こんにちは。
「倉橋由美子さん」と「高橋和巳さん」の作品で、一番最初に読むとしたら、どの作品がお勧めですか?
・入りやすい
・長編でない(短編~普通)
・著者のカラーが出ている
などの条件にあてはまる作品を教えてください。
本は、量的にかなり読む方です。
軽いものから、重いもの、現代ものから時代もの
まで、いろいろ幅も広く読みます。
読んだ感想などもありましたら、併せて教えていただけるとうれしいです。
ネタバレも全くOKな人間なので問題ないです。
(普段、あとがきや解説から読むぐらいの人間です)
よろしくお願いします。m(__)m
No.1
- 回答日時:
高橋和巳なら「悲の器」
ひとことでいうと、法的な関係でないものを法で裁くことはできない。しかしひととして裁かれなければならない。
高橋和巳の短編はあまりすきではありません。
蛇足ですが、高橋和巳の奥さんの高橋たか子の「誘惑者」は読みづらいものがあるものの、人間の不合理な内面を描写していてよかったです。
kikiki99jpさん
さっそく、ご回答をいただきありがとうございます。
『悲の器』少し、調べてみました。
デビュー作ですね。知識人の破滅を書いた作品とありました。こういうのは、興味のあるテーマです。
高橋氏は、ガンで早くに亡くなっているんですね。
今日の帰りに本屋に寄って探してみます。
ありがとうございました。
No.2
- 回答日時:
高橋和巳氏についてだけの回答になります。
すみません。わたしには「憂鬱なる党派」が面白かったです。文庫で上下2冊ですので、長編はダメと言われたら「わが心は石にあらず」でしょうか。
でもこれも、やっぱり長いですね。
あの世代の、知識人と言われる人びとが「戦後」を生きるとはどんな事だったのか。どのように考え、どれほど矜持を持っていたことか。。。衝撃もありましたが、正直、息がつまるような感覚もありました。
mimulaさん
ご回答をいただきまして、ありがとうございます。
「憂鬱なる党派」、Amazonで購入できそうです。
「わが心は石にあらず」は、ちょっと新品では難しいのですが、古本でならありそうです。オークションなどでも探してみます。
「矜持」という言葉、お恥ずかしいのですが初めて知りました。プライドですね。
じっくり読んでみようと思います。
ありがとうございました。
No.3ベストアンサー
- 回答日時:
2年程前に亡くなった父は、「散華」をよんでいましたね。
私としてはお奨めは、やはり「憂鬱なる党派」でしょうか。あの漢文体の重苦しい雰囲気が出版当時の時代に重なっていたのだとおもいます。当時は「吉本隆明」「井上光晴」「高橋和己」が3種の神器でしたね。
倉本さんは生憎機会がなくて読んでいません。書評では
長編より短編の方受けが良いようですが。
No.4
- 回答日時:
#3です。
誤字がありましたので訂正いたします。
「高橋和己」は「高橋和巳」です。
倉本さんは、倉橋さんです。(倉橋さんすみません)
ところでこのご時世に「高橋和巳」とは、
質問者の方は硬派な方でしょか。
north6さん
ご回答をいただきありがとうございます。
「憂鬱なる党派」、本屋には並んでいませんでした。でもAmazonで注文できそうです。
#1の方が教えてくださった「悲の器」も先日、Amazonで注文しました。
硬派だなんて、とんでもございません。
ただの好奇心です。人がいいと言っている本、評判の本が気になるんです。ジャンルにはこだわらず、いい作品に出会いたいなぁといつも思っています。私にとって読書とは、勉強でも知識のためでもなく、お恥ずかしいのですが、はっきり言って「道楽」です。
教えていただきまして、ありがとうございました!!
