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No.2
- 回答日時:
「古事記」の有名な説話はいかがでしょう。
「海鼠(コ)の口(クチ)を拆(サ)く」(伊藤鑇治編「古事記」興辰商会 明44.8)
http://dl.ndl.go.jp/info:ndljp/pid/772090/62
紐小刀で海鼠の口を拆いてから代々、島(志摩の国)の速贄(初物のアワビなど魚介)を宮廷に献上する際、猿女君一族らにこの海鼠の速贄品を給ったものだ、と。
また、応仁天皇の御降誕に因む「三元祭」に際して「元旦には鏡餅に代えて海鼠(なまこ)を香椎の行宮に供御した」とのことです。
「筥崎宮(2)雌雄の珠とナマコと八旗」
http://lunabura.exblog.jp/17651974
ありがとうございます。
供物としての食材の一部のようですね。古事記にでてくるとなるとこれ以上古いものは、見つけ難く、ナマコ食いはそうとう太古まで遡れることは間違いなさそうですね。(私は個人的に、最初の食い手はホモ・サピエンスではなかろうと思っています。)
ただ、古事記は、ナマコ食い挑戦者をほめた文献の最初ではないですね。当たり前ですけど。
No.1
- 回答日時:
「始めて海鼠(なまこ)を食ひ出せる人は其胆力に於て敬すべく、始めて河豚(ふぐ)を喫せる漢(おとこ)は其勇気に於いて重んずべし。
海鼠を食へるものは親鸞(しんらん)の再来にして、河豚(ふぐ)を喫せるものは日蓮(にちれん)の分身なり。」murasakimaiさんが、漱石の『猫』を念頭においていらつしやることは、承知してをります。私もこれを読んだときから、気になつてゐます。でも調べても見つかりませんでした。
>>その挑戦力に初めて着目した人は、偉いと思います。
やはり漱石は「偉い」のではないでせうか。
はい。
100年以上前 既に、ちょっとおかしい人の手紙に引用させているあたり、その取り上げ方にパロディ臭さもあり、漱石自身は、太古の初ナマコ挑戦者をさほど偉いと思ってなさそう(たぶん親鸞をも、さほど・・・)な気配さえ感じてしまいます。
21世紀の今では、吞み屋で珍しい食べ物の話題になると、決まって「ナマコを初めて食べた人は偉い」と言うオヤジが1人は出てきて、「ああ、この人はオリジナリティの無い御仁なんだな」と判断するのに使える試薬的ネタにまで落ちました。
おっしゃる通り、漱石のこの取り上げ方はやっぱり流石、彼一流の料理法というべきかもしれません。
ありがとうございました。
でも、じゃ、誰なんだ?
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