電子書籍の厳選無料作品が豊富!

いつも大変お世話になっております。

「小倉百人一首」は鎌倉時代初期に藤原定家が選定したものとされています。
一方で、「日本三大怨霊伝説」は江戸時代に生まれたものとされています。
「小倉百人一首」には「三大怨霊」(菅原道真、崇徳院、平将門)のうち、
菅原道真の歌(24番歌)、崇徳院の歌(77番歌)は選定されていますが、
平将門の歌は選定されていません。
もちろん、定家は「三大怨霊」などという事は知る由もなかったでしょうし、
平将門は歌も残っていない?ような田舎の武将で、平将門の乱も東国(当時ど田舎)で
起きた事件ですから、関心が無くても当然の事かもしれません。
一方、菅原道真と崇徳院については、その歌も生涯も(当然二人が起こしたとされる祟りも)
知っていたことと思われます。
前置きが長くなりました。質問します。

<質問>
「小倉百人一首」で藤原定家は、菅原道真と崇徳院の歌を選定していますが、
菅原道真の歌については、有名な「東風吹かば、、、」を選定しなかった
(この歌は太宰府へ左遷させられた時に詠んだと言われています)、
崇徳院の歌については「瀬を早み、、、、」を選定した、
(恋の歌ですが、下の句「われても末にあはむとぞ思ふ」は意味深であるとも)
については、定家が両御方への忖度があったのでしょうか?
それとも、ただ歌の優劣(定家の好み)で選定されたと解釈した方が自然ですか?

以上ご教授願えれば幸いです。

A 回答 (1件)

その辺については井沢元彦氏が「逆説の日本史」が怨霊・言霊思想をベースに詳細に推論を展開されています。


それほど高名ではない歌人や、有名歌人でも必ずしも代表作が選択されているわけではないようです。何らかの思惑・意図があっての歌集であることは間違いないでしょう。
ご指摘のようなこともあったかもしれません。
    • good
    • 1
この回答へのお礼

ご回答ありがとうございます。
やはり思惑や意図はありますか。
井沢さんの「逆説の日本史」ですね。
1.古代黎明編 - 封印された「倭」の謎
2.古代怨霊編 - 聖徳太子の称号の謎
10.戦国覇王編 - 天下布武と信長の謎
しか読んでませんでした。
3から6ぐらいまで読めばいいですかね。

お礼日時:2020/06/29 07:51

お探しのQ&Aが見つからない時は、教えて!gooで質問しましょう!

関連するカテゴリからQ&Aを探す