No.3ベストアンサー
- 回答日時:
診療放射線技師や非破壊検査技師のように、日常X線を発する機器に接する人が、放射線の遮蔽の不備などで、ごく少量であっても長期に渡って放射線を浴びつづけていると、まず癌になるでしょう。
ただし、胸部レントゲン撮影などを受けたことが原因で、癌になる可能性はあるか否かという質問だとすると、まずありえませえん。が、絶対にありえないと言い切ることもできません。
もし、その確率を求めるなら1億分の1ぐらい、あるいはもっと少ない確率。
たとえ、確率を求める事が無意味なほどの確率であっても、0ではないです。
結核を見逃す危険より、放射線の危険のほうが遥かに(本当に遥かに)小さいため、胸部レントゲン撮影が許可されていると言えます。
逆に、胸部レントゲンなどの、医療用レントゲン撮影機器を使用して、人体に危険なほど大量に放射線を浴びせることが可能か否か、という意味では、無理です、と答えが出ます。
放射線障害により人体を危険にさらすほど大量にX線を発生させようとしても、機器が持ちません。
豆電球に100Vの電圧を掛けるように、一瞬大量のX線が出る可能性がありますが、次の瞬間にX線管のフィラメントが吹っ飛びます(比喩ではなくX線管にはフィラメント使っています)。
人体に害をなすほど、大量かつそれなりに継続的放射線を発しようとするなら、ガンマ線照射機を利用するか、放射性物質を利用する必要があります。
ガンマ線照射機も名前の通り、放射性物質を利用していますので、実質放射性物質を使用する必要があるということです。
ちなみに、X線とガンマ線は、性質はまったく同じもので、X線は機械を利用して作り出したもの、ガンマ線は放射性物質の崩壊過程で出るものという違いです。
ガンマ線照射機を利用するにしても、なんらかの形で生の放射性物質を利用するにしても、人体に害を与えようとした場合、まず細胞分裂の激しい個所に影響を与えます。
骨髄などの、造血器官。白血病になる可能性があります。
対象が子供だと、骨の成長が止まる可能性があります。
胎児は死亡から、障害を持つ、発癌まであらゆる影響を受ける可能性があります。
男性の場合、不妊の可能性があります。精子が死滅します。
男女ともに、子供に障害が出る可能性があります。
癌細胞は、死滅する可能性があります。だから、治療に使われます。
害を与えるほど、ということなので、逆に体中から発癌する可能性があるでしょう。とくに皮膚癌です。
ただし、普通の放射線治療、ガンマ線照射にしても、放射性物質を注射する場合にしても、量、時間等考慮して、治療による利益>治療中の危険となるように、確率計算されています。
ちなみに被爆×被曝○です。
爆発を被(こうむ)るのではなく、曝露(さらされること)を被るです。
胸部レントゲン撮影も、X線に一瞬(人体にまったく害が認められないほど少量に)さらされるため、被曝していると言います。
強引な例えをすると、日光浴は太陽光に被曝することです(普通使わない言い方ですが、使い方も意味も合っています)。
"被曝"自身には危険な意味や、怖い意味は含まれません。
爆発を被る"被爆"は、原爆ではなく例えダイナマイトであっても、危険な意味、怖い意味は含まれますが、病院のレントゲン室でドッカンドッカン爆発していない以上、間違いですね<#1さん
No.4
- 回答日時:
前記載者の方々に補足すると、被曝が全身被曝か局所被曝かによっても程度は異なります。
医療被曝ではほとんどが局所被曝であり、使用されるX線の量もごくわずかですので、ほとんどの場合は心配いりません。ただし、医療被曝であっても被曝は被曝ですので障害のリスクはゼロにはなりません。
一番問題なのは全身被曝であり、多量の放射線を短期間に全身に浴びると、JCO事件のように急性放射線障害となり、場合によっては死に至ります。
No.2
- 回答日時:
まずエックス線というのは電磁波の一種です。
γ線というのもありますが、ほとんど波長は同一の同じく電磁波です。ただしこちらは放射性物質からでるものでスペクトルも幅の狭いものになります。ここでの問いは放射線被爆ということですので、それに限定してお答えします。なお放射能被爆ではちょっと状況がことなりますが、細胞が破壊されることに関しては同じことです。ただし放射線を外から浴びるのではなく、体内に入った放射性物質から放射線を浴びる、すなわち体内被曝をするわけです。
さてエックス線に限らず十分に波長の短い電磁波を浴びると体を形成している細胞内の細胞質が電離をはじめます。つまり細胞質を形成する物質の電子や核がばらばらになってしまうわけです。
それでも大概は修復されます。生物の体には自己修復能力があるからです。
ところが細胞の中の遺伝子が電離され破壊されると、修復したくても、体の図面にあたる情報がなくなってしまうので修復できなくなります。
結局、修復は行われなくなり、その部分から壊死が始まります。またこれらの細胞の中には免疫機能を受け持つものもありますけどもそれも破壊されるので免疫機能が失われるようになります。
これらの影響により体の内外から細菌感染などが起こり、多臓器不全に陥って最後は死亡します。
それを防ぐために、免疫を受け持つ白血球を作り出す骨髄移植なども行われますが、効果は限定的です。もちろん皮膚移植などにより体外からの感染を防いだりもします。
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