限定しりとり

エヴァは高校一年生から見てましたが、未だに謎が多いので質問させてください。

1,ロンギヌスは最初どこにあったものですか?

2,綾波は人がリリスの一部で作り出した人間ですか?
3,旧劇場版のラスト、なぜアスカとシンジだけ補完されなかったのですか?

4,使徒はリリスと融合すると、その使徒だけが繁栄する世界になる。(他種族が滅びる)
そしてエヴァが融合すると人類補完。(人類だけ?)
これで合ってますか?

5,綾波がいないと不完全なリリスでは、使徒が接触しても無意味じゃないですか?

6,アダムをロンギヌスで卵まで還元する理由は何ですか?あと、還元後にセカンドインパクトがあったのでは、アダムは回収無理じゃないですか?

7,卵まで還元したアダムをコピーしたエヴァですが、あんなミジンコみたいなアダムをコピー…。ミジンコみたいな決戦兵器が出来ますよね?

8,綾波が浸かってたLCL的なもの、あれは何なのかと意味があるのか教えてください。

9,黒き月の内部がジオフロントですか?

10,リリスは使徒を産み出したアダムに対抗して、人類(使徒)を産みました?が、産後の疲労か何かで動かないんですか?

11,ゲンドウにとって槍は邪魔だったらしいですが、結局最後にエヴァに取り込まれ、補完が成功されました。なぜ槍が邪魔だったのですか?最後に初号機に食われたのも理由がありますか?

12,タブリスはアダムが産んだ使徒ですか?それとも綾波と同じ過程で産み出された人間ですか?

13.補完の時にみんなLCL的なオレンジジュースになりましたが、あれはLCLですか?だとしたらプラグに注入してるLCLは元は人…?

A 回答 (1件)

 同じく高校生の頃にエヴァを見たものです。

小躍りしながら独断と偏見で回答させて頂きます。
 本来の設定との正誤は一旦脇に置いておいて自分が見知った事とそれを基にしての考え・感じた所での回答なので、冷静な突っ込みはご容赦を。「自分の中の真実」ってやつですね。


1,ロンギヌスは最初どこにあったものですか?

→不明。
 ATフィールド(人が持つ心の壁・人と人の境界)を貫くものであることから、ヒトがATフィールドを持った後に生まれた(造られた?)ものでは?キリスト教に則って命名されていますが、起源はもっと古いものなのでしょう。


2,綾波は人がリリスの一部で作り出した人間ですか?

→YES。
 劇中でリリスからサルベージ(引き上げた)ものの、魂が宿ったのは綾波だけで、「魂が宿らなかったものは綾波のスペア(生体移植用の臓器=パーツ)」という台詞がありました。


3,旧劇場版のラスト、なぜアスカとシンジだけ補完されなかったのですか?

→近くに誰もいなかっただけ、タイミングがずれただけで他の人も元の「人の形」を取り戻したのではないかと。ユイの言葉の「人には生きる力がある(=自分のイメージを元に人の形に戻ろうとする力がある)」というのが根拠です。
 「人類の補完」の主体となるシンジの「他者の中で生きる」意思が反映された結果、「他者」の具現としてすぐ近くにアスカがいたのでしょう。


4,使徒はリリスと融合すると、その使徒だけが繁栄する世界になる。(他種族が滅びる)
そしてエヴァが融合すると人類補完。(人類だけ?)
これで合ってますか?

→YES。
 ヒト(=他の使徒含む)は通常個体であるところ、何故か人類だけが幾つもの心と体に分かれたのですが、それゆえに心に欠落を持ち「他者と一つになりたい」というジレンマを持つに至りました。「人類補完計画」は人類を再び一つの個体に戻し、その上でリリスと融合して神になる(=世界と一つになる)のが目的でした。その意味では人類だけですね。
 ここからは私見ですが、そもそもなんでもともと一つの個体だったのにヒト・使徒は生まれたのか?という疑問がありますね。「他者の存在が必要だった」のではないかと私は思うのですが、どうでしょう。そもそも分裂と統合、そしてまた分裂の繰り返しが一つのサイクルなのかもという気がします。


5,綾波がいないと不完全なリリスでは、使徒が接触しても無意味じゃないですか?

→綾波がいないと不完全ということはない気がします。ただリリスからサルベージされた綾波は、シンジを含む周囲の人間との繋がりからリリスの中にいたときにはなかった心の揺らぎなどを感じ、その綾波が再度リリスに還る事が「人類補完計画」の筋書きが覆された要因の一つであったのではないでしょうか。


6,アダムをロンギヌスで卵まで還元する理由は何ですか?あと、還元後にセカンドインパクトがあったのでは、アダムは回収無理じゃないですか?

→そのままじゃ人類が滅びてしまいますし、「手に入れようとした(解明し知ろうとした)」人類にとっては卵の状態の方が都合がよかったのではないかと。尚、還元後にセカンドインパクトがあったのではなく、還元する行為に伴ってセカンドインパクトが起こったということだったと記憶しています。
 多分当時すでに使徒を発見・観測する手段があって、セカンドインパクト後秘密裏に卵まで還元されたアダムが回収されていたのでしょう。


7,卵まで還元したアダムをコピーしたエヴァですが、あんなミジンコみたいなアダムをコピー…。ミジンコみたいな決戦兵器が出来ますよね?

