トッププロのドライバーのコマ送り分解写真を雑誌などでみますと、一流プロのスイングは
ヘッドがボールへあたる寸前にヘッドがシャフトの延長線よりもややボールの方にしなり戻っているようにみえるのがよくあります。
ムチを振るときにはムチの先端がしなって先端速度を最高にするために、ムチの先端が目的の場所に当たる寸前に手元をとめますが、ゴルフのプロもヘッドスピードをあげるために意識的にあのようにふっているんでしょうか?それともプロはヘッドスピードを上げようとすると自然にあのようになるんでしょうか?
ゴルフの指導書を見ると、ヘッドスピードはボールを打ったあとが一番早くなる気持ちで振るようにかいてありますが、プロとアマでは振り方の基本が違うんでしょうか?以前から疑問に思っています。お教えください。
No.4ベストアンサー
- 回答日時:
NO2ですが、NO3さんの回答に誤解を招くような誤った記述が多くありますので、指摘させていただきます。
(1)
「しなりを最大限活用できるのは
回答の「2」にも述べられていますが
ヘッドとシャフトがインパクトで一直線になる位置と言われます
(しなった状態では、力学的にも力が分散されます)」
これは事実と違います。私は多くのプロのインパクト時点の写真を持っていますが、ドライバーのインパクトではシャフトが撓った状態と逆撓りの状態との2種類のプロがいます。決して一直線だけがよいのではありません。私の回答を曲解されているようです。重要な事は上級者ほど加速状態でインパクトしているということを述べていますので、決して一直線がよいと言っているのではありません。それから「しなった状態では、力学的にも力が分散されます」という物理的に意味不明な回答も修正させていただきます。力学的にどのような力がどのように分散されるのでしょうか?物理式で説明してください。出来ないはずです。
(2)
「ヘッドスピードが一番上がる時点をインパクトとするのが理想です」
これも違います。増田哲人プロの書いた「簡単に飛ばせる8つの方法(GOLFTODAY紙別冊増刊)」には、プロや上級者はインパクト以降にヘッドスピードがマックスになるようなスイングをしていると記述されています。実際にはインパクトの衝撃で減速してしまいますが、素振りではインパクト以降が数十センチにマックスがきます。これに限らず多くの書物に書いてありますが。
(3)
「縦のしなりを構造的に小さくなるように工夫されているそうです」
もしそうだとしても横の撓りも同様に押さえられているはずです。縦横の撓り方が違うシャフトはルール上許されていないそうです。(ゴルフダイジェスト2002年11月号81P)
(3)はどういう意図か分かりませんが、少なくとも(1)と(2)は事実と違います。いろんな意見があっていいと思いますが明らかに誤った回答は問題です。多くの人が見ていますので、責任を持った書き込みをする必要があるのではないでしょうか?
ご回答ありがとうございました。成る程確かに打球時にボールの重みでヘッドが減速すると言うことに気がつきました。ですから、インパクト後に最高スピードになるように触れ・・という指導がされるんですね。それで実際の打球じにはインパクトが最高スピードになる
ではないかということが腑に落ちました。私などにはなかなか実際にはできないことですが、理論的に理解できました。ありがとうございました。
No.3
- 回答日時:
シャフトの働き:
ゴルフクラブが木で出来ていた頃
シャフトも木で出来ていました
木はもろいので、ボールのインパクト時の
衝撃に耐える為に、太くなりました(また、重くなりました)
したがって、木のクラブではしなりは殆ど生じませんでした
スチールシャフトが生まれて
技術の進歩により軽い、しなる物が出来ました
この方がボールにより飛ぶ力を与えることが出来ました
このしなりを生かす打法をプロが考えました
しなりをもっと作れないかという欲求が出始め
グラファイト(カーボン)シャフトの実用化が始まりました
ただ、しなりが大きすぎるとコントロールが難しいので
よりコントロールのしやすい硬さのものが開発されてきました
しなりと同時に発生するのが
重心を外した時に生じるヘッドの回転=トルクの問題です
シャフトのねじれの大きさと言えます
トルクが大きいとヘッド(フェース)の回転が大きくなり
飛球の方向がぶれてきます
現在のグラファイトシャフトは
縦のしなりを構造的に小さくなるように工夫されているそうです
また、シャフトの硬さを大きくしてしなりの度合いを小さくします
トルクも、シャフトの構造で小さく、スチールシャフト並みに
あるいは、スチールシャフトより小さく出来る様になりました
飛距離を求める為に
アマチュアも、プロもシャフトのしなりを最大限活用しようとします
因みに、ボールを飛ばす力を伸ばすのは横(飛球方向)のしなりです
しなりを最大限活用できるのは
回答の「2」にも述べられていますが
ヘッドとシャフトがインパクトで一直線になる位置と言われます
(しなった状態では、力学的にも力が分散されます)
