プロが教えるわが家の防犯対策術!

某製造業の検査課(製品検品担当)に勤務しています。

先日、製造に関係した製品でお客様から図面寸法が違った製品が
納品されていたと指摘され、再製作することになりました。

クレームを出さないようにする為、図面寸法に色のついたマーカペンや
自分の机等にわかりやすくメモを置いて注意喚起していたのに関わらず
今回このような結果になってしまった。

他にクレームを防ぐ方法等があればお教えてください。

A 回答 (3件)

お客と貴方の会社の間で検査基準の事前合意は取られておりますか?


また図面にはその寸法に許容差が記載されていますか?
JISの一般許容差になっていたりしませんか?
事前合意の検査基準で該当部位の寸法測定検査が規定されていない場合、下請け業者に寸法測定検査の義務はなく、下請法的には依頼者は測定検査をしていないことに対してクレームを出してはいけません。
また図面にその寸法に対して個別に寸法許容差(あるいは図面ごとの固有の許容差指示)が書かれておらず、JIS一般許容差を適用している場合は、実は寸法を厳密に守る義務はありません。
JIS一般許容差では補足事項として「実使用上問題ない場合は許容差を超えても良い」旨の記載があります。
JIS一般許容差適用図面の場合、明らかに「実使用上問題ある」と判断できないレベルの寸法相違であれば、寸法相違に対して依頼者はクレームを出してはいけなくなります。
(JIS一般許容差を適用していない場合は、この補足事項の適用はなくなります)

上記のように下請法を盾にクレームを防ぐ(拒絶する)方法はありますが、今後の付き合いを考えると最終手段であって実行はやり難いですかね?

実際の運用上のやり方としては、やはり「事前に検査項目の合意」をしっかり取っておくことです。
寸法検査に関しても
・図面記載の寸法を全て測定するのか(検査費を上乗せして見積りを出すこと)
・依頼元が重要視している部位を選んで測定するのか(測定部位を図面でしっかり規定のこと)
・全数測定するのか(検査費を上乗せ見積り)
・抜き取り検査なのか(抜き取り基準を制定のこと)
事前にこのような検査基準を決めて(理想は見積り時に規定を決めてあると良い)、検査実施要領書のような書類を取り交わすのが良いかと思います。
その検査基準に規定された項目に関しては検査工程を設けて検査をするのが、一般的なやり方ではないでしょうか
製造者本人は製造『確認』であって、製品『検査』は別工程・別検査員で行うのが良いと思われます。
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この回答へのお礼

回答ありがとうございます。

見積もり段階できっちりと規定を決めて作成していく方法が
一番ですね。ただ現実には凄く難しい所もあり今後のご参考に
させていただきます。

詳しく記載していただきありがとうございました。

お礼日時:2012/03/12 21:59

絶対にクレームを出さない方法は、ものを売らない以外にはありません。


クレームの有無は、言い掛かり的な内容のものもあるので、結局は相手次第です。
ですので、供給側としては、クレームをなくすことではなく、品質を上げることしかできません。
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この回答へのお礼

品質を向上するしか、解決する方法しかないことですね。

ご意見、ご回答ありがとうございました。

お礼日時:2012/03/11 15:14

作りながら確認ではなく、一旦手を止めて確認だけの時間を取るようにする。


一人だけではミスを取りこぼす恐れがあるので、必ず複数で見直し作業をする。

といったところでしょうか。
見直すことで、確実にミスをすくうことができるのであれば、何度でも見直しすればいい話では。
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