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最近、詩に興味を持ち始めました。
ですが私は詩についてあまり知識が無く、どの詩人が自分に合うのか分かりません。

ちなみに小説は、
よしもとばなな、三島由紀夫、坂口安吾、谷崎潤一郎、サマセット・モーム、ヘルマン・ヘッセ
を良く読みます。

耽美的、ふわふわ、透明感、綺麗な文が好きです。

おすすめの詩人、詩集があったら教えて下さい。

A 回答 (2件)

中原中也

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こんにちは。



まず、耽美派の走りとなった、日本を代表する詩人の一人は北原白秋で、『邪宗門』が有名ですが、文語体なので、これから詩を読み始める人にはとっつきにくいと思います。お勧めできるのは、同じ時代の詩人で、耽美的、幻想的、音楽的な大手拓次です。現在、詩集は入手しにくいですが、インターネットの青空文庫に無料公開されています。『藍色の蟇』は幻想的、『蛇の花嫁』は透明感のある短詩集です。あるいは、やはり耽美派といわれ、谷崎純一郎や三島由紀夫とも関係のあった佐藤春夫もよいかもしれません。坂口安吾と親しかった詩人が三好達治です。そういう関連性で選ぶのも面白いかもしれません。そして、日本近代詩の父といわれる萩原朔太郎でしょうか。あとは、透明感を感じられる詩人として、八木重吉と山村暮鳥を挙げておきます。
海外のものなら、ヘッセも詩を書いていますので、お読みになってみてはどうでしょうか。それ以前のドイツの詩なら、やはりゲーテやハイネが美しくすっきりしており、これから詩を読み始める人には適していると思います。フランスの詩の翻訳集として非常に有名なのが、堀口大學の『月下の一群』で、多くの日本の詩人に影響を与えました。耽美的な詩もおさめられています。あるいは、岩波文庫から出ている『アメリカ名詩選』『イギリス名詩選』『ドイツ名詩選』『フランス名詩選』などで、好みの詩人を見つけるのもよいと思います。ある程度詩を読みなれたら、ドイツのリルケ、スペインのロルカなども良いかなと思います。

佐藤春夫『殉情詩集』(日本図書センター)
『三好達治詩集』(岩波文庫、新潮文庫)
『萩原朔太郎詩集』(岩波文庫)
八木重吉『秋の瞳』(日本図書センター)
山村暮鳥『雲』(日本図書センター)
『ヘッセ詩集』(新潮文庫)
『ゲーテ詩集』(新潮文庫)
『ハイネ詩集』(新潮文庫)
堀口大學『月下の一群』(講談社文芸文庫)
『リルケ詩集』(岩波文庫)
『ロルカ詩集』(土曜美術社出版販売)

青空文庫より

大手拓次『藍色の蟇』
http://www.aozora.gr.jp/cards/000190/files/1029_ …

大手拓次『蛇の花嫁』
http://www.aozora.gr.jp/cards/000190/files/967_2 …

萩原朔太郎『月に吠える』
http://www.aozora.gr.jp/cards/000067/files/859_2 …

八木重吉『秋の瞳』
http://www.aozora.gr.jp/cards/000013/files/11_20 …

山村暮鳥『聖三稜玻璃』
http://www.aozora.gr.jp/cards/000136/files/731_5 …

以上、御参考まで。
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この回答へのお礼

まさに私の欲しかった回答です。
ありがとうございました。

お礼日時:2014/11/11 12:16

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