水分摂取量

エステ後、痩身に効果をだすのに1日に2リットル以上の水分をとるよういわれました。
モデルさんなど一日４リットル以上のむそうです。
実際に一日に必要な水分は医学的にどのくらいですか？
アンチエイジングで出ている南雲医師などは水分のとりすぎはよくないとガムをかむようにいっていますが本当のところ何が正しいのですか？

No.1 ベストアンサー 回答者： bimbohjijii 回答日時： 2014/04/09 12:09

初めまして。

＞実際に一日に必要な水分は医学的にどのくらいですか？

人間は1日に２リットルから２．５リットルくらいの水分を体外に出していると言われています。したがって、特に意識をしていなくても、その程度の水分は摂取しているものです。ここでいう水分とは単に水、お茶などの飲み物だけでなくご飯や野菜などに含まれるものを入れています。また体外に排出される水分とは尿だけでなく、大便、汗、呼気などに含まれる水分もいれています。体重が同じであるという前提で言うなら、失われる分だけ、つまり２～２．５リットル程度は必要ということになります。そのうち水、お茶のような飲み物として摂取しているのは大体その半分くらいです。したがって1日に１～１．３リットルくらいは飲み物を飲む必要があると言えます。

人間は水分が不足すると喉が渇くし、多すぎると尿量が増えて頻尿になり、体内の水分量を一定に保つような仕組みがあります。但し、生理的にどうしても水分の不足しがちなときがあります。それは就寝中です。就寝中は水分を補給できませんが、絶えず体内で尿は作られており、呼吸や発汗でも水分が失われています。したがって極端な言い方をすると、就寝中の体内では血液が段々とドロドロ状態になってゆきます。血液がドロドロになって起きる脳梗塞、心筋梗塞などは明け方の発症が非常に多いのはこのせいです。したがって、厚生労働省では、1日2回コップ1杯の水を飲むことを推奨しています。コップ1杯とは２００ｍｌ程度です。飲むのは朝起床時と就寝前です。詳細はこちら。
↓
http://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/ …

＞アンチエイジングで出ている南雲医師などは水分のとりすぎはよくないとガムをかむようにいっていますが本当のところ何が正しいのですか？

正直言って南雲医師のことはよくは存じませんが、どんなに体に良いものでも食べ過ぎ、摂りすぎはよくありません。また必要量はその人の日常行動や生活様式で大きく異なります。例えば炎天下で肉体労働を行うような人々は、労働中だけでも２～３リットルの水分補給をしています。健康に良いからと言って、飲みたくもないときに水をがぶがぶ飲むのはよくないという意味ではないでしょうか。

＞モデルさんなど一日４リットル以上のむそうです。

モデルさんは体形が資本です。そのために毎日たくさん汗を流す運動をなさっているなら、その程度水を飲んでいても不思議ではありません。ただ運動をしないお休みの日もあると思います。その様な日にはそこまで飲んでないと思います。

人それぞれに行動や生活様式が違うわけで、「人は1日に〇リットル水を飲め」といった言葉を金科玉条のように信じることはよくないと思います。すこし喉が渇いたなと感じたら、少しずつ水分補給をしてゆくのが良いでしょう。ただ前にも言ったように、就寝中はどうしても水分不足になるので、起床時と、就寝前に水分補給をするのは良いことだと思います。