No.4ベストアンサー
- 回答日時:
聖書にマリアに限らず、女神のような存在の記述はないこと、崇拝の対象が限定されていることが、マリア信仰が広まった原因であり、カソリックではそれを追認せざるを得なかったのだと思います。
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カトリックは、キリスト教系の中では古い信仰です。長い歴史があります。カトリック信仰が広まった前は、キリスト教やユダヤ教ではない信仰をしています。地域や民族によって信仰は異なっていたでしょうが、豊穣や子孫繁栄、安全幸福を司る女神信仰のようなものを持っていたと思って良いと思います。科学や理性、権力、腕力、武力、富だけでは何ともならないことが、今よりも多かった時代なら、女神信仰はあっても当然です。
残念ながら、聖書やカソリックの教義には女神がありません。人々としては、女神のない状態は信仰として物足りないのではないでしょうか。
聖書にはちょっとしか出てきませんが、マリアの名前が出てきて、天使ガブリエルが「おめでとう、恵まれた方」と言っているなら、その言葉の意味は別にして、イエスの母親だし、偉い人(?)の母(?)なら尊敬して敬って崇めて信仰しても問題ないし、聖書に出てくる他の女性は女神として崇めるには不適当であれば、マリアを信仰することで、キリスト教信仰の物足りなさをカバーするということはあったのでしょう。
仏教でも仏は男女に分けてしまうとすると全員が男になってしまうようですが、それではまずい場合、男女を言わない中性的な存在にしたり、菩薩を女性的な姿、イメージにして信仰したりします。
諸般の社会的事情で男が中心的になったとしても、厳格で強く正しいというだけでは満足できず、慈しみ優しく抱擁的なものを信仰したくなるのではないですか。 イエスや弟子の中に慈しみ優しく抱擁的な存在を投影しても良いとは思いますが、マリアの方が信仰しやすく、状況次第ではイエスや使徒よりも、マリアをメインに崇めるということが起きても不思議ではないと思います。
参考
http://www2.biglobe.ne.jp/~remnant/043kaminofuse …
http://www.ozawa-katsuhiko.com/10christ_hikari/c …
http://oshiete.goo.ne.jp/qa/4424580.html
http://oshiete.goo.ne.jp/qa/2304212.html
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私たちの多くは、妊娠したことを「児を授かった」とか「おめでた」とか言います。私の周りにはキリスト教徒は少ないですが、そういう人が多いです。
ユダヤでも似たような言い方をするのではないでしょうか。「おめでとう。妊娠です」と
「おめでとう。恵まれた方。主があなたとともにおられます」「Ave Maria gratia plena, Dominus tecum!」(ルカ1:28) 受胎告知だから、そう言った言い方は自然ではないでしょうか。(婚約者や夫の児ではないのだし、まだ性交してないのだから、言い方は自然でも、妊娠したことや神の子の妊娠という内容はあり得ない驚きの内容ですから、マリアは質問します)
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仏教でも教典に書いてないことを信仰し、日本人だと、どこに根拠があるのか、何の神様かよくわからないままに、拝んだり賽銭を出したり、祈念したりします。 聖書に書いてないからマリアを崇拝するのはおかしいという立場のキリスト教宗派もありますが、カソリックは歴史的事情もあって、そのような宗派にはならなかったということだと思います。
No.5
- 回答日時:
こんにちは。
イエス・キリストの 人間性と神性との一体性という特殊な事情(物語)から来ているというものです。
ナザレ村のヨセフとマリアとから生まれたイエスは そのまま ふつうの人間であり 同時に神の聖霊によって生まれた神の子でありみづからも神であるというその想定(物語)から来ています。後者の神は キリストとも呼ばれます。
つまりは 母マリアは 遠くダヰデの血筋に連なる男であるヨセフとの性交によってイエスをもうけたのであるが それは同時に神なる聖霊によって身ごもったというかたちになります。後者のキリストにかんする側面が いわゆる処女懐胎です。
たとえば いわゆる大地母神をあがめるといったふるくからの民俗としての信仰に近い人びとの心性がどれだけ如何に絡まっているかも 実際問題としてはあるようですが 神性にからんでいるからには そのマリアに対して信仰に近い心性を抱く。こういうことだと考えられます。決してそれ以上ではないでしょう。
言いかえると キリスト・イエスなる存在は特殊であり特異なかたちですが そのほかのじんるいは すべて神の聖霊がやどる人間として とうとく とうとぶべき存在として互いにまったく同じです。マリアもそうです。
No.3
- 回答日時:
理解しやすい表現をすると、
「坊主憎けりゃ、袈裟(けさ)まで憎い」と言いますが、
それを逆にした感情です。
しかし実際には、そうやって少しずつ本質からずれて行くのです。
我々人間は、そうやって自分にわかりやすいものを求める傾向があります。
差し出されたものを受け入れるのが信仰ではありません。
私は「真実を知りたい」、
という欲求のない信仰は、「死んだ信仰」だと思っています。
恵みは常に神からくるものなので、あなたの理解で正しいと思います。
No.2
- 回答日時:
マリアに対する気持ちは崇拝ではありません。
これは公教要理を学ぶ際にしっかりと教えられるはずです。マリアに対する思いは人によって異なってきますけど、共通するのは自分の母に対する愛情と救世主の生母という尊敬ではないでしょうか。
ある修道士は「イエス様に願いを聞いてもらいたいとき、そのお母さんにお願いする。そうすれば息子であるイエス様は母の願いを無碍にすることはできないでしょ。ちょっとずるいですね」と言っていました。
「そんな策略で願いを聞いて欲しいなんてとんでもないことだ」とそのときは思いましたが、世界の歴史を見ても、結局王に取り入るためにはまず母親に取り入ると言うことは何度も繰り返されてきましたし、現代でも似たようなことは日常的に起きています。
つまり、その修道士はそのことを教えてくれて、それが人間の習性であるから気をつけなさいと忠告してくれたわけです。
私たちに大切なことはマリアの受けた試練と喜び、そして悲しみを自分のこととして感じることでは無いでしょうか。
この回答へのお礼
お礼日時:2012/03/25 20:33
母というだけで尊敬したりするのは不思議なものですね。
母の願いなら無碍にできないでしょうが、母に対する願いはまた別では無いですか?
あなた個人は母だからではなく、人間個人として尊敬できると思っているという解釈でいいのでしょうか。
ご回答ありがとうございます。
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