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万葉集、巻第十四、東歌、(3440)
 
この川に朝菜洗う子 汝も吾も 
          よちをぞ持てる  いで子賜りに 

よち をぞもてる  の  よち についてです。

先生が、これは意味シンな言葉でして・・、といわれました。
古典に詳しい友達に聞きましたところ、性器のことだといいます。
ほんとうですか?  なぜ「よち」 なのですか。
辞書には、同じ年頃の、とあります。でもそれでは
歌全体が、意味をなしません。
宜しくお願いします。



宜しくお願いします。

A 回答 (2件)

手許にある講談社文庫版『万葉集(三)』(中西進編)では,「よち」への注として,


「同年の子をヨチコという。性器の隠語か」
とあります。『性と日本人』(樋口清之)という本には,男性器の隠語として「よしこ,よし公」が挙げられており,女性器の隠語として「やち,やち箱」が挙がっています。「やち」は「沼地,湿地」の意味(「~やつ」「~や」という地名に多い)から来ている可能性も高いですが,少なくとも「よしこ」のほうはご質問の「よち」とも関連するものではないでしょうか?

また,今の感覚からすると,「えっ?朝っぱらから?」と思ってしまいますが,現代の民謡でも,栃木県の「草刈歌」に,
「わしと行かぬか朝草刈に,草のない山七めぐり」
と朝から誘いをかけるものがあります。その他,「いっしょに菜を摘みに行こう」などといって山陰へ女性を誘うものはたくさんあります。

*富山県「越中おわら節」
あねまどこへ行く,餅草摘みに,おらも行きたや,びく下げて
(「あねま」は「ねえさん」の意味。「びく」は男性器の隠語かもしれません。)
*秋田県「秋田おばこ」
おばこどこさ行く,後の小山コさ,ほん菜コ折りに,ほん菜コかずけ草,小縄籠(こだし)コ枕コに,沢なりに
(「おねえさんどこへいくの,裏の小山へ,ほん菜を摘みに,ほん菜は口実,籠を枕にして,沢なりに(??)寝ましょう」といった意味。)

「菜を洗っている」と「菜を摘みに行く」の違いはありますが,農村(山村)でのナンパの風景として共通するものがあります。(民謡の歌詞は岩波文庫『日本民謡集』より。)
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この回答へのお礼

ありがとうございました。
よく(?)解りました。
万葉の、おおらかさ、なのでしょうか・・
参考書の訳も、もっと、あっけらかんと、ユーモラスな訳に
したら東歌らしくなると思うのですが、だめなのでしょうか?
民謡の例も参考になりました。
このような、民謡調に、訳したらどうなるのでしょう。
楽しい歌になりそうなのですが・・
またよろしくお願いいたします。

お礼日時:2001/05/13 18:33

う~ん、現代語でも「俺の息子が」とか言ったりしますからねえ(^_^;)


ちなみに旧大系本の通釈では、「あなたも私も同年代の子を持っていますから…」と素直な(?)解釈をしています。
連れ子を持つ身どうし、と求婚する歌、との解釈ですが、どうもこっちの方が無理があるかも。

東歌は元々東国(今の関東)で庶民の間に唄い継がれてきた俗謡を集めたものですから、中には卑俗な歌もかなり含まれています。
先生やお友達の解釈で自然なのではないでしょうか。
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この回答へのお礼

早速の解答をありがとうございました。
あからさま、というか、おおらか、というか・・・
連れ子を持つ身どうしの・・はとても不自然な感じが
しましたので、思い切って質問してよかったです。
なぜ、もっと歌のもつ味を表現してくれないのでしょうか・
もし、sesame、さんならどのように訳すのでしょう・・?
また、どうぞよろしくお願いします。

お礼日時:2001/05/13 18:07

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