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「裸の王様」という言葉は、「周りの人の意見を全く聞かない地位の高い人」「周囲の人が恐れをなして忠告しないので、自分を見失っている人」という意味で使われます。しかし、これらの意味で使用することは、元になったアンデルセン童話と食い違うと思います。

元の童話では、詐欺師の布織職人が「この服はバカには見えない」と言い、王様も家来もバカだと思われたくないので、「素晴らしい服だ」と言うのです。王様が恐ろしくて逆らえないからではありません。この筋に従えば「見えを張って知ったかぶりをする、無い物をあるようにふるまう、そして最後はばれて恥をかく愚者」という意味で使うべきではないでしょうか?そして、王様だけではなく家来も同様に愚者だと思います。

最後に「王様は裸だ」と叫んだ子は、本当のことを言ったので立派なのですが、それは怖い王様に対して叫んだからではなく、己を飾らなかったからではないでしょうか?

A 回答 (5件)

あくまで自分の認識ですが、自分は認識がちょっと違う気がします。

逆にそういった認識は意外でした。

自分は、「大衆は皆、王様が裸だとわかっていたが、あえて誰も触れなかった」というシーンに着目して「裸の王様」を使います。
つまり「それが愚かだということはみんなわかっているのだが、面倒だからあえてそう突っ込まないだけで、本人だけはいい気になっている」ということの例えで使うことが多いです。「恐れているから」というよりも「自分にはどうでもいいことだから、せいぜい陰で笑い者にするくらいで、我関せず」という感じです。「見栄を張って恥をかく愚者」とは結構視点が違うかもしれません。

現に、「個人主義」化がさらに加速している現代日本においては、この例えにピッタリな状況って結構あり、便利なんです。
地位の高い者が周りの言うことを聞かないのは当たり前ですし、低い者が目上に言えないのも当たり前ですが、そうではなく、上下関係を意識しない状況において、この意味での「裸の王様」の例えが便利に使えるのです。(勿論、目上に使ってもいいのですが。)

・・・本来の使い方なのかどうかは、baaakkkiiiさんのご質問を見て全く自信が無くなりましたが、そういう者もいるということでご参考までに。
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この回答へのお礼

ご回答ありがとうございました。私にはまったく思い浮かばなかった新しい見方をご教授いただき、たいへん興味深く、勉強になりました。こういう新たな見方を得られるところが、質問サイトの良いところだと思いました。

お礼日時:2013/09/27 21:42

>、「周りの人の意見を全く聞かない地位の高い人」「周囲の人が恐れをなして忠告しないので、自分を見失っている人」という意味で使われます


ちょっと、違う気がします。
地位が高いかはともかく、イエスマンに囲まれている人、都合のよい人ばかり周囲に集める人。
>、己を飾らなかったからではないでしょうか。
否定語を使った表現ですね、その子は飾ることを知っていることになります。
飾ることも知らない(その必要もない)、ゆえに飾らない、ことも知らない(できない)だけでは?。
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この回答へのお礼

ご回答ありがとうございました。特に、子どもの態度の解釈は新鮮で勉強になりました。

お礼日時:2013/09/27 21:50

>元になったアンデルセン童話と食い違うと思います。



アンデルセン童話から派生して、今はそういう意味で使われているのですから、食い違って当然です。

言葉、言語ってのは「語源と食い違っていたとしても、殆どの人に通じるようになった時点で、それで正しい」のです。

「当たり前」と言う言葉があります。

これは「当然」と言う言葉を、間違って「当前」と書いてしまったのを、さらに間違って「当たり前」と読んでしまったのが「語源」です。

でも「当たり前と言う言葉は、当たり前のようにみんなに通じる」ので「それで正しい」のです。

>この筋に従えば「見えを張って知ったかぶりをする、無い物をあるようにふるまう、そして最後はばれて恥をかく愚者」という意味で使うべきではないでしょうか?

