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普通の旅客機は天井が下になるような宙返りは可能ですか。またそのようなことが必要になることも考えられますか。

A 回答 (3件)

強度的にはわからないですが、宙返りは想定してないというか、運用上法的にやってはいけない事になってます。


航空機はカテゴリー(耐空類別)で運用範囲が決められてます。
旅客機は曲技機(耐空類別A)ではなく輸送航空機の T類です。
この耐空類別によって安全な航行に耐える性能を保証する為の飛行・強度・動力装置・装備・運用限界等の限界値が決められてます。
これを遥かに超えた強度は非合理的でオーバークオリティとなってしまいます。

非常時など意図せずその状態になることはあるかも知れませんが、この際にT類として決められた制限荷重を越えなければ支障は無いでしょうけど、元から宙返りを想定した数字では無いので宙返りでこれを超えるかどうかはわからんです。
少なくともエンジン推力は足りないでしょう。
なのでエンジン推力を用いて意図的に宙返りを行おうすれば上昇途中で失速すると思われます。
よって宙返り状態になる可能性はあるけど、意図的にはできないという状態だと思いますよ。
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この回答へのお礼

飛行機のように早いご教示をいただきありがとうございました。よくわかりました。

お礼日時:2014/03/18 06:08

旅客機では、普通に言う宙返りは無理でしょう。


ですが、螺旋を描くような宙返りなら可能でしょう。707でやったテストパイロットがますから。この場合、飛行機には常に1Gがかかるように操縦することができます。この場合、飛行機や乗客は通常の水平飛行と同じような力のかかり方になります。乗客は背面になったことに気がつかないでしょう。

これ以外では、事故背面になってしまった747があります。たしか中華航空だったと思います。エンジンが1基停止したのに自動操縦のまま飛行士し、自動操縦の限界を超えてしまって手動になったときにパイロットが対応できず、急降下して一時的に背面になってしまいました。宙返りとはいえないかもしれませんが、天井が逆さ、というのには近いでしょうね。
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この回答へのお礼

興味深いお話をありがとうございました。

お礼日時:2014/03/18 20:23

機首を上げて、ぐるっととんぼ返りするような宙返りは難しいでしょう。

確か強度がどこまでもつのか分かりません。


しかしバレルロールという進行方向を維持しながらぐるっと周るということなら、ボーイング707が実際にやったことがあるので、不可能ではないでしょう。

このバレルロールは伝説の試験飛行となっており、ボーイング777のテストパイロットは試験飛行直前に社長から「ロールはするな!」ときつく止められたという話も残っています(もちろん、ジョークです)

707のバレルロール
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この回答へのお礼

こんな動画も見られるのですね。どうもありがとうございました。

お礼日時:2014/03/18 20:23

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