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ピアノの先生からピティナステップを勧められました。


受けている人の話を聞くと、だれでも受かる、と。


間違えても、止まっても、よほどのことが無い限りは受かる、と。

そのようなものに何千円も払う意味が解りません。


目標がないと頑張れない子供であれば、発表会など他の機会はいくらでもあります。

一体、どんな目的で作られたものなのか?そして先生がお弟子さんたちにしつこく勧めるからには多少のメリットが先生にもあるのか?など疑問だらけです。

詳しい方、教えて下さい。

A 回答 (2件)

ピアノを教えています。



ピティナのピアノステップに、発表会がわりに毎年参加しています。

一般的な発表会の方が、生徒さん1人あたり8000円から1万円ぐらいの参加費用を集められるので、経費を引いてもある程度の利益が残ります。
そして、知ってるお友だちと一緒で楽しい、という面もあります。

しかし、同じ教室内でイベントをやっていても、親からすると、客観的に子供がどんなレベルまで進んでいるのか、わかりにくく、音楽的な傾向も教師の趣味に片寄ってしまいがちです。
教師自身も、教え方が今のままで良いのか、反省になる指針もないまま、なんとなく自己満足になりがち……。

ピティナのステップに参加する利点をあげると、

他の教室の生徒さんと一緒の「合同発表会」形式で行うので、自分の教室とはまた違う傾向の曲やテキストを、知ることができます。
しかも、生徒さんが、どのぐらいまで進んでいるのか、客観的な評価をもらえます。
プログラムを見れば、参加者の名前の頭に、どのステップで受けようとしているか、レベルが書いてあるので参考になります。
  (全部で23ランク。→入門の「導入1」から、音大入学レベルの「展開3」まで。)

演奏中に3人の先生が、聴きながらコメントを書いていって下さいます。
曲のフレーズの流れ、拍子感、音色の表現、普段の練習の注意事項など、参考になる内容がたくさん書かれています。
教師としては、非常に勉強になりますし、緊張します(笑)。
親からすれば、今の教室の先生は教え方が上手なのか下手なのか、わかってしまいます。

SABCDの5段階評価で、Dが無ければ合格ですが、AとBが半々ぐらいで合格する人(→AABなど)が圧倒的に多いため、「オールB」ぐらいの合格では、曲の完成度はかなり低い……というのがわかります。
だから、合格するのは、当たり前と考えて、曲の完成度の目安に考えればいいと思います。
今回は?そして次回は?と、子供たちどうしで、競争心も出てきたりしてます(Aがいくつ付いたとか。)。

また、そのうちコンクールに参加しようかな、と考えている方は、Bでは無理、「SSA」ぐらい取れたら予選ぐらい大丈夫かな?とか、そういう、今後の目安を知るためにステップに参加される方も多いです。

参加費用は、幼児の入門レベルで2曲弾いて5500円。
ブルグミュラーあたりで、2曲で7000円。
発表会より安いです。

生徒さんを連れていく教師としては、交通費は自己負担で、利益はゼロです。
生徒さんが多く参加されたからと言って、教師に報酬が入るわけではありません。
しかし、すごく勉強になるし、ステップ会場によっては、弦楽器との合奏やチェンバロ演奏の企画も申し込めたり、ピアニストのゲスト出演を聴けたり……、
毎年みんな、どこに参加しようかな?と楽しみになさっています。

私の住んでる地域は転勤族が多いですが、引っ越した先で、東京や九州で引き続きステップに参加される方もいて、(判定基準は全国どこも統一されているので)、ピアノを続けていきやすいようです。

ピティナは文部科学省後援で、文部科学省が奨励している生涯教育が目的。
つまり、子供の時だけでなく大人になっても高齢者も参加できる、生涯にわたって何か趣味を続けていきましょう、という目的ですすめられています。

公立学校と連携がとられているので、ステップに5回参加すると学校長あてに書類が送られ表彰されます。
表彰歴として、学校の内申書にも記入されます。
ステップ合格歴も、内申書の趣味特技欄に書けます。
また、短大の保育士の単位認定のときに、ステップ応用2レベルに合格している学生はピアノ実技試験が免除された、という話を聞きます。
最近、英検や漢検も、内申書や単位認定に考慮されることが増えているので、ステップも年々そういう位置付けになってくると思います。
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ピアノを教えています。


ピティナのホームページで確認しましたか?
ピティナステップは確かに落ちる人は稀ですが合格にもランクがあり
S、A、B、C、DでDだけが不合格です。
なので例え合格したとしても私ならC合格の生徒はまた同じ級を受けさせます。

>そのようなものに何千円も払う意味が解りません。

では学校の模擬試験は意味がないですか?
ピティナステップはいわば実力試しです。
今自分がどの程度の実力かを知るためだったり、人前で弾くことで舞台慣れをしたり、と目的は様々だと思います。
あとは3人の先生方からコメントがもらえるのでいつも習っている先生とは違う角度からアドバイスがもらえたりします。

>多少のメリットが先生にもあるのか?

先生にはメリットはまったくありません。
デメリットならあります。
受けさせるからにはいい評価をとって欲しいので通常レッスン以上に真剣に教えますし、受ける曲の勉強をしなおしたり手間がかかります。生徒のためを思って勧めているだけです。
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