言葉、言語を語る上で「正しい」「正しくない」を論議するのは愚かです。

言葉、言語は、生きていて、常にめまぐるしく変化しているので「正解は存在しない」のです。

「それで通じるなら、それで良い」のです。

言語学者がこの質問を読んだら「確かに、元の語源から食い違ってきているが、それが何か?元の語源から食い違っているからと言って、それを正しくないとは言えない。例え語源と食い違っていようとも、一般に通じる時点で、その用法で正しいといえる」と言う筈です。

貴方は「当たり前と言う言葉は間違っているから使うな」って主張して、それが皆に通用すると思いますか?思いませんよね。

それと同じで「語源と違うから語源に合わせて使え」って主張したって、皆には通用しません。
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この回答へのお礼

ご回答ありがとうございました。そもそも私の考えが特殊なのでは?と思っていたのですが、そうでもないということがわかり、ほっとしています。

お礼日時:2013/09/27 21:49

>「裸の王様」という言葉は、


>「周りの人の意見を全く聞かない地位の高い人」
>「周囲の人が恐れをなして忠告しないので、自分を見失っている人」
>という意味で使われます。

そうですか?
辞書には

「地位の高い人で、周囲からちやほやされて批判や反対を受けないために、本当の自分がわからなくなっている人をたとえていう語。」(日本国語大辞典)
「直言する人がいないために,自分に都合のいいことだけを信じ,真実を見誤っている高位の人を揶揄する表現。」(大辞林)

とあります。
「周りの人の意見を全く聞かない」のではなく、「言ってくれない」のです。
「周囲の人が恐れをなして」いるのではなく、「利害得失などいろいろ考えて」ということでしょう。

これは元の童話そのものだと思います。
王様は馬鹿だと思われたくないので、見えるふりをしている。
家来からすると、王様がそれでいいなら、わざわざご機嫌を損ねるようなことは言いたくないし、その必要もないから、黙っている。
すると王様は王様で、家来が黙っているから、きっとこれでいいのだと思ってしまう。

最初はちょっと怪しいと思ったとしても、誰も何にも言わないから、じゃあいいのかと思う。
これは世間ではよくあることです。
身分に関係なく、誰もが経験していることではないでしょうか?


ついでに言えば、広まる言葉、定着する言葉というのは応用範囲が広いんです。
流行語もそうでしょ?
いろいろな場面で、使えるから覚えるし、また使いたくなるんです。

「見えを張って知ったかぶりをする、無い物をあるようにふるまう、そして最後はばれて恥をかく愚者」
では意味が狭すぎて、応用が利かない。
使える場面が少なすぎて、結局忘れさられてしまう。



> 最後に「王様は裸だ」と叫んだ子は、本当のことを言ったので立派なのですが、
>それは怖い王様に対して叫んだからではなく、己を飾らなかったからではないでしょうか?

利害関係がありませんから。
この話の教訓は読み手が自由に決めればいいことですが、「裸の王様」という言葉が揶揄しているのは、利害関係があっても、というか、たとえば自分に不利益があっても、なおかつ直言してくれる人がいない身分の高い人、イエスマンで固めているひとです。
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この回答へのお礼

たいへん弁筐になります。特に「定着する言葉というのは応用範囲が広い」というところは、大いに納得しました。ご回答ありがとうございました。

お礼日時:2013/09/27 21:44

言葉なんて時代とともに変化し続けています。


いま間違った日本語の使い方と言われていても
みんながその使い方をすれば、それが正しい
日本語となります。

裸の王様という言葉が、童話とは違った使い方をしていると
あなたではなく首相が言っても現状は変わらないでしょう。

そんなことより、同じ質問を2度(重複投稿)するという
あなたのルール違反のほうが問題です。

この回答への補足

申し訳ありません。カテゴリーを確認せず、うっかり「英語」に投稿してしまいました。本当はこちらの「国語」に投稿したかったのです。今後、十分注意致します。

補足日時:2013/09/26 23:48
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この回答へのお礼

ご回答ありがとうございました。

お礼日時:2013/09/27 21:40

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