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インド洋のサイクロン、太平洋のタイフーン、アメリカハリケーンはよく聞くのですが、欧州を襲う暴風雨というのは初耳です。どこで、どういう風に出来るのですか?宜しくお願いします。

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欧州、猛烈な暴風雨で十数人死亡 倒木の下敷きなどで 27日(10月)から28日にかけ、欧州各地は猛烈な暴風雨に襲われ、欧米メディアによると、倒れた木の下敷きになるなどして十数人が死亡した。

 英国では、倒木が引き起こした住宅でのガス爆発とみられる事故などにより、少なくとも4人が死亡。ドイツ、フランス、オランダ、デンマークでも死者が出た。

 交通機関への影響も大きく、ロンドンのヒースロー空港では約130便が欠航。ロンドンとパリ、ブリュッセルを結ぶユーロスターなど鉄道でも、各国で運休や大幅な遅れが相次いだ。

 英BBC放送によると、英国では60万世帯以上が停電した。(共同)

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A 回答 (3件)

>欧州を襲う暴風雨というのは初耳です


北の海の低気圧の猛威は毎冬の年中行事です。
北ヨーロッパでは、日本の台風程度のニュースですので、日本では知る機会がなかっただけです。
今回は被害が大きかったことからたまたま日本でも報道されただけのことです。

北大西洋ではアイスランド低気圧と呼ばれています。
下記のサイトに、こんなことが書かれています。
○そこで生活している人びとの実感はこんな生易しいものではない。低気圧がきて吹きすさぶ西風でゴウゴウと空は唸り、短時間で曇天・雨天が交代し、これの繰り返しの連日である。
○冬の現実は厳しい。東進して北海に入るアイスランド低気圧が台風並みに発達し、北海沿岸に風害・高潮災害・洪水をもたらすことがあるのだ。日本のように毎年台風に見舞われる土地ではないので、かえって被害が深刻になる。
記録によれば、1362年、1634年、1825年、1884年、1906年、1953年、1962年に発達した低気圧により風波が高まり、高潮が重なってオランダ・ドイツなどの北海沿岸の堤防が決壊し、大災害となった。19世紀より20世紀が、つまり最近になるほど間隔は短くなってきた。20世紀になって、前半が1回、後半で2回である。今後さらに間隔は短くなるであろう。熱帯低気圧の台風とかハリケーンほどの頻度にはならないだろうが、確実に起きるであろう。

異常気象を追う - アイスランド低気圧 - バイオウェザーサービス
www.bioweather.net/column/essay2/aw18.htm

日本付近でも発生しています。これからの季節、天気図を御覧ください。
アリューシャン列島付近は低気圧の墓場とよばれています。
1960年代には北転船とよばれた漁船が冬になると連日のように遭難していました。

北転船の装備 - Ocean Dictionary, FishTech, Photographs of Fishing ...
www.oceandictionary.jp/fishtech/fishtech2/ft18/ft18-11.html

最近は、採算性の問題から出漁が減り、装備も充実していることから遭難は激減しています。
激減したとは言え、北の漁師さん達にとっては命がけの出漁であることには変わりはありません。
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この回答へのお礼

回答ありがとうございます。

>毎冬の年中行事
リンク先を読むと、20世紀に3回とか、それほど頻度の多いものではないようなんですが・・・

お礼日時:2013/11/12 11:44

 例示された台風、ハリケーン、サイクロンは熱帯低気圧で、海水温が26度以上の場合に発生します。

気圧傾度が大きく、猛烈な風が吹きますが、直径はせいぜい600km程度です。

 欧州北西部を襲ったのは、北大西洋で発生した温帯低気圧です。気温の高い熱帯気団と寒冷な極地方の気団の接点で発生しますが、特に大陸と海洋との気温較差が大きな秋から冬にかけて発達することが多いようです。熱帯低気圧は夏から秋ですね。
 気圧傾度が比較的小さく、今回のような猛烈な風雨はごくまれです。ところが直径は1000kmを超えることもあります。

 以前、私もロンドウ在住中に経験したことがありますが、災害大国日本からみると、これぐらいの嵐で大きな被害が出るのは不思議でした。ヒースロー空港の発着便は1日1000便を越えるはずですから、大した風ではなさそうです。なお、イギリスは全土無電柱なので、電柱が倒れて停電することはありません。

 むしろオランダなど北海沿岸の低地帯の高潮被害が心配です。
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この回答へのお礼

回答ありがとうございます。

ヨーロッパは高緯度でも、暖流が流れているお陰で暖かくていいなあと思っていました。

昔ヨーロッパで一冬越したことがあるのですが、スイスで雪が降っていた程度で、スペインまで行くと暖かくて---この暴風雨は毎年ではないようですね?

お礼日時:2013/11/12 11:48

北大西洋の北部です。

冬になると北極圏から寒気が南下してきますが、北大西洋の北部の暖流から蒸発して上がって来る比較的暖かい空気と北極圏からの寒気がぶつかって、巨大な低気圧が出来るのです。

低気圧は温度差がある場所なら温度の高低に限らず発生します。

気圧の低さだけでいえば熱帯、亜熱帯の海上で生まれるハリケーン、サイクロン、台風の比ではありませんが、寒い地域で生まれる低気圧はサイズがけた違いに大きく、そのために中心付近ではかなり荒れた気候になるみたいですね。

ハリケーンや台風はせいぜい巨大なものでも日本の半分くらいしかカバーされませんが、今回ヨーロッパを襲った低気圧はヨーロッパからロシア西部までカバーする巨大なものでした。
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この回答へのお礼

回答ありがとうございます。

そうですね。日本では殆ど話題にならないから、知りませんでした。

西洋文学に嵐が描写されていたように思いますが、通常の雨模様の少し程度の強いものくらいに思っていました。

お礼日時:2013/11/12 11:42

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