プロが教えるわが家の防犯対策術!

海外の映画、ドラマにくらべ日本の映画、ドラマはなんであんなチープな感じなんでしょうか。
特にアクション、SF作品が学芸会レベルですよね、かける予算の規模もあるでしょうが。

近年で世界に発信しても大丈夫な日本の映画作品やドラマってありますか?

A 回答 (2件)

予算規模でいえば、ハリウッド映画は日本の一般的な映画に比べて100倍です。

いろいろな意味でチープになるのは仕方が無いと思います。

たとえば北野武は外国でもカルト的な人気を博していますが、あれは芸術的な表現とかプロットが評価されているのであって、大衆映画としてのハリウッド作品に対抗できるようなものではありません。

もちろん、何が何でも大衆に受けるハリウッド映画でなければならない、ということはありませんが、少なくとも日本を含む何十カ国の映画館で上映され、上映後はこれまた何カ国でDVDやケーブルテレビで稼ぐというハリウッドの市場規模があるから、日本の100倍もの予算が組めるわけです。

でもそれ以上に私が問題だと思うのは、日本の映画の作り方、プロット・ストーリー・撮影方法・編集に至るまで「外国人の鑑賞に堪える作品はほとんどない」ということです。

低予算でも質のよい、多くの国の人々が楽しめる作品は作ることが可能だからです。
たとえばご存知でしょうが「ターミネーター」はB級映画として作られ、予算は600万ドル(6億円ぐらい)でした。これぐらいなら日本の委員会方式でも簡単に集められるでしょう。
またリュック・ベッソンが「フィフス・エレメント」を取るために「レオン」を低予算で作り、興行収入をつぎ込んだのは有名な話ですが、レオンのほうがヒットしたとも言われています。

また、ハリウッドから離れても、たとえば「Cube」は4千万円程度で撮られたようですので、やり方とプロットがよければ、全世界の一般人が楽しめるSFだって作れるはずです。

でも日本でcubeのような映画を作ったら,絶対に「ビー級小劇場芝居」をカメラで撮ったようなものになってしまうでしょう。

比較すると、アメリカの「12人の怒れる男」と三谷幸喜の「12人の優しい日本人」を比べてみると分かると思います。三谷作品はもともとがコメディですから、ああなるのは仕方が無いとしても、日本で密室劇でアメリカの映画のような、息が詰まる理路整然とした映画は作れないのも理解されるでしょう。

だから、日本で日本人にうけることを前提にした映画はどれほど予算をかけても、チープなものしかできないと思います。
    • good
    • 0

おそらく海外(この場合アメリカ)ドラマにもいやというほど駄作はあるのでしょうが、その中で評価の高いものが日本で放映されているのではないか、という推論を前提として



おっしゃっているような予算の違いでやりたいことができていないという事はあるでしょうね。

企業タイアップが多いので例えば画面上にある飲料や家電、衣装などがはっきり見えないとスポンサー筋からクレームが来る、視聴者自身が画面の中で何が起きているかはっきり見えないと不満を感じる、などの理由で陰影や奥行きのある画面が好まれず、多くの国産ドラマの絵面は非常に薄っぺらくなっています。

また脚本や演出も、集中して見ていない視聴者に合わせているため、説明的な台詞や劇伴が多用されます。

もうひとつ、日本の映画界は未だに徒弟制度や年功序列の意識が強いので、新しいアイデアや技術がなかなか取り入れられない、ということもあるのではないでしょうか。

このあたりが日本のドラマの多くが安っぽく見える理由だと私は思っています。

>世界に発信しても大丈夫な日本の映画作品やドラマ
日本の文化を強く反映しているために理解されにくいかもしれませんが
TVドラマ「鈴木先生」「あしたの、喜多善男」「まほろ駅前番外地」
映画   「嫌われ松子の一生」「愛のむきだし」 
    • good
    • 0

お探しのQ&Aが見つからない時は、教えて!gooで質問しましょう!