こんにちは。質問をご覧くださり、ありがとうございます。大学2年の女子です。
私は、近年優しさとは何かについて考えたとき、ある結論に至りました。私の結論は、「優しさとは、他人へ気を配ることで自己満足を得る、一見利他的に見えて実は利己的なことだ。だから誰かのためになにかをする、というのは、誰かのためになにかをするという自分の中の理想像を叶えるための手段に過ぎず、それは結局自分のためにしている。だから、これは他人に対して優しいことだという時には、常に自分のためにしているから、相手に恩着せがましく優しくしようなどと考えてはいけない。そもそも優しいということ自体が利己的なので真に思いやりのある行為は絶対にできない」というものでした。
これに気づいた時から、私はいままで他人に優しくしようと思っていたことは全て偽善であり、結局は自分の自己満足だったのだと思いました。なので、決して自分は他人のためなどと考えず、他人が嬉しくなるようなことも、自分がよく見られるためだとか、その笑顔が嬉しいんだとか考えながら暮らしてきました。
しかし、本当に最近になって、他人に優しくすることは本当にエネルギーを使うことなのだと知りました。そう考えていたうちに、私は人に優しくできなくなっていたみたいで、配慮ができないことも増えました。(優しいということ言われることも多々ありますが、配慮が無いと言われることも多々あります。)
誰かに優しくするということは、例えそれが他人からよく見られたいとか他人の笑顔がみたいとかそういった利他的なものであれ、他人にエネルギーを使うだけの心の余裕がある器の大きい人ではないかと思いました。
それで、その考えに沿って考えると、最近私は器の非常に小さな人間だと思ってしまいます。しかし、優しさは利己的なものだ、という考えが抜けず、自己嫌悪に陥っています。
どなたか、この「優しさとは利己的だ」という考え方のおかしな点を指摘してくださらないでしょうか。
長文失礼いたしました。最後までお読みくださり、ありがとうございます。
No.9ベストアンサー
- 回答日時:
人の心は、独立しているだろうか。
となりにいる人が辛い思いをしている時に、その辛い心の一部は自分の中にも入り込み、自分も辛い気持ちになる。
人が嬉しい気持ちでいるときに、自分もなんだか嬉しい気持ちになる。
それが人の心を思いやる、優しさの原点でないかと思います。
利己的な部分はあるかもしれませんが、
自己満足や名声や損得だけのために人に手を貸すわけではなく、
自分の心に浸透してくる、他者の気持ち。これを改善することは、自分の心にとってもプラスになる。
それが優しさの行動の原理だと思います。
他人の心が自分の心に響いてこないなら、それは真の優しいとは少し違うのかもしれません。
まぁ、優しいにもいろいろありますが。
困っていそうな人がいるから手を貸すのではなく、
困っていそうな人を見たときに、その困った気持ちが自分の気持ちに浸透して、困った気持ちは自分のものにもなる。
他者のことを考えている人は、その浸透度度合いが敏感になり、
他者の気持ちに対する想像力が高まるのだと思います。
もちろん、困っていそうな人がいるから手を貸すというのも、ひとつの優しさ、
それに手を貸せば、自己満足ができると思うのも優しさ、
みんなが手を貸し合えば、世界が平和になると思って手を貸すのも優しさだと思います。
まぁ、やりすぎたり、相手の気持ちを汲み取れずに失敗することも多々あると思いますが。
この回答への補足
皆様このようなくだらぬ質問に回答するお時間を割いてくださって本当にありがとうございました。
BAは迷いましたが、心に浸透してくるというのが明日納得したので選びました。
最近、私なりにまた優しさについて考え、考えを改めました。私が中学の時に、口をきけない女の子がいたのをふっと思い出しました。私はその子が誰からも相手にされず、友達もおらずさみしそうだったので毎日挨拶をしました。返事はしてくれないけれど、できるだけ笑顔で毎日話しかけました。そうしたら、少しづつ小さくて聞き取れないくらいですけれど、私に返事を返してくれるようになりました。しかし、私の友達がその子のことが嫌いで、しきりに悪口を言っていました。そして、あの子と関わらなくていいと言われ、私は自分が嫌われるのが嫌だったので、その口のきけない子と疎遠になってしまいました。これは私が保身に走った結果で、今となってはものすごく後悔しています。その後もこの保身癖が未だに直らないですけれど、少しづつ直して行こうと努力しています。