No.5
- 回答日時:
倉橋氏の作品についてだけ回答します、高橋氏のもについては複数のお答えがありますので。
「カラーが出ている」短編としては
「パルタイ」
「雑人撲滅週間」を推薦します。氏のごく初期の作品です。
あと、印象に残っているのは
「亜依子たち」 多重人格者を描いたものです。
「結婚」
昔は文庫で短編・長編・随筆とたくさん読めたのですが、現在はナカナカないようですね。ことに短編集は古書店をあたるとよいかもしれません。
蔵書の一部を物置に移動させたので、手元にないもののなかで正確なタイトルを思い出せないものが多数あり、残念です。
carmelitaさん
詳しくご回答をいただき、ありがとうございます。
「パルタイ」は、新品文庫で、「雑人撲滅週間」は
作品集で入手できそうです。
「バルタイ」は「党」という意味なんですね。
あるサイトの書評に「悪夢を楽しみたい方はお読みください」みたいな事が書いてありました。そそられました。
「亜依子たち」「結婚」は、carmelitaさんのアドヴァイスの通り、古本か、作品集でみつけないとダメなようです。探してみます。
ありがとうございました。
No.6
- 回答日時:
#3です。
小説ではないですが、当時「孤立無援の思想」という本がありました。おそらく絶版でしょうけれど、高橋
和巳さんの生き様がよく表現されていた様に思います、本の題名からしても。
急になつかしく思いだしたものですから書き加えました。失礼しました。
north6さん
ありがとうございます。小説ではない本・・・
ノンフィクションな香りがしてなかなかそそられます。
先日「悲の器」が届きました。
まず、字が小さくて「読めるかな」と思いました。(笑)
でも、ほんの少しだけ読んでみたところ、みなさんのおっしゃる「硬派」「かたい」感じがすぐにわかりました、読み応えありそうです。この夏、ゆっくりと腰を据えて読もうと思います。
ご丁寧なアドヴァイスをいただき、うれしかったです。ありがとうございました。
お探しのQ&Aが見つからない時は、教えて!gooで質問しましょう!
似たような質問が見つかりました
- 文学・小説 おすすめの冒険小説 6 2022/08/27 13:47
- 文学 先日、NHKのカルチャーラジオで高橋源一郎さんが小島信夫を取り上げ、認知症になりながらも読売新聞に連 2 2022/06/17 15:07
- 文学 『アンクルトムの小屋』『風と共に去りぬ』からは何が学べますか? 7 2022/09/21 16:32
- 文学・小説 ユーモアがあって達文なラノベ作家 3 2023/07/24 11:04
- 心理学 人による感受性の著しい差というのはどう考えたらいいのでしょうか(゜-゜)? 4 2023/06/10 11:51
- 物理学 流体力学の勉強方法 2 2023/04/25 23:18
- 事件・犯罪 犯罪関係の本(その3) 2 2023/03/13 15:08
- その他(読書) 文章を読んで理解する速度が遅すぎます、、 子供の時から本はあんまり好きではなく、初めて読んだちゃんと 3 2022/09/05 14:21
- 心理学 納得できなければ行動できません。 一応指示されればやりますがクオリティや効率が著しく低下します。 な 4 2022/12/05 11:55
- その他(読書) 本好きでしたが……。 2 2023/04/08 10:28
おすすめ情報
デイリーランキングこのカテゴリの人気デイリーQ&Aランキング
マンスリーランキングこのカテゴリの人気マンスリーQ&Aランキング
-
松本清張の「砂の器」って何を...
-
見捨てられた推しのためにの結...
-
logicoolのG703を買ったのです...
-
オススメなちょっとエッチな小説
-
映画、アニメ、小説、ドラマな...
-
ズバリ、pixivで伸びる小説と伸...
-
文学的な官能小説ってありますか?
-
金的で負けた人
-
剣を鉄以外の材料で作ることは...
-
本の読み方が分からない・・・...
-
小説の賞って,SNSにあげてなけ...
-
すっごく純粋に「小説ってつま...
-
連作短篇ってなんですか?
-
SNSで小説作品や読書感想文を投...
-
安部公房さんの小説『砂の女』...
-
路傍の石とはどういう意味ですか?
-
小説やエッセイのオススメ投稿...
-
500ページ前後の小説は皆さんど...
-
女装を扱った小説を教えてください
-
小説の賞の著作権については受...
おすすめ情報