カメラだらけの街ロンドン

もうすぐオリンピックが開催されるイギリス・ロンドン市は、約25000台の監視カメラを設置しロンドン警視庁が常時監視しているという。
まさに街中カメラだらけ。
ロンドン市民もよく認めたものだ。
なぜロンドン市は、こんな大量の監視カメラを設置したのか？
市民から反対されなかったのか？

No.4 ベストアンサー 回答者： HALTWO 回答日時： 2012/07/21 06:05

London の街頭 Camera は何も Olympic のためのものではありません・・・20 世紀 (2000 年以前) からのものですよ(笑)。

私は 2000 年頃、映像監視 System 関連業界にも居たので各国の映像監視 System を調べたものですが、英国は IRA (Irish Republican Army) 問題があることにより、早くから街頭映像監視 System に力を入れており、2000 年時には既に London の街角のあちこちに映像監視 Camera が設置されて顔形認証 Program の開発が盛んでした。

顔形認証 Program は、現在では Digi'Came' の自動顔検出色補正機構にも利用されていますが、早い話が街角映像監視 System に記録された映像 Data を Program にかけると登録された Terrorist の顔写真に一致する画像を映し出し、Terrorist が映っている監視 Camera の位置を時間軸で並べることにより Terrorist の移動経路を表示し、その先に警官を配置するというものです。

2000 年当時は何百箇所もの街頭 Camera で録画された映像から Terrorist を探し出すのに何十台の PC を使ってでも何日もかかったことから Real Time で探しだすことは不可能だったのですが、現在では Camera と PC とが 1：1 で System 化されているものであれば Network を介して Real Time で Database と照合できるようになっています。

こうした System は何も英国だけではなく先進国ならば何処にでもあるもので、例えば日本では高速道路の違反車車両番号読取装置である AVI System や N System に映し出される Driver の顔を顔認証 Database に繋いで犯人の逃走経路を出すといったものがあります・・・それ専用の System ではありませんので確実に Driver の顔を映し撮っているわけではないのですが、殺人犯や強盗犯の検挙に効果を挙げていますし、昨今もオウム真理教の高橋克也容疑者が確保される過程で CVS や ATM の Camera 画像が公開されていたように、今後はこうした CVS や ATM の映像監視 System も Network 化されて常時監視体制ができて行くのだろうと思いますよ。

よく街角 Camera は「Privacy の侵害だ」とか「過剰監視だ」とか言われるものですが、元来、家の外では「ハレ」(晴れ、非日常、反語はケ (褻)) であって誰に見られようとも恥じるべきものではない筈であり、悪いことをしている者がそれを見られることを拒否する権利を主張できるものではないのですから、私としては「家の中が映されるといった不当な Camera 配置でない限りは防犯上のみならず様々なことに利用できる街角 Camera を歓迎する」ものですが(汗)・・・。

No.6 回答者： human21 回答日時： 2012/07/21 11:07

ロンドン市で監視カメラが多い理由は、４０年ほど前から

IRAというアイルランドの武装組織による、テロ行為が
頻繁に行われたからです。

１９７２年の「血の日曜日」と言われる事件をキッカケに
イギリスとIRAの衝突が激化していきました。
テロによる犠牲者は３０００人以上と言われています。

ただ現在、両国の間で和平が成立しているようです。

No.5 回答者： hekiyu 回答日時： 2012/07/21 07:08

”なぜロンドン市は、こんな大量の監視カメラを設置したのか？”

　　　　　↑
犯罪防止の為です。テロ以前から、オリンピック招致以前から
沢山設置されていました。
そうなると犯罪者も色々考え、監視カメラの無いところで
犯罪を侵すようになりました。
それで又、監視カメラを増やす、という循環で
どんどん増えていきました。

”市民から反対されなかったのか？ ”
　　　　　↑
多くの反対が出ましたが、押し切りました。
一般市民にとっては、プライバシーよりも、
犯罪防止の方が重要だから我慢しました。

No.3 回答者： mrkato 回答日時： 2012/07/21 05:15

あちらの街頭カメラは、交番警らや立哨戒兵がわりで

市警察の画像センターで肉眼監視もしている物です。
テロの切実な目標国の街ですから、手配者顔認識もあったはず。
怪しければ未然でも当然警官を動かして確認出来ます。

日本の「法整備なく家主か町内会が別々に助成で建て、
無人で回しっぱなし上書き、被害されてから提出協力」
が主な物と違います。
なお検出と有人監視併用、肉声警告可能なカメラも有りますが、
当然警官や、国家公務員が保安に立つ施設か民間の敷地内部だけ。

No.2 回答者： mekuriya 回答日時： 2012/07/21 05:10

ロンドンといえば2005年の同時多発爆弾テロです。

それを忘れたロンドン市民は一人もいないと思いますが。