このことを思い出すと、ふっと、私がその子の笑顔が嬉しかったことを思い出しました。当時はただ純粋に嬉しいと思ってやっていたのですが、今思ってみれば、自分は優しかったと思いました。しかし、当時の優しさも、保身に走ったことで所詮は偽善だったと言えるのですが...。
そう考えると、優しい人というのは、『他人の幸せを自分の幸せの糧とでき、そのための努力や気配りを惜しまずにやれる人』なのかなー、と思いました。これは利己的であることを認めつつ同時に無意識に利他的なことをしているという点で私が目指すものであるのではないかと思いました。
皆様、回答ありがとうございました。
確かに、他人を見ていてあぁ大変そうだと心に浸透してくるような時はあります!すごくしっくりくるような気がします。ただ、それを行動に移せるかどうかは別問題だと思いますが、それが原点なのには変わりないかもしれないですね。
回答ありがとうございました。
No.22
- 回答日時:
言葉の履き違えでしょうか。
利己的→自分に優しい(つまりは、自分を大切にする)
利他的→相手に優しい(つまりは、相手を大切にする)
自分にだけ優しいのも、相手にだけ優しいのもおかしなことになります。
偏りは、本当の優しさでなく多くは甘やかしとして出ます。
その前に「自分を許せない」もしくは「相手を許せない」と
大切にするがなんなのか、見分けられなくなります。
No.21
- 回答日時:
論理が錯綜しているのであなたのおっしゃりたいことがよくわかりません。
人に優しくするときにも利己的な気持ちは必ずある、という考えはわかります。それを「偽善」と言っていいかどうかには疑問がありますが、そう考える人がいることも理解できます。
そして、そう思うようになってからもあなたは人に優しくしながら「暮らしてき」たわけですよね。それも理解できます。
ところがその後、人に優しくするにはエネルギーが要るということに気づいたら他人に優しくできなくなった、というところから急に話がわからなくなります。
まず「他人に優しくすることはエネルギーを使うことだ」ということの意味がよくわかりません。
また「他人に優しくすることはエネルギーを使うことだ」いうことと「優しさは利己的なものだ」ということの関係もよくわかりません。
あなたの文章の流れからすると、「優しさは利己的なものだ」ということに気づいてからもあなたは人に優しくしながら暮らしてきたのですから、「優しさは利己的なものだ」ということはあなたにとっては問題ではなく、「他人に優しくすることはエネルギーを使うことだ」ということを知ってから悩むようになったのですから、「優しくすることはエネルギーを使うことだ」ということこそがあなたにとっては問題なのではありませんか。
それなのにあなたは、「優しさは利己的だ」という考え方のおかしな点を指摘してくれ、と希望しています。それがなぜなのかがこちらにはわかりません。「え? そっちが問題なの? エネルギーどうこうが問題なんじゃないの?」と思えてしまうのです。
以上の点について補足をつけていただければその点について考え、お伝えできることがあれば再度回答したいと思います。
とりあえず今は「優しくするにはエネルギーが要る」には触れず、「優しさは利己的だ」についてだけ考えたことを書いてみますね。
とはいっても「優しさは利己的だ」という考え自体は間違っていません。間違っていないのですからおかしな点を指摘することはできません。
人に優しくするときには何らかの利己的なものが含まれているのは間違いありません。たとえ他人のために自分が死ぬという場合でも、自分の死と引き換えに他人の命を救ったことに対しての喜びを感じるという点で利己的と言えるでしょう。
