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2×2の行列A、Bで
 A^6=A  B^6=B
を満たすときAB=BAを示す、という問題が解けません。
成分表示して、ケーリーハミルトンの定理で次数を下げて、A,Bが満たすべき性質を考えたりしていますが、6次、ということで文字があふれて手に負えません。

成分表示しなくてもいい方法があるのかも、と思いつつ、ご教授お願いします。

A 回答 (4件)

2×2の行列 A が A^6 = A を満たす必要十分条件は、



「Aの最小多項式が X(X^5 -1)の因子であること 」

で、さらに、基礎体の標数が0なら、その必要十分条件は、

「A の固有値が 0, 1, ω, ω^2, ω^3, ω^4 のどれかであって、かつ、Aが対角化可能であること」

です。ただし、ω = e^(2πi/5)。なお、対角化可能の条件は、X(X^5 -1) が重複因子を持たないことから導かれます。

これらの条件を満たす行列は限られてくるので、その中から可換でない2個の行列を探せば、反例になります。添付図のような簡単な反例も見つかりました。
「2次の行列の性質」の回答画像4
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この回答へのお礼

お礼が遅くなりましてすみません。

丁寧なご回答ありがとうございました。

お礼日時:2013/02/24 00:08

成分計算では、見通しが悪い。


No.1 の反例の出所は、おおかた、
A と B の特性多項式が共通だということ。
2 次行列だから、特性多項式は 2 次式だが、
この 2 次式で (xの6乗) を割った余りが
1x+0 になるという話だ。
質問文で、ケイリー・ハミルトンを使った
次数下げに触れているね?
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ramayanaさんの例で確かに反例になっています.



B^6 の右上の成分は
1 + ω + ω^2 + … + ω^5 = 1 + ω(1 + ω + … + ω^4)
となりますが
0 = ω^5 - 1 = (ω - 1)(ω^4 + … + ω + 1)
より 1 + ω + … + ω^4 = 0 とわかります.したがって B^6 の右上の成分はたしかに 1 です.

なので問題はそもそも間違っているか,条件が足りないかのどちらかですね.

## それにしてもramayanaさん,よくこの例が思いつきましたね.
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添付図のようなのが反例では?

「2次の行列の性質」の回答画像1
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この回答へのお礼

書き込みありがとうございます。
Bの方もB^6=Bを満たしますか?

お礼日時:2013/02/04 04:28

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