と言う事で、インパクト直前にしなり戻りが先行するのは
あまり良くないと言えましょうか
ヘッドスピードが一番上がる時点をインパクトとするのが理想です
インパクトでヒットした時のヘッドの風切り音が
人間の耳に届くのはインパクトからヘッドが約30cm過ぎた所に
なるのは計算で出ます(過去のレスで出したのですがいつだったか
思い出せませんでした)
参考まで
高名なautoro様からご回答頂き恐縮です。やはりインパクト時にシャフトがまっすぐになるように気をつけることがドライバーのポイントなんですね。私もそのことを忘れているとミスショットになるという気がしていました。ありがとうございました。
No.2
- 回答日時:
こんばんは。
私の手元につるやゴルフが10年ほど前に行った、おもしろい実験データを載せた雑誌があります。
HC+2のトップアマとHC12~15の一般アマチュアにそれぞれ実打してもらい、シャフトの挙動とそのタイミングを記録したものです。
>>インパクト寸前にヘッドがシャフトの延長線よりもややボールの方にしなり戻っているようにみえる
このデータによれば、プロに限らず一般アマチュアでも上記の現象は起きています。むしろこの動き(横撓り)は一般アマチュアのほうが大きいくらいで、縦しなり(トウダウン方向への撓り戻り)とほぼ同じくらいの挙動量を示しています。
ところがトップアマはこの縦撓りが横の動きの5倍程も動いています。ここから読み取れる事は、上級者ほど縦にシャフトを撓らせる意識が強い、あるいは縦に撓らせるのが上手という事になります。
シャフトが大きく横に動くとヘッドの向きが変わりますので、インパクトが安定しません。HC15の人でもプロゴルファーでも、シャフトがハーフウエイダウンの位置からインパクトに向かう時に一旦横に撓って横に撓り戻る動きをするものです。これはシャフトの延長線上に重心のない棒(ゴルフクラブ)を振っている以上防ぎようがありません。繰り返しますが、シャフトの横撓りはヘッドの向きをスクエアに保ちにくくします。
縦にしか撓らないシャフトがあればこの問題は解決できるのですが、ルール上そのようなシャフトは許されません。
上級者は縦に大きく撓らせる事により、逆に横への撓りを抑制できている事が実験データから読み取れます。
もうひとつ興味深い事は、トップアマ氏のシャフトの挙動は
1.最もトウダウンした位置でインパクトしている。
2.横撓りの撓り戻りが一般アマよりも遅い(インパクト直前)。そしてほぼグリップと一直線上にヘッドがきた時にインパクトを迎えている。
3.インパクトの後に横に撓り戻る動きが短時間に大きく継続している。
3は横の動きの加速途中にインパクトを迎えている事を示しており、これが上級者の言うところの「インパクトの押し」の一つの要素(後述)です。
それに比べ、一般アマは横の撓り戻りが早いためインパクト時には横の動きが減速してしまっています。これはいわゆる当り負けの要素です。しかも横の撓り戻りが早い事は、コックが早く解ける事を誘います。シャフトは、縦に大きく撓らせるように使わないと横撓りの戻りが早く始まってしまうという事のようです。
横の撓りは方向性に悪影響を及ぼすと言った事と矛盾しているようですが、防ぎようがない横の撓りを極力小さく抑えながらも、起きてしまった現象については上級者は上手に飛ばしのファクターに変えていると言えそうです。
>>ヘッドスピードはボールを打ったあとが一番早くなる気持ちで振る
上級者の素振りを聞いていると、ヘッドの風きり音がボールよりかなり先で最大になっているように聞こえます。これは前述の横撓りのタイミングに加えて、右ひじと右手首とが伸びる途上でインパクトを迎える事によるものと思います。
早速のご回答ありがとうございました。目からウロコでした。プロは横しなりの5倍も縦にしなるとは思ってもみませんでした。ということは、トッププロは横しなりの5倍のヘッドの下がりを計算して、すこしボールの上の方へヘッドを当てるつもりでスイングしているということになりますね。私のようなアベレージアマには想像の付かないことですね。だから私のようにティーを低めにしても結果的にうまくあたるのでしょうね。普段から不思議に思っていました。
No.1
- 回答日時:
しなり戻りですね。
リリースのタイミングを正しくすれば、誰にでも起こる現象です。アーリーリリースで、シャフトを使えないアマチュアには、おこならない現象ですが、正しいスイングをして、脱力した上体でハーフウエダウンまでクラブを下ろし、その瞬間タイミングよくリリースできれば、だれでもそうなります。スイングの完成度の目安になるかもしれません。早速のご回答ありがとうございました。なるほど、誰でもしなり戻りはあるものなんですね。私は直感からですが、これではボールを
鬱までにヘッドが減速してしまい、飛距離がでないのではないかといつも不思議に思っていました。だれでもそうなるのなら安心です。
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