プロが教えるわが家の防犯対策術!

関西電力が夏の賞与を見送る、という記事が出ています。
電力会社って給料いいんですね。自分の子供(大学3年)もそういうところに就職してほしい、と思う反面、今の時代にいい給料もらっているところっていずれ批判を浴びてそこそこの給料になるのかと思うと、どんなところに就職するのが幸せなんでしょう?
自分の旦那は三流企業でボーナスも雀の涙で、お父さんのようになったらいけません、とか言ってきましたが、関電の人の家庭でもそういう風になっていくのかな、と思うといい会社ってなんなんんだろう、と息子の就職を考えて思いました。

A 回答 (8件)

お父さんのようになってはいけませんよ、の話は言葉のあやだと思ってスルーして、経済問題に限って答えます。



東電にも「いい会社に入ったと思っていたのに給料は減らされるし、イメージ悪化で婚活にも行き詰まっています」と嘆いている社員の方がおられました。しかし、よく考えてみれば原発の危険は数十年言われ続けて来たことですから、彼はそういう事故が起きるリスクと当面の待遇を秤に掛けて、事故が起きない方に賭けたということができます。(あるいは、なんら思考しないで入ってしまったか・・・)。 そう考えると、彼は結果的に、良く考えなかった(あるいは予測が甘かった)ことに伴う「罰」を受けているということもできます。

これから就職する人であれば、その会社、その業界、日本経済、そして世界経済に関する予測をして、何が起きるかを良く考えて選ばないと、数年後、,あるいは数十年後、もしかすると退職して企業年金を受け取るころに「罰を受ける」ことになるかもしれません。

でも「そんな予測、専門家でもないからできない」と思いますか?
たしかにそうです。それどころか、専門家ですら、たいてい、ずーっと間違ってきました。
当たった予想の方がまれなほどです。

それでも、方法はあります。
日本経済の変化を眺めてみると、面白いもので、その時代に持て囃されていて、でも反社会的・反倫理的と後ろ指をさされつつも「資本主義なんだからどこが悪いんだ」なんて言っていた会社・業界は、たいていほどなくしてダメになっているんです。ですから、欲得尽くに考えるより、自分の価値観をハッキリさせて「正しくないことには荷担したいなく」という判断を貫けば、意外と失敗しないで済みます。

ナイーブな考えでしょうか? 具体的に振り返って考えましょう。

たとえば、バブルの頃、もてはやされつつも糾弾されていた不動産、証券、銀行などのバブル後の惨状を思い出して下さい。

日本の航空会社は国際比較であまりに高給なのが、すでに前世紀から問題になってきました。で、「もらえるんだから高給取ってどこが悪い」と居直っているうちにつぶれてしまいました。(いま、潰れなかった方の会社が高給で居直っておりますが・・・)。 

公務員も(正規職員の場合)国際比較であまりに高給であるのが問題になっています。いまはよくても、たぶん続かないだろうな、と予測できます。

原子力だって、核のゴミはどうする、テロリストに乗っ取られたらどうする、等々、多くの懸念が投げかけられ、福島第一の耐震・津波のことについては国会ですら問題になっていました。それでも東電は対策を怠って、国民に大惨禍をもたらしただけでなく、自分たち(会社も社員も)大損しました。

優良企業としてかつて年間2兆円も利益を上げていたトヨタはどうでしょう。 一転して数千億円もの赤字になったのはなぜですか? それはプリウスを開発してエコロジーを全社挙げて標榜していたのに、米国市場で燃費の悪いデカくて重い車種で他社が儲けているのを見て我慢しきれず生産設備に大投資、大増産をはじめたところでリーマンショックに見舞われたからです。経済学の専門家に言わせれば、,リーマンショックのような事態が予測できなかったのはどうかしてると思いますが、たとえ予測ができなくても、自分たちのエコロジーという原則に沿って経営判断を貫いていれば、あんな大損しなくてすんだのです。

もうひつとの視点は、自分が成長して、会社や社会がどうなっても大丈夫なようになることを考えることです。

これから社会に出る人であれば、いまの待遇や業界の盛り上がりに目を向けるより、仕事を通して自分の能力を高めることができる職場を選ぶことに頭を使うのを勧めます。

その視点で言えば、いくらいま待遇が良くて仕事が楽でも、公務員は勧められないかもしれません。現にいま公務員をしている人がこんなことを言っていました。「こんなぬるま湯みたいな仕事を続けていたら、他に行ったら使い物にならない人間になってしまうって焦っているんです」と。ただし中央官庁、いわゆる霞ヶ関のキャリア組は、ぬるま湯どころか死ぬほど激務です。(もちろん、だからといって成長できる意味ある仕事をしているかといえば、部署や立場により、ケースバイケースです。ある人は国会対策の資料作りに翻弄されて忙しいけどむなしい日々を送っていると嘆いていました)。

ある人が面白いことを言っていました。ベンチャー企業を起業することを目指している人なら、自分も起業を学べるからとベンチャー系の会社に入ってしまいがちだけど、逆に、少し沈滞気味で元気がなくても長年続いてきた企業に入る方が勉強になると。そういう会社のほうが、社内体制とか教育訓練なんかが充実しているので、経営や実務を学ぶには最適だ、なにしろベンチャーなんかだと最初は領収書の書き方から分からないなんてことがあるわけで・・・と言っていました。

誤解のないように補足しますが、これは、誰でもやみくもに老舗企業を目指せというはなしではないのです。そうではなく、頭を使え、ということです。先のアドバイスのなかには、いろいろな知恵が詰まっていますね。たとえば、「多少沈滞気味で元気がなくても」とあります。老舗で業績が良ければ、人気があって就職たいへんかもしれません。競争を避けつつ、将来の進路と勘案すれば、元気がなくて定年までは持ちそうもない老舗企業でも問題がないわけです。そういったことも含めてのアドバイスであるわけです。