裏返していえば、「この行動が他の人のためになることがうれしい」という気持ちがまったくない行動が他人に喜ばれたとしても、それは優しさとは言えないでしょう。電車に乗っていた人が降りるために席を立ったとして、そのおかげでお年寄りが座れたとしてもこれは優しさとは言えませんよね。「このお年寄りは立っているのもつらそうだ。座らせてあげよう」という気持ちがあって席を立つからこそ「優しさ」と呼べるわけですよね。そしてそのときの「自分はいいことをしたな」「あのお年寄りが喜んでくれて私もうれしい」という気持ちを「利己的」というならそれはその通りです。
というわけで、人に優しくするときには必ず自分にも喜びや満足感があり、逆に言うと喜びや満足感がまったくない行為は優しさとは言えないのです。
そして世の中にはそのことを何か「悪いこと」としてとらえてしまう人がいます。「人に優しくするといっても結局は自分のためなんだろ。そんなのほんとの優しさって言えるのかよ。」という発想です。「私は本当は優しい人間じゃないんだ」と自分を責める人もいれば、他者の親切を批判する人もいるでしょう。
どう考えようとその人の勝手ですが、私からするとそもそも自分の喜びや満足感がまったくなかったらそれは優しさではないのですから、そんなどこにもないもの、あり得ないものを追い求めること自体が不可能であり無意味であるということになります。
では、そんなあり得ないものを追い求めてしまう人とはどういう人でしょうか。「人に優しくすることは結局は利己的であり、自己満足であり、偽善であり、不純なもの、悪いもの、間違ったもの、不完全なものである」と感じてしまうのはどういう人なのでしょうか。
それは「自分は楽しんではいけない」「自分は幸せになってはいけない」という気持ちを心の基盤にしている人です。成長の過程で「自分は間違っている」「自分は駄目な人間だ」というような自己否定の気持ちが根を張ってしまった人は「だから自分には幸せになる価値はないんだ」と考え、人に優しくすることで自分も喜びを得ることを「悪いこと」と感じてしまったり、他者の親切な行為を「あれは偽善だ」と批判したりするのです。
逆に、自己を肯定できる人は他者に優しくすることで自分もいい気分になれることを悪いことだと感じません。「あなたもハッピー私もハッピー」ですませることができるのです。
そして人間が生きていくうえで最も大切なことはこの自己肯定感だと私は思っていますし、もしあなたがその点で悩んでいるとしたら、すぐにというわけにはいかないしょうがいつの日かその悩みを克服できるといいなと思います。
ところで,、東日本大震災の被災地の人たちのために様々な活動をしているお笑いコンビのサンドウィッチマンは「お前たちのやっていることは偽善だ」と批判されたことがあるそうですが、たとえその活動をすることで彼らが満足感を得ているとしても(当然得ているでしょうが)、それによってファンが増えたり仕事が増えたりし、その結果として収入が増えたとしても(多分増えたと思いますが)、そのことを偽善だと批判する人はやはり自己肯定感が持てない人なのでしょう。自分が幸せになってはいけないと思っているから他者が幸せになることも許せないのです。でもサンドウィッチマンの二人にとっては「あなたもハッピー私もハッピー」のはずですよね。それでいいんだと私は思いますよ。
長文のご回答、まことにありがとうございました。
あなたのおっしゃる通り、私も頭が悪いので、かなり論理が錯綜してしまうことがあります(汗)高校の現代文なんていつも赤点前後でした(涙)
おそらく問題が把握できていないのだと思います。
それはよいとして、私が問題にしているのは、優しさにエネルギーを使うとき、利己的な気持ちだけでは優しい行動を必ずしもできないのではないかということです。つまり、実は利他的な要素の方もかなり必要になってくるのだろうかと考えたのです。しかし、それに対してやはり利己的である、という考えが抜けないので、「優しさは利他的である」ということの証明をしていただきたかったのだと思います(自分の心のわだかまりを言葉で全て説明するほど口が上手ではなくすみません)。
