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2000年代のカスタムショップ製ギブソンJ-50を使用していますが、アジャスタブルサドルのアンカーボルトが緩み異音が生じたので手を入れて確認していたところ、ブリッジを固定するためのボルトが無いことに気が付きました。

ヴィンテージのギブソンを紹介した本やサイトにはブリッジの固定にボルトを使い、ブリッジの穴をパールのインレイで塞いでいるとあるのですが、自分のギターにはインレイこそあれボルトはありません。
とあるサイトで「数年前からギブソンのアコギはブリッジの接着強度が上がったことによってボルト留めが廃止になった」と書いてあって驚いたり内心手抜きではないことにホッとしたりしたのですが、実際に接着強度が上がったのでしょうか?
まさかコストダウンのためではないのでしょうか。

A 回答 (1件)

アコギのブリッジに見られるボルト(たいていは2本)は、本来の目的は「接着強度の補助」ではないのです。


ブリッジの取り付けには古くは「ニカワ」が使われましたが、正しく使われた場合のこれの接着強度たるやかなりの物です。おそらく現代のヘタなボンドなんかよりよほど強力です。しかも温度と湿度で取り外すことができるので修理も行いやすい優れたものです。
ただ取扱いが面倒で生産性が落ちるので最近はタイトボンド等の合成接着剤が使用される場合がほとんどですが、これとて張力に対抗するためにボルトを必要とすることはありません。従いまして接着強度が理由ではありません。

ブリッジのボルトの目的はボディへブリッジを接着する際の位置決めと固定が目的です。
もちろん圧着にクランプなどは併用しますが、その際にずれないようにするのが主目的です。
最近はバキュームシステムで圧着する場合が多いので必ずしも必要では無くなったので、デザインだけ残されているということです。

なおズレ防止の位置決めのために、ボルトのほかにピンを使うなどの方法もあります。
私はギター製作をしていますが、個人的には
・本来は木製ノックピンを使用
・ボルト仕様はコストダウン(できれば重要部分に多い金属部品を使いたくないけど、簡単だから使う)
という認識です。
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この回答へのお礼

ありがとうございます。
位置決めなどのためだったんですね。
プラスティックのブリッジが付いていた頃のギブソンがボルトでしか留まっていなかったので、ブリッジの固定自体が目的なのかと思ってました。

お礼日時:2013/05/27 23:58

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