→人間も受精卵の頃ってミジンコみたいなもんです。回数に制限があるとはいえ、細胞分裂でその数百倍に大きくなるわけですし、エヴァのサイズも無理ではないかと。


8,綾波が浸かってたLCL的なもの、あれは何なのかと意味があるのか教えてください。

→LCLそのものでは?LCLが酸素の供給やエヴァとのシンクロに関係あることからすると(栄養も供給される)羊水みたいなものなのではないかと思います。リリスと繋がる、または他の外部記憶装置に生命としてのデータを保存する機能もあったのでは?ただ人としての記憶までは引き継げないのは、「三人目」のレイを見ても明らかです。とは言っても無意識の領域(魂?)で思慕の念を引き継いでいるように見えますが・・・。


9,黒き月の内部がジオフロントですか?
→YES


10,リリスは使徒を産み出したアダムに対抗して、人類(使徒)を産みました?が、産後の疲労か何かで動かないんですか?

→うーん・・・前にどこかで解説を読んだような気がしますが失念してしまいました。ジオフロントの地下にいた理由は「黒き月」の中央にいるのを発見した人類が、ロンギヌスの槍で縫いとめることで動けないように(利用できる状態に)していたのではないでしょうか。


11,ゲンドウにとって槍は邪魔だったらしいですが、結局最後にエヴァに取り込まれ、補完が成功されました。なぜ槍が邪魔だったのですか?最後に初号機に食われたのも理由がありますか?

→槍は人類が他者と融合するのに必要なものだったのではないでしょうか。ATフィールド(他者との境界)を貫くものなので。
 ゲンドウはアダムを自分の中に取り込むことで自身が使徒となりリリスと融合する事を画策しますが、人類補完計画では量産型含むエヴァが自らに槍を突き立て(人類でありながら他者との融合を可能にした?)、初号機は槍と一体化して「人類の生命の核である魂を吸い上げるシステムと化した」リリスと融合しました。この状態では初号機の意思がそのまま世界に反映されるようになる為、ゼーレとしてはエヴァのパイロットには「他者と繋がる欲求の強い子供」が望ましかったのでしょう。
 エヴァシリーズのパイロットは親を失くした子供(心の欠落=孤独を強く抱える人間)程強い適性を示していました。この辺順序が逆なのかも知れませんが、他者に共感する機能(A10神経の活動?)がエヴァとのシンクロに必須の要素でそのもっとも原始的・根源的な発露である「親が子を思う」「子が親を思う」気持ちの強い顕現がエヴァの活動の根拠なのではないでしょうか。

 ゲンドウにとって使徒を退ける武力としてエヴァは必要ですが、リリスと融合されては困るという位置にあったのでしょう。ゲンドウとリリスの融合には他の使徒の殲滅が必要である一方、ロンギヌスの槍とエヴァがすぐ近くにあるという状態はゲンドウにとってもそれなりのリスクがあったのではないでしょうか。使徒の殲滅までリリスを黒き月(ジオフロントの中央)に縫いとめておく為に必要ではあっても、使徒の殲滅後はゲンドウとの融合にはロンギヌスの槍は邪魔になりますので、ゲンドウのシナリオにはいずれ何らかの手段でロンギヌスの槍を破壊するか遠ざける事が決まっていたのでしょう。冬月との会話の中で「時計の針は戻す事はできないが、進める事はできる」とゲンドウが言っています。

 最後にゲンドウがエヴァに喰われた描写ですが、シンジの父親への反発する無意識の表現だと思います。繋がりたい人にお前は含まれていない、という。
 少年エースで連載されているエヴァの漫画では「ユイをシンジに奪われた」というゲンドウの言葉が描かれています。ゲンドウにとって「繋がるべき他者」として認識しうる最後の人間であるユイの愛情が、母親として息子のシンジに注がれる事は苦しい事だったのでしょう。その痛み故にシンジの父親であることができなかったものの、一方でシンジへの負い目を心の内に持っており最後に「済まなかったな、シンジ」という言葉に表れています。ゲンドウにとってはシンジの抱える孤独は自分にあるものと全く同じだったのでしょう。それゆえ対立しながらも深い共感があり、喰われるという結末を受け入れたのではないでしょうか。


12,タブリスはアダムが産んだ使徒ですか?それとも綾波と同じ過程で産み出された人間ですか?

→タブリスはアダムからサルベージされたもの。ちょうど綾波がリリスからサルベージされたのと同じですが、人為的に行われた事なので「産む」という表現はちょっと違うかもしれませんね。


13.補完の時にみんなLCL的なオレンジジュースになりましたが、あれはLCLですか?だとしたらプラグに注入してるLCLは元は人…?

→個人的な印象ですが、「魂 + LCL = 人」なのでは?人体を構成する成分の大部分は水だそうですので、水に様々なものを混ぜる事で人為的に造られたものがLCLではないかと。
 人類補完計画の過程で「生命のスープ」という表現がありましたが、たくさんの人が魂とLCLの状態に変化して溶け合った状態を指したものだと思っています。


 以上、楽しく回答させて頂きました。ありがとうございました。
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この回答へのお礼

とても分かりやすく解説していただきありがとうございました♪
エヴァって深いですね!!
モヤモヤが解消されてよかったです(*´∇`*)
お世話になりました!

お礼日時:2012/06/17 02:47

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