射熱が直に当たらないよ
うにし、湿度不足の時は霧吹きでサボテンの表面に水を噴霧し、乾燥か
ら守る工夫が必要です。冬場でも掃除で窓を開ける事があるはずですが
窓を開けても冷気に長時間も当てないようにします。サボテンでも風邪
を引く事を覚えて下さい。

画像を見ると鉢の大きさが大き過ぎます。画像のような深鉢が好ましい
のですが、大きな鉢に小さなサボテンが置いてあるような感じを受けま
す。実際にはサボテンと鉢の間が、人挿し指が1本入る程度が適してい
ます。現在の鉢では生育のためには好ましいとは言えません。

日向と日陰ですが、基本的には日向です。植替え直後や状態が悪い時は
明るい日陰に置くのが好ましいですが、基本的には年間を通して日向に
置くようにします。また日向であれば良いと言う事はなく、風通しが悪
いと病害虫の発生が多くなったり、土が乾きにくくなるため腐敗しやす
くなります。年間を通して風通しを良くする事は必ず必要です。

サボテンと多肉植物に関しては栽培経験が長いので、ある程度の事なら
回答が出来ます。他に質問があれば締め切らずに補足質問をして貰えれ
ば、分かる範囲で答えようと思います。
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