1ha当たりの原野・山林(酪農地)を農地に開拓するには、
(1)どのくらいの資金が必要なのでしょうか(機材等含めて)、
(2)また作物を収穫に結びつくまで、どのくらいの期間がかかるのでしょうか、
(3)耕作を行う環境で、避けておいたほうがよい条件はありますか、
(4)どのような機材が必要なのでしょうか、
(5)原野・山林取得時には必要ないと思いますが、3条許可はどのタイミングで申請すればよいですか
(6)採算・生活ができるようになるには何年くらいかかると思いますか、
(7)融資を受けて、行うにはリスクが高すぎると思いますか。
No.3ベストアンサー
- 回答日時:
市中銀行では、第一次産業に対する融資は消極的だと言えると思います。
2013年3月15日、日本はTPP交渉への正式参加を表明するに至りました。 2014年8月現在、いまだ妥結には至っておりませんが、各方面で活発な議論が繰り返されている状況です。既にご承知の通り、TPPのデメリットとして、海外の安価な商品が流入することによってデフレを引き起こす可能性があることや、関税の撤廃により米国などから安い農作物が流入し、日本の農業に大きなダメージを与えること。また、食品添加物・遺伝子組み換え食品・残留農薬などの規制緩和により、食の安全が脅かされるといったことが言われています。
日本の農業は高コスト体質であり、TPP妥結後は海外商品に太刀打ちできるはずがありません。しかも、日本で生産されてさえいれば全て安全か、食の安全が担保されるのか、それも疑わしいと思います。従って、日本政府が求めているのは、日本の農業自身が強くなってほしいということです。
今の個人事業主的な規模、事業の仕方では勝てないのは分かっているのですから、農業法人化をして、規模のメリット、多角化、効率化、ノウハウ・工夫を駆使して事業体力を付けるよう促しているのだと思います。それでも農業融資の実態は、現状では難しいのが実情です。
即ち、農業法人は、借地により規模拡大を行う経営が多いが、保有資産が乏しく、担保不足により資金調達面で支障をきたしており、経営改善を図る上で阻害要因となっています。また、農業法人は比較的大口の運転資金を機動的に必要としているが、民間金融機関は農地を担保として評価しない状況にあります。
このため、民間金融機関の農業法人向け融資においては、独特のノウハウや高い付加価値のある商品に限定し、アグリビジネスへ深く携わることで、プロジェクトファイナンスを行っているに過ぎません。リスクを回避する為に、動産担保(牛や豚を担保に取る)を活用したり、土を使わない農業をさせたり、工場生産化し天候に左右されない農業をさせたり、そうしたことを融資を受ける側に強く求めて、ようやく融資をしているのです。
従って、まず、資金を使って酪農地を農地に転用し、酪農よりも採算の良い農作物が出来るのかがポイントになると思います。
的確なご意見、ありがとうございました。
とても参考になりました。
酪農や小規模農家は、ますます厳しくなりそうですね。
小麦や豆類なんてTPPが妥結すれば、99%まで輸入品に取って代わると本でみました。
50ha以上の大規模農家が多い地域では、借地耕作地を増やしたい現役農家が多いと聞いたので、新参者には厳しいのではないかと思っていました。
銀行は、保証協会付きの制度融資か国金(公庫)以外は、難しいでしょう。銀行の担保査定では、原野の価額は算出できないでしょうから。
採草放牧地を農地にし、農作物の価値を高めるのには、資産力がある企業でないと難しいのかも知れませんね。
リスクヘッジや機動的な資金の必要性は、今回初めて学ばせてもらいました。
ありがとうございました。
No.2
- 回答日時:
もうちょっと作物を作る基本的な部分を学ぶべきかと。
農業と言っても何を作るかでピンキリで、作物によって要求する環境が異なります。
たいていは肥沃な土地を好みますが、中には痩せた土地が良いものや、水はけの良いもの、湿地を好むもの、千差万別です。
原野ではさほど肥えているとは思えないので、作れる作物は限定されるでしょう。もちろん、気候が大いに関係してきます。
現状で融資を受けるなどとても考えられません。ちょっとカネがあればできるというような事は無いです。
回答、ありがとうございます。
土地は痩せていると思いますので、現状では豆類や小麦を考えています。しかし、豆類や小麦は、日本では採算率が厳しいようなので、そこもじっくり考えていきたいと思います。
融資は、運転資金として、国金から借りれれば良いと思っていましたが、会って反応を確かめてきます。国金との取引は8年程ですが、計画では、まだ先なので、担当とよく話してみます。
No.1
- 回答日時:
原野・山林と言っても、ピンキリです。
放置農地で事実上原野になっている場合は、トラクター1台で数日あれば、農地として活用できるようになりますし、道路に接しているか否かで変わります。
また、地目が山林でも岩山もあれば、斜面を好む農地もあります。
「酪農地」は農地です。
3条申請でも、農家か否かで変わり、農家となるにも都道府県で条件が違います。
回答、ありがとうございます。
道路は、接しているところを探すつもりです。
役所の条件は、よく確認していきたいと思います。
酪農が盛んな土地は、耕作には不向きとのこともあるようなので、よく検討していきます。
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