
辞書には「ハードウェア」でなく「ハードウエア」と記述されています。
http://dictionary.goo.ne.jp/leaf/jn2/173050/m0u/ …
なぜでしょうか。英語は「hardware」なので、正しい発音は「ハードウェア」のはずです。絶対に「ハードウエア」には なりえません。にもかかわらず、辞書には「ハードウエア」と記述されています。
この「小さなカタカナ」は「捨て仮名」「小書き文字」と呼ばれます。確かに、大昔は「捨て仮名」が存在しませんでした。しかし、少なくともコンピューターが普及し、ハードウェアという言葉が存在し始めたことには、とっくに「小書き文字」が普及していました。よって、大昔の なごりとして「ハードウエア」と記述することには不自然さがあります。この表記法だと、はっせいも区別できません。「ウエ」も「ウェ」も、両方とも「ウエ」と記述しているのですから。
質問です。なぜハードウェアでなくハードウエアと記述しているのでしょうか。インターネットで「カタカナ小文字」などで検索しましたが、該当する答は存在しませんでした。そのため、質問させていただきます。よろしくお願いいたします。
<参考>
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%8D%A8%E3%81%A6% …
No.3
- 回答日時:
No.1です。
「お礼」をいただいたので、少し余談を。>だからといって、民間の辞書まで禁止する必要は ないと思います
いいえ、民間の辞書ではなく、JISです。少なくとも書籍や公文書、民間の技術文書でも、JISに定義された用語があれば、それを使うのが一般的です。違った表記をすると、「常識・約束事を知らない」「技術力がない」とみなされます。
どう発音しようとも、「文字」として書く場合には、JISで決められていればそれに従うのが一般的です。
たとえば、口では「コンピューター」「プリンター」と発音しても、文書上では「コンピュータ」「プリンタ」です。最近では、発音に合わせて「伸ばし」を付けることも多くなりましたが、一昔前まではJISの「3音以上の場合には、語尾に長音符号を付けない」という原則に従っていました。現在は、この表記方法は混乱のさなかにあります。
JISも、最近は発音に近い表記に変わりつつあるようで、社会全体ではかなり混乱した状態だと思います。たとえば、「Digital」はもともとJISで「デジタル」でしたが、今のJISでは「ディジタル」に変わっています。しかし、社会全体では、いまだに「デジタル」が多く使われたままです。
外来語をどう表記するか、というのは、長年の試行錯誤を経て定着してくるものではないでしょうか。
日本古来の「カナ小文字」は、「ヤ」「ユ」「ヨ」だけで、それ以外の「ア」「イ」「ウ」「エ」「オ」の小文字や、英語の「V」に対応する「ヴ」という書き方は、ここ30年程度で定着してきたのではないかと思います。
ちょっと古い建物に「○○ビルヂング」と書いてあるものがあります。「ヂ」は、「ぢ」ではなく「でぃ」と発音させたい表記だったのかなと思います。
また、「ニッカウヰスキー」も、「ウィ」と発音させたかったのでしょう。
こういった試行錯誤の結果、消滅した表記方法もいろいろあったのではないでしょうか。
外来語も含めた日本語の「正書法」をきちんと定めて、時代の流れに合わせて定期的に見直して行くという作業が必要なのだと思います。
No.2
- 回答日時:
むしろ、わりあい最近の言葉なので、わりあい正しい発音で記述されていると思いますよ。
こちらで、発音記号と、音声を確認すると、
http://ejje.weblio.jp/content/hardware
私には「ハードゥエァ」のように聞こえます。(発音記号からも、そうですし)
どう聞いても「ハードウェア」よりも「ハードウエア」のほうが近いと思います。
ありがとうございます。
勘違いをされているようですが、その発音記号は「ハードゥエァ」では ありませんよ。
なお、私には「ハ ー ドゥ ウェ ア゛」に聞こえます。これは発音記号どおりです。
よって、どう聞いても「ハードウェア」よりも「ハードウエア」のほうが遠いと思います。
ほかの人の意見も募集しています。ほかの人が どう聞こえるのか興味があります。教えてください。
No.1
- 回答日時:
おそらく、用語に関する規格を作る過程で、そう決めてしまったのだと思います。
詳しくはありませんが、情報処理用語は、1961年に「JIS Z 8111 計数形計算機用語(一般)」(68語)が最初に制定され、その後1970年に「JIS C 6230 情報処理用語」(約200語を追加)との記述があります。「ハードウエア」「ソフトウエア」などは、だいたい、この頃に決められたのではないでしょうか。
この頃に「カナ小文字」がどの程度一般的だったか分かりませんが、JIS用語などは保守的なので(決めているのが当時の産業界や大学のお偉いさん)、「カナ小文字」を使わないように定義された可能性が高いと思います。
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%83%85%E5%A0%B1% …
同じような例として、一般に役所などの公用文書では、「カナ小文字」を使わない傾向が強いようです。
会社名に「カナ小文字」やアルファベットが使えるようになったのは、なんと2002年以降です。
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%95%86%E5%8F%B7
カメラやプリンターの製造メーカーである「Canon」の正式名称は、「キヤノン株式会社」です(「キャノン」ではありません)。
ありがとうございます。
いわゆる「お役所仕事」では さいきんまで「小書き文字」を禁止していたのですね。しかし、だからといって、民間の辞書まで禁止する必要は ないと思いますので、やはり不自然さを感じます。
「古きよき伝統や文化習慣を守ること」は大事だと思います。しかし、「古き悪き しゅうかん」まで守るのは、いかにも「言語学者でござる」的な はっそうで、私には奇妙に感じられます。
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