自己肯定感にかなり納得しました。私はかなり自己否定が強い方だと自分で思っているので、当てはまります。少しは自分に自信を持つようにしたいです。
回答ありがとうございました。
No.20
- 回答日時:
これはあくまでも、私のイメージなのですが、
優しさ、と言った場合、その主体は、行動を起こす側に
あるように思います。
ですから、「優しさとは利己的だ」という面が大きくなるのかな?と
思います。
利己的な場合もあるだろうし、そうじゃない場合だって勿論在ると思います。
ですから、優しさとは、利己的な場合もあるだろうし、そうじゃない場合も
ある、というのが、より正確な表現なように感じます。
そういう意味で言うと、私は、優しさ、という言葉よりも、
思いやり、という言葉の方が、好きです。
思いやり、と言った場合、その主体は、相手にあると思うのです。
相手の気持ちがあってこその、思いやりだと思うから。
優しさと言った場合は、相手の気持ち抜きにしても、成立しそうな感じ
がする。まあ、だから、利己的ってことにつながっていくのかな?と。
イメージで言うと、一方通行的なイメージ。
でも、思いやりって言うと、ベクトルが、相互に向いてるようなイメージがする。
本来は、優しさっていうのも、相手の気持ちを含んでいたんでしょうけど、
いつしか、その部分が抜け落ちてしまったのかもしれませんね。
相手の気持ちが抜け落ちてしまった。
だから、やってる本人は優しさのつもりでも、相手にとったら
迷惑だったり・・・。
そんな、安っぽい優しさが横行してるのかもしれませんね。
相手の気持ちが抜け落ちたものを、思いやりとは、言いませんからね。
No.19
- 回答日時:
たぶん「利己的」とかそう言うワードがおかしいだけで、言いたい事全般はおかしくありません。
ボランティアしている人なんてそれです。本人は打算とか利己的とかは思っていないでしょう。しかし、無償で活動すると心が晴れやかになります。助けられた人も喜んでくれます。本人もそれが生き甲斐となって、またボランティア活動をしたい、続けたいと思うのです。逆に言うと、それを感じれなくて負担になったら、続けていけません。え?何で続けれないの?人の役に立ちたかったんじゃないの?って思ってしまいますね。
捨てられている子犬を、見て見ぬ振りが出来ずに助けてしまう人は、自分の心の不幸に耐え切れないから助けちゃうんです。見捨てると、その人にとっては幸福度が下がってしまいます。それが耐えられません。これらの事例も、あなたの言葉だと「利己的な優しさ」となるでしょう。自分が救われたいから、助けているのであって、子犬の気持ちはそれを正当化するためのものに過ぎません。(だって、子犬は拾われて助けて欲しいと思っているとは限らない。)
そのような、本人が得られる「心の恩恵」や「不幸回避のための手助け」を、あなたは「自分の満足心を満たすため(利己的である)」と言うワードを使ったので、ちょっと違うんじゃない?と他人に思われるのですが、本質的にはその通りです。
人は、自分の満足心を満たせない事は続けれません。
しかし、それを「利己的」というワードを使うのは正確性を欠きますし、誤解を生みます。
No.18
- 回答日時:
やさしさは利己的であるというのは、やさしさの特徴の一部かもしれませんね。
自分の利益になる行動もやさしさ。そのような見返りのない行動もやさしさ。
何も限定する必要はないと思います。
やさしさの特徴を研究して、いろんなやさしさを表現できるようになれば、
利己的な考えをうまく抑えて、納得のいくやさしさが表現できるようになるかもしれませんね。
今は足し算でやさしさの種類を増やせばいいのではないでしょうか。
うまくなれば、引き算でいらないやさしさを省くことができるようになると思います。
大学生ということで、社会人に比べ、物事を深く考えることができる環境であると思います。
ぜひ、納得いくまで考えてください。
応援してます。
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