
No.6
- 回答日時:
「世論」は、本来は「セロン」または「セイロン」と読みました。
「ヨロン」は、本来「輿論」と書きますが、「輿」の字が戦後に定められた当用漢字に含まれなかったため、言い換え語として、「民論」「公論」「衆論」などが考えられたようですが、いずれも定着しませんでした。代わって意味の似ている「世論」が使われるようになりました。現在の常用漢字にも「輿」の字は載せられていません。
あくまでも言い換え語ですから、「輿論」→「世論(セロン)」と読み方も変わるはずですが、表記のみの書き換え読みはそのままと早合点して、「輿論(ヨロン)」→「世論(ヨロン)」が広まってしまったのです。
結論として、漢字制限の結果、「輿論」に代わる語として用いられるようになった「世論」は「セロン」と読むのが一般的ですが、「ヨロン」と湯桶読みできないわけではなく、この読み方が無視できないほど普及しています。
現在では、「セロン」とも「ヨロン」とも決めかねるのが実情です。
以上、文化庁発行『言葉に関する問答集』(1995年)を参考にしました。
No.4
- 回答日時:
こんにちは。
もともとは「せろん」と言う読み方が正式の読み方だったのですが,「よろん」という読み方も普及してきたため,現在ではどちらでも良いことになっています。(おそらく,お手元の辞書を見られると,どちらも載っていると思います。)
言葉は,時代と共に変化していくと言う見本みたいなものですね。
No.3
- 回答日時:
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