No.3ベストアンサー
- 回答日時:
というよりも、先ずは『芥川』の作品を読むことから始めるべきでしょうね。
全集を入手し、創作と評論それぞれを時系列的に整理する。例えば漱石や鷗外に関して、スタンスがどう変化しているかなども材料にはなるでしょう。作風も変化しているはずです。刊行されている評論や論文は参考にはなっても、その引き写し的な形では何の意味もありません。『侏儒の言葉』や『続・侏儒の言葉』そして『西方の人』や『続・西方の人』は末期の作品です。そこに鏤められている言葉の数々から、貴方は「芥川のどの様な思索の足跡」を読みそして感じますか?。
「論文の書き方のお作法」を学ぶことが目的であるとしても形式的に論文ですから、立論の根拠となるモノと立論の正当性を裏打ちする検証方法も求められます。
この回答へのお礼
お礼日時:2013/11/24 15:52
アドバイスありがとうございます。
作風の変化についても織り交ぜたいと思っていたのですが、それもどうすればいいのか悩んでいたので、回答者さんの回答を参考にさせていただきたいと思います!
No.2
- 回答日時:
というか、テーマが何であれ、一人の作家にまつわる卒論を書けば、自ずと生涯について調べ、それについて触れることにはなります。
そうでないと自殺の中身が見えてこないものですし、質問者さんの専攻が文学なのであれば、作品に触れないわけにはいかず、作品というものは、作家の人生からにじみでるものだからです。とりあえず、自殺に着目しながら、芥川龍之介に関するさまざまな評論を読んでみてはどうでしょう。で、その中には作品名も出てくるでしょうから、それらも改めて読んでみるといいでしょう。そのうちに焦点が絞れてくると思います。
あるいは、そこまで時間がないということであれば、「河童」など、晩年の作品をとりあえずのテーマにして研究してみてはどうでしょう。
いずれにしても、ご自身でちょっと研究してみないと、見えてくるものも見えてこないものですよ。
この回答へのお礼
お礼日時:2013/11/24 15:54
作品が作家の人生からにじみ出るものというのにとても納得しました。
作品も含め、評論を読んで絞れていけたらと思います。
回答ありがとうございました!
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