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昨日悲報が飛び込んできました、往年のプロ野球名監督西本幸雄氏が無くなられたとの事(享年91歳)、謹んで御冥福をお祈りしたいと存じます。

時には選手に対する鉄拳制裁をも辞さない厳しさ・野球に対する情熱は、かつては熱烈なジャイアンツ・ファンであった私にとっても、野球界に於いて真に尊敬という言葉に値する人物は、西本氏をおいて他に存在しません(王貞治氏がそれに次ぐ)。
選手に迎合する事無く又オーナーにすら媚びる事無く、責任の所在を明確にし続けた潔さ、時代の趨勢なのでしょうが昨今この手の監督が全く存在しない、寂しい限りです。

尚西本氏には「悲運の名将」という形容詞が常に付き纏いますが、弱小球団を率いリーグ優勝8回の記録は、日本一の称号を奪取出来なかった事実を持って、いささかも西本氏の評価を下げるものではないものと。

さて皆様には西本氏に関する評価・思い出を御聞きしたいと存じます。

A 回答 (1件)

>故西本幸雄監督への評価に就いて



      ↓
寡黙で訥々とした語り口、それでいて野球への、チームへの、選手への熱い思いが伝わる人情監督だったように思います。
批判で申し上げるのではないが、その人柄がここ一番での場面で作戦が表情と動作に表れ相手に読まれるウイークポイントにもなったように思います。

そのカッコヨサと勝負弱さは、ONがおり川上や広岡も藤田もとスター選手がキラ星の如く並ぶ巨人軍が、無名選手の多い九州の野武士集団と言われる西鉄に日本シリーズで3年連続で敗れた。
あの巨人軍の水原茂監督の寂しげな、勝負師に成りきれない球界の紳士と何となくイメージがダブります。

◇強力打線を擁し、前評判では絶対有利と思われていた大毎オリオンズが、三原監督率いる大洋ホエールズとの日本シリーズでの一死満塁からのスクイズ失敗を含めてまさかの4連敗に「慣れない事をするから」「監督の弱気が選手に伝線」「三原魔術に翻弄された」と酷評され、永田雅一オーナーの激怒もあって、リーグ優勝監督が1年でクビに・・・

◇江夏の21球で有名な、圧倒的に優勢な戦での、スクイズ失敗からのまさかの広島が日本一に・・・

リーグ制覇8回、しかも近鉄や阪急という、不人気のパリーグにあっても、特にお荷物と言われた弱小球団(当時は、交流戦も無く西鉄・南海が2強であり、その対決がパリーグの黄金カードだった)を初優勝に導いたのは立派な功績・チーム作り、選手育成の非凡な指導力&人望の賜物だと思う。
しかし、一度も日本シリーズでの勝利<日本一>を飾れず、悲運の名将と称された。
後に西本に上田、三原に仰木と言う後継者が生まれ、それぞれ近鉄や阪急の日本一、強豪チームにして西本氏の悲願<日本一>を結実させた。
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この回答へのお礼

回答ありがとうございます。

>寡黙で訥々とした語り口、それでいて野球への、チームへの、選手への熱い思いが伝わる人情監督だったように思います。

実際には大正の御生まれなのでしょうが、私がイメージする西本氏は明治生まれの頑固親父、一度こう思ったらてこでも動かない、昨今この手の人を見掛けなくなりました。
プロ野球の監督にしましても、いかに選手を気持ちよくプレーさせるかに気を配る方ばかり、時代の趨勢でありそれはそれで良いのでしょうが、かつての鶴岡親分・川上監督そして西本監督の如き「おやじタイプ」が皆無、残念です。


>批判で申し上げるのではないが、その人柄がここ一番での場面で作戦が表情と動作に表れ相手に読まれるウイークポイントにもなったように思います。

それは仰る通りですね、しかし亡くなられた今となっては、西本氏の人柄を偲ぶ典型例として、語られる事と思います。

>そのカッコヨサと勝負弱さは、ONがおり川上や広岡も藤田もとスター選手がキラ星の如く並ぶ巨人軍が、無名選手の多い九州の野武士集団と言われる西鉄に日本シリーズで3年連続で敗れた。
あの巨人軍の水原茂監督の寂しげな、勝負師に成りきれない球界の紳士と何となくイメージがダブります。

黄金期の西鉄VS巨人の日本シリーズは最早伝説ですね、私は生まれてはおりましたがリアルタイムでの記憶がない、強烈に野球を意識し始めたのは巨人のV9以降ですので。

>◇強力打線を擁し、前評判では絶対有利と思われていた大毎オリオンズが、三原監督率いる大洋ホエールズとの日本シリーズでの一死満塁からのスクイズ失敗を含めてまさかの4連敗に「慣れない事をするから」「監督の弱気が選手に伝線」「三原魔術に翻弄された」と酷評され、永田雅一オーナーの激怒もあって、リーグ優勝監督が1年でクビに・・・

>◇江夏の21球で有名な、圧倒的に優勢な戦での、スクイズ失敗からのまさかの広島が日本一に・・・

こちらも伝説ですね、故人を偲ぶ典型的なエピソードと思われます。
後者に於いては江夏のみが語られますが、当時の近鉄打線にどうにかして欲しかった、個人的な悔恨ですが。

>リーグ制覇8回、しかも近鉄や阪急という、不人気のパリーグにあっても、特にお荷物と言われた弱小球団(当時は、交流戦も無く西鉄・南海が2強であり、その対決がパリーグの黄金カードだった)を初優勝に導いたのは立派な功績・チーム作り、選手育成の非凡な指導力&人望の賜物だと思う。
しかし、一度も日本シリーズでの勝利<日本一>を飾れず、悲運の名将と称された。

阪急時代は強力なチームを作り上げ、黄金期の巨人と対戦しましたが、「刀破れ矢が尽きた」という形容がぴったり、V9育ちの私としましては、好きな選手は長嶋茂雄以外考えられませんが、好きな監督という事であれば迷わず西本監督の名前を挙げます。

晩年阪神タイガースより監督就任の要請を受け、固辞したと聞きますが、ピン・ストライプのユニフォームを着た西本監督の姿を是非見てみたかった、長嶋ジャイアンツVS西本タイガースのペナント争いが実現して欲しかった、残念です。

お礼日時:2011/11/27 08:43

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