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現代音楽に興味があるのですが、どれを聴いてもどこをどういう風に味わえばいいのか全然解りません。
知り合いには、現代音楽は半端じゃない深い音楽だと言われましたが、それを理解できない自分が少し情けないです。
一応興味があるのはバルトーク、リゲティ、ファーニホウ、望月京あたりで、
興味がないのはライヒやジョン・ケージなどです。
ちなみにクラシックではモーツァルト、ベートーヴェンからショパン、チャイコフスキー、ラヴェル、ショスタコーヴィチまでは大好きですし、わりかし「よさが解ってる」つもりです。


現代音楽を楽しむ方法を教えて下さい。

なお、「良さが解らないなら無理して聴く必要ない」という回答はやめて欲しいです。

A 回答 (2件)

質問者さんが苦手なライヒを自分は好きなので、自分にとってのライヒの聞き方だけについて回答します。



仮に質問者さんの聞き方が、演奏された音階をなぞってストーリーを想像するような聞き方なんだとしたら、ミニマルはとても退屈なものになってしまいます。

ライヒを始めとするミ二マルミュージックは、音のバリエーションをあえて制限する事で、楽器のテクスチャや響きの重なりの美しさを追及しているように感じます。
絵に例えると、一粒一粒は何の変哲もない点ですが、視点を一歩引い全体的に見ると美しい風景の点描画みたいな感じです。
音の一つ一つを気合い入れて追わないで、音のシャワーを浴びるような感じに聞き流すと違って聞こえてくるかもしれません。

『18人の音楽家のための音楽』辺りで点描画っぽさが分かりやすいと思います。
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>知り合いには、現代音楽は半端じゃない深い音楽だと言われましたが、それを理解できない自分が少し情けないです。



「理解できない」とちゃんと言えるjohn and paulさんは、とても偉いと思います。
知ったような顔して、現代音楽は良いと言っている人は多いですよ(笑)

もし、john and paulさんが作曲の知識がおありなら、どのようにして作られているのかを考えながら聞くことで、理解が促進されると思います。そうはいっても、作曲の知識がある人でも、12音音楽がセりーのような非人間的・超人工的音楽は受け付けないという人は居ます。私の知り合いの作曲家は、そのように言います。最近はこんな技法で作曲する人も随分と減りました。。

もし、作曲の知識が無いという場合は、やはり、音楽を聴いてみて、何らかのイメージと関係付けながら耳を澄ます、というのが良いと思います。

現代音楽といっても多様で、何らかの「音楽以外のもの」をモチーフにしたものと、音楽は音楽以上のものは語らないのだという「絶対音楽」の立場(音楽は音空間における音の造形という意味以外に無いという立場)のものなど、色々あります。専門的な人は、「絶対音楽は他のイメージと結びつけるなど邪道」と言う人が少なくないと思いますが、しかしながら絶対音楽であっても、音楽のもつイメージというのは、広がりをもつもので、いくら作曲家が絶対音楽なのだと言い張っても、聴き手には他のイメージに飛びつつ音を聴くということが許されるわけです。

そもそも、人間の聴覚は、発生学的に他の感覚器官(特に視覚)と未分化で、聴覚情報を聴覚情報だけで感じ取る能力が弱いと聞いたことがあります。聴覚は、視覚や臭覚、触角などと切り分けることが難しいのです。

そこで、次のような方法はいかがでしょうか。これは私も時々やっていることです。

(1)抽象画がたくさん掲載された美術本を買ってくる。
(2)難解な現代曲を聴くとき、それを聴きながら、その曲によく合う絵はどれか、(1)の本から選んでみるということをする。
(3)そういうことを続けていると、自然に、難解に聞こえていたものが、「覚えられる音響」になり、理解ができたと思えるようになってくる。

いかがでしょうか? 音楽イメージの多元性を活用した方法です。
ちなみに、絵画の抽象度は、どの時代も音楽を少しリードしています。絵のほうは、時代性を考えて選ぶのも良いでしょう。最近の絵画は、抽象から具象に戻ってきていますから、音楽もそのような傾向が増え始めています。
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