No.4ベストアンサー
- 回答日時:
No.2のJagar39です。
参考になるサイトを見つけました。http://www.geocities.jp/nisi3776mbb/fuji/etc02/k …
このページの冒頭2枚の写真を見ただけで、私は胃がきりきりしました。この氷の上で「冬富士では風速20m/secはそよ風」という冬富士特有の強風に吹かれたら、頂上直下から3分で下山できてしまいますよね。ただし死体で。
雪崩事故ももちろん過去に起きているのですが、上部では風で雪が吹き飛んでしまうため、やはり圧倒的に滑落事故が多いです。
とにかく「アイゼンの爪も入らないカチカチのアイスバーン&急傾斜&転んだら1,000m級の滑落は免れない」という厳しい条件ですから、そこで悪天候に見舞われたら、ほぼ「生還する術なし」の状態に陥ってしまいます。上部まで登ると風を避ける避難場所もほとんどない、というシビアさですから、「無理はしない」のが鉄則とはいえ、「天候が悪くなってから撤退」というのも通用しないことが多々あります。
ですから、天候の読みも非常に重要です。冬山全般に言えることですが、冬富士の場合は快晴でも風が強ければ「無理」ということがあるので、他の冬山とはまた少し違いますね。
風も強くなく、例のガチガチのアイスバーンも発達していなければ、「転倒=死亡事故」というシビアさは変わらないものの、技術的には非常に易しくなります。北アの岩とのミックスといった嫌らしいところもない、傾斜は強いけれどシンプルな斜面ですから、雪上訓練気分で登頂できてしまった、という話もよく聞きます。
もう20年以上前になりますが、私が11月末に登ったときは頂上直下の数十mの区間だけが、「アイゼンの爪も入らないガチガチのアイスバーン」でした。15m級の風も吹いていたので本当に神経がすり減りました。あのアイスバーンが数百m続いていたら、胃に穴が空いていたかも・・・と思うくらい。
それも前日に登頂して頂上でビバーク訓練をしたのですが、登るときはアイゼンが気持ちよく効いたのですが、下りの時はガチガチになっていました。まあ早朝で気温も低かったからでしょうが。
下りのアイスバーンは、本当に怖かったです。
ところがその翌年か翌々年の12月に登ったときは、登りの時がかなり頻繁に「ガチガチのアイスバーン」が出てきて、「下りはどうなるんだ?」とその時点で胃に穴が空きそうな気分で登っていたのですが、翌朝は綺麗にアイゼンが効く気持ちいい斜面が下まで続いて拍子抜けした記憶があります。
というわけで、冬富士は、たとえ快晴であってもまったく油断できない山、という印象です。
ですから、確かな技術を身につけて挑んでください。
なお、余談ですが、民間人が冬富士登山を制限されているとかいう話は初耳ですし、まったく事実ではありません。
No.6
- 回答日時:
私の周りに、冬富士登山した人が複数いて、いろいろと話を聞いていますが、冬富士登山はかなり危険で、難易度が高いそうです。
(私は冬富士に登ったことないです。)山岳会に入るなり、ガイド登山でスキルを修得するなりして冬山登山技術を身につける必要があると思います。
軽率な行動は単に命を捨てることになりかねないと思います。
まずは、ツアーや経験者と共に、低山の冬山登山に挑戦してはどうでしょうか?
冬富士の厳しさが語られた記事がありますので、ぜひ参考にしてみて下さい。
参考URL:http://fujisan.rash.jp/fuyufuji/talk1.html
回答ありがとうございます。
参考URL見ました。
滑落している動画があまりにショッキングでした。
まるでボブスレーでもしているかのような弾丸スピードなので。
たしかに、軽率な行動は命を捨てることになりかねないとおもいました。
冬富士登山の過酷さが良くわかりました。
今の私には無理そうです。
もっと技術と経験を積んでから検討したいと思います。
No.5
- 回答日時:
すでに他の方が回答しています。
死にに行く様なものです。冬山登山の経験がない、今期はあきらめて他山の冬山登山を何回か経験してからでも遅くないと思います。No.2
- 回答日時:
登山歴35年ほどです。
冬富士も、厳冬期ではありませんが11月末~12月初旬に2回ほど登頂経験があります。夏山の登山歴が10年ほどあるのであれば、山岳雑誌など読んでいませんか?
「山と渓谷」の2月号に冬富士の話が載っているのですが、僅か2ページほどの記事ですがそれが全て、と言って良いです。未見でしたらバックナンバーを取り寄せてでも読んでみてください。
端的に言うと、冬富士は国内でも屈指、もしかするとある部分ヒマラヤ並に困難な山です。
人が軽く飛ばされるほどの強風、アイゼンの爪が全て入らないくらいの硬い氷、そして一度転んでしまったら最後、軽く1,000mは滑落してしまうほどの広大な斜面、というのが冬富士の困難なところです(当然1,000mも滑落すれば命はない)。これらは国内では他の山ではほとんどお目にかかれないものばかりです。
11月末から12月初旬あたりだとそこまで厳しくはないので、大学山岳部や社会人山岳会の「冬山訓練」でよく登られる山なのですが、それでも「訓練」は下部で行われるので登頂はまた別です。アイゼンの爪が入らないほどの硬い氷は、私は頂上部で少しだけ経験しただけですが、そんなところで転んだらピッケルによる滑落停止などできるわけもないのはお判りでしょう。
またロープで確保しようにも、確実な支点を取ることが難しいので、結果的に1人の滑落がアンザイレンした全員を道連れにしてしまうような事故も過去に何件も起きています。
標高が高くなるほど傾斜も強くなるので、マジにヤバい山ですよ。
想像すれば判るとおり、ヘリなどとても飛べる山ではありません。ヘリが飛べる山だったら測候所の荷揚げもヘリでやっていたでしょうね。
遭難した場合も、たいてい標高3,000m以下の地点まで落ちてきているし行方不明にもなりにくいので、北アで遭難するより救助活動の手間はよほどかかりません。救助(多くは遺体収容ですが)に手間取った、という話もあまり聞きませんし。
というわけで、冬富士を目指すのでしたら、よほど真剣に技術の習得に努める必要があります。
とりあえずしっかりした山岳会に入ることは必須でしょう。シビアなアイゼンやピッケルワーク、ロープを用いた確保技術は、独学ではまず習得不可能です。
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