ですから、どんなアドバイスも、その考え方を学んで自分にどう当てはめるかが大切なのです。本稿も同様です。

ご子息様の長期的な幸福を心から願います。
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山一証券やシャープなど20年以上前に一流であった企業は今や衰退しています。

三流でも潰れない会社が大事だと思います。

ただ電力会社やガス会社は別です。収益が悪くなれば国に申請して値上げすれば赤字続きになることはないのですから。万が一、電力自由化になったとしても電線網を築くのは難しいです。

ずーと、賞与見送りはしませんから、安心して、ご子息を電力会社に就職させた方が良いです。
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あの…


本人にとってその仕事が良い仕事かどうかを年収だけで決めてよいのでしょうか?

少しは想像力を働かせてみてはどうですか?
たとえば、
あなたが暖かい部屋で毎日口にしている食物、だれが作ったんでしょう?あなたが毎日出すゴミ袋、だれが持って行って処理してくれているんでしょう?

私は『どんな仕事にも貴賤はない』と常に思ってます。
もちろん誇りを持って、その仕事に打ち込めてこその話ですが。

『大した贅沢はさせてあげられないけど、お父さんはこんな仕事をしているんだよ』と自分の子供に胸を張って言える仕事…最高じゃないでしょうか。

家族のために給与を持って帰る。
この時代に額は別にして賞与まで持って帰ってきてくれるご主人。

そして、息子に向かって父親の批判をする母親。

私は40代で自営をしております。
決して懐古主義者ではありませんが、
この質問を読んで『日本人はどうなってしまってんだ』と思いましたね。

この時代に仕事をして、お金を持って帰る事がどれだけ大変な事なのか…
あなたは、ご主人の批判をする前に、世の中がどうなっているのか、もう少し外の世界に目を向け、世間を知るべきですね。

それから、念のため言っておきますが…
電力会社の社員だって後ろ指をさされる仕事をしているわけではありませんよ。
確かに上層部に関してはいい加減で、社会的責任から逃げているとは思いますし、身を切る覚悟もない…
この期に及んで賞与やら退職金やらってのもおかしな話だとは思いますけど。
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>今の時代にいい給料もらっているところっていずれ批判を浴びてそこそこの給料になるのか


いい給料をもらっても非難されないのは
会社経営者、スポーツ選手、芸能人などでしょうかね。
今は、大手だからといっても何十年後はわかりません。
今の事例でいうと
JAL(全日空)、パナソニックなど電気業界
ちょっと前では
銀行業界や自動車、鉄鋼業界にも大きな波がありましたね。
サラリーマンである以上、安定はありますがどこも似たり寄ったりになります。
安い給料でも節約経営をし続けて、赤字を出さずに頑張っている企業は非難されません。

>どんなところに就職するのが幸せなんでしょう?
息子さんとしっかりと話をすることでしょうね。
息子さんに夢があるのかどうか。
人間関係を大切にできるのか。
大手の企業へ就職しても3割が辞めるといわれています。
会社を辞める理由の多くは
希望していた仕事ではなかった。
人間関係の問題などが多いようです。
私自身、若い社員が「楽して高い給料がほしい」などと話していると
お前ら早く会社を辞めろと言いたくなります。
長い人生です、色々な悩みにぶち当たります。それを自分で乗り越えていく力
周りの人(友人、会社の先輩、家族など)が支えてくれる。
仕事ですから、仕事を通じて社会に貢献している事、取引先、お客様に喜んでいただけること
などに素直に感謝できることが出来なければ、何をしてもおもしろくありませんので。

若いうちは何度か転職することも認めるべきですね。
一方的に親の意見を押し付けるでもなく。
最後は、親を大切にすることも教えておきましょう。
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 貴方の息子さんなら、公務員か電力会社等が良いと思います。

彼らは、給料は安いし、仕事はきついと言いますが、実際は、大した仕事もないし、その責任は取らないし、平均給与以上はもらえます。採用されるだけの能力が有ればの事ですが。
 民間の一流と言うところは、さらに、能力が選別されるので、高い能力が必要です。こんな所に入って、高い能力を発揮して、重役になったり、外資系から引き抜かれたりしたら、それこそ、何千万円から何億円の年収も可能です。是非、こちらのコースに進まれることをお奨めします。
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今の大不況の時代、たかがボーナスだけの事で子供の進路を関西電力にしようなどという考えはやめた方がいい、東京電力社員の仕事ぶりを知っているが、いかにも難しそうに立ち振る舞ってはいるが大した仕事はしていない、あなたの息子が文系か理系かは知らないが、例えばパナソニックとか東芝とかトヨタ自動車とか日産自動車等と言った所のほうが良いのではないのか。

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>自分の旦那は三流企業でボーナスも雀の涙で、お父さんのようになったらいけません、



夫の仕事をけなすばかりで、感謝の言葉も言えない愚かな女と結婚しないこと。

それこそが幸せへの道です。
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まあ……給料は少なくてもボーナスは雀の涙でも、自分の仕事に誇りを持てる仕事なら、批判を浴びてまでして高給取りを選ぶよりも、ずっといいと思いますよ。



超一流と言われる企業で毎日死んだ魚のような目で働いて、高い給料をもらっている人より、建築の現場で活き活きとした顔で建物を組み上げていく職人達の方が、よっぽど仕事に対する姿勢を評価できます。
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