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日本において、編集者が作家に介入し始めたのはいつ頃でしょうか?

たとえば夏目漱石の作品を読むと、表記の間違いや、明らかなストーリーの矛盾が見受けられます。
これは、現在なら編集者や校閲者が介入し、書き換えさせるでしょう。

昔の作家は、編集者の意見など聞かず(というか、編集者は何も言わない)、好き勝手に書いていた印象があるのですが。

この辺りがわかる書籍やURLがあれば教えてください。

A 回答 (3件)

付け加えるなら、芸術は限られた天才のひらめき的な独創的な仕事である(べきである)という見方は近代主義的であってそう古い考え方ではないようにも思います。

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生まれてないのでわかりませんが



たぶん江戸時代の戯作本の版元ではないかと思います。
http://www.bs-tbs.co.jp/edo/backnumber/44.html
https://www.google.co.jp/?gws_rd=ssl#q=%E6%B1%9F …
http://books.google.co.jp/books?id=-t5dKLCKc84C& …

当時の版元は彫り師や摺師の手配から小売り、古本の売買までをやっていたのですから、作家というのはそのおかかえであったことも多いようです。つまり企画に応じて何でも書けるライターのような人もいたわけです。

校正については、旧仮名遣い(歴史的仮名遣い)に自信が無くて校正者に任せていた作家もかなりいたと書いてあるのを読んだ事があります。出典は思い出せませんが「誤植読本」(筑摩文庫)でしたか… つまりあまり気にしなかった作家もいたということではないでしょうか。
http://www.shin-araragi.jp/zakki_bn/bn_07/zakki0 …
漱石の場合は新聞連載が多かったのでストーリーに矛盾があっても直せなかったのでは。
http://blog.goo.ne.jp/514303/e/957a1b0eb16389502 …

昔は校正に手が回らなかったということはあると思います。
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 編集者とその世代 ~ 菊池 寛から松本 清張まで ~


…… 昨日、とある事情で菊池寛『日本合戦譚』の親本と各作品の初出
を探しに図書館へ。[青空文庫な日々][メモ](20110425)
── 菊池 寛《日本合戦譚 19320800-19341200 オール読物》
http://d.hatena.ne.jp/bakocutei_ponta/20110425 馬骨亭日乗
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…… いくつかの文章の断片は、かなり長い間おぼえていたくらいであ
る。それほどその文章は菊池的であり、解釈が菊池流であった。(略)
上野図書館にある数百部の関係書の大体を氏は頭の中に入れて、今月は
賎ヶ嶽合戦、今月は関ヶ原と菊池にいわれると、その関係書を昼から夜
までかかって読み散らし、その夜は朝までかかって「材料をすっかり書
き並べて、朝の九時頃、菊池さんの自宅まで届けた」となっている。
── 松本 清張《全集・第二十六巻・月報 19730300 文芸春秋社》
http://booklog.jp/users/awalibrary/archives/1/B0 …
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【1】菊池 寛 with 池島 信平(草稿助手)
http://q.hatena.ne.jp/1339064461#a1151178(No.3 20120609 03:32:33)
 Partners ~ アシスタントからゴースト・ライターまで ~
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http://q.hatena.ne.jp/1309604496#a1083022(No.3 20110703 14:38:23)
 マスコミの三羽烏
http://q.hatena.ne.jp/1309604496#c207325(20110708 20:34:21)


…… たとえ、書籍やテレビの命運が、あと数年だと分かっていても。
http://oshiete.goo.ne.jp/qa/7252707.html(No.2 20120119 06:15)
 さらば、紙本論 ~ 失われつつある文化の果つるところ